TamonTokyo - 多聞 ブログ

少年サッカーから私立中学受験、そして中高一貫校の生活などを書いていきます。

東京論と東京のサッカー事情

2004-11-27 | 東京・建築・都市デザイン
いかにもこの都市は中心を持っている。だが、その中心は空虚である
ロラン・バルト著「表徴の帝国」より

東京を語るのに、はやり猪瀬氏に習って空虚な中心という西欧(ドイツ)的な広場を中心として城壁に囲まれた都市とは裏返しの構造を持つ都市、東京ということから始めたいと思います。これは実はサッカーにも当てはまるのです。東京都心部には国立霞ヶ丘競技場という中心を確かに持っています。しかしそれはどこのクラブチームのホームスタジアムでもない中立地という名前の空虚な非武装地帯なのです。北の赤いクラブが内のホームだと思っていると語ったり、東の黄色いクラブがホームとして使ってアウェイジャックされたり、はたまた本社は東にスタジアムは西にという分散型のクラブは「公式戦」では長らく負けていない(レアル・マドリッドは公式じゃなかったし)というそれぞれの想いで使う空虚な聖地なのです。

カスーラ達の戦い

2004-11-23 | 少年サッカー
東京のサッカーが全国で一番自慢できる年代、それはナイキ杯のU-13、14年代ではないでしょうか?
1998-2000がヴェルディ、2001年FC東京、2002年ヴェルディと5年間東京の中学年代のチームが日本一と世界大会進出を続けてきました。ヴェルディの森本もこの大会を経験しています。
そんな東京の頂点と関東大会進出をかけた戦いを見に、夢の島競技場に行ってきました。FC東京 U-15の相手はヴェルディを破った三菱養和です。ヴェルディという厚い壁に阻まれてきてはいますが、高い実力を持つことはよく知られています。
結果は、
FC東京 2-2 三菱養和
PK   3-5
で三菱養和の勝ちでした。フリーキックをうまく詰めたり、分厚い波状攻撃でゴールを奪った三菱養和の20番とキャプテンマークを巻いてサイドから起点を作ったFC東京13番の選手が目立ちました。FC東京は常に先に点を取られる苦しい展開で両サイドが上がらない4バックの堅い守備に苦しめられ続けました。ちょっとあきらめムードの時に養和のGKフィードがディフェンダーに当たって戻ったボールへFWが詰めてキーパーが手で取るとそこでバックパスを手で取ったとして間接フリーキックが与えられ、壁に当てたボールを東京が押し込みました。その後FC東京が攻勢に出ますが、短い延長時間もすぐに終わってPK戦となりました。両チーム粘り強くよく頑張れたのではないかと思います。
いずれにしろ、選手たちのサッカー人生はまだまだこれからです。小学生年代のちょっと上にある世界を次は子供に見せに連れて行こうと思い、飛田給へ旅立ちました。

サッカースクールでの練習風景

2004-11-23 | 少年サッカー
元Jリーガーによるといううサッカースクールでの練習の様子を見に行きました。
最初にアジリティ系のボールを持って走る、後ろに走る、横に走る、バスケットドリブルしながら走るとかをチーム単位の競争でやっていて楽しく体を動かせるような工夫がされていました。
それから、ボールのストッピングとかのボール扱い練習、ドリブルしてターンとか。
一対一で投げたボールに対してすばやく奪ってシュートもしくはセンターサークルでターンしたら勝ちという練習など、いろいろ工夫がされているなと感じます。

地元のサッカークラブだと、個々のレベルに差が開いているせいか、細かく個人技を教わるのはやっていません。また、一つ上の学年の上手い選手と一緒に練習できるメリットも感じます。サッカークラブを補完する存在としてのサッカースクールの意義がよくわかりました。

勝利への脱出

2004-11-16 | 写真・ビデオ
一家での映画鑑賞でシルベスタ・スタローン主演のサッカーに関連した映画「勝利への脱出」を見ました。
ペレと今ヴェルディの監督のアルディレスが出ている、第二次大戦中の映画という説明の方がぴんとくるかもしれません。ドイツ軍捕虜収容所に入った元イングランド代表選手が元ドイツ代表選手と遭遇して代表同士の試合をやろうという話になるというストーリーです。
ネタばれ系のことを書くのは野暮なので止めておきますが、サッカーを通じて心の交流があるというストーリーは救いが感じられます。
ところで、使われている音楽が、ショスタコーヴィッチの交響曲7番別名レニングラードと交響曲5番別名革命をミックスしたそのまんまでした。それはともあれ、ペレとアルディレスのプレーを楽しみに見るのも一興でしょう。
勝利への脱出ESCAPE TO VICTORY

コーチング?

2004-11-16 | 少年サッカー
少年サッカーで親がとやかく子供に指示するのはよくないことだと分かってはいるのですが...先日はついとやかく言ってしまいました。反省しています。
次からは、チャント(応援歌)か何かで励まそうかと思います。

初のお泊り、そしてフォーメーション有りの試合

2004-11-07 | 少年サッカー
2日間の泊り込みで富士山の近くでのサッカーの大会へ参加。結果は3チーム中2番目という、ほどほどのものでした。
今回の大会でコーチからフォーメーションの指示を受けて「一応」の持ち場ありの試合を初めて経験しました。全員がゴール前に詰めて後ろがぽっかり空くのがちょっと減ったのですが、練習でやってないことをいきなり試合でやってもうまく機能するはずもなく不完全燃焼な後味も残りました。
というのも、「ボールに固まり過ぎない」ということと「球際のボールを競って奪い取る」ということが子供たちの中で混同されている様子で、ボールをお見合いしたりという場面がよく見られたからです。
しばらくは苦しみながら頑張っていくしか過渡期を越える方法は無さそうです。

ところで、ピッチなのですが、写真の外見はきれいでいいのですが、火山岩質の砂礫の上の芝なのでスライディングすると擦りむくとか日ごろ慣れている芝と似ているようで違ってやりにくいようでした。また、アウェイの経験地が上がったのは確かなようです。

祝初優勝

2004-11-05 | FC東京
ナビスコ杯でのFC東京初優勝を目撃してきました。
目の前で起こった出来事なのに、まだ優勝したという実感が湧かず、東京中日スポーツと日刊スポーツを両方買って繰り返し読んでやっと本当に優勝したのかなという気がしてきました。

私的には子供のサッカーチームのエースストライカーを連れて行って息子とおそろいの石川直弘シャツを着て応援してくれたこと、喜んでくれたこともうれしいです。スピードと右足のシュート力がエメルソンを思わせるような子なのですが、本人は石川みたいになりたいとか。
大人になってからも覚えていてくれたらいなと願っています。

チームの規模の問題

2004-11-02 | 少年サッカー
監督のお話によると、チームを強くするにはまずは人数がそろっていることから始まるそうです。
人数が少ないと、
  人数が少ないので下が駆り出される  → 大差で負ける
      ↑                        ↓
  楽しくないので選手が定着しない   ← 小さいし仕方ないと負け癖がつく

そんな、負のサイクルが回ってしまい抜け出せなくなるとか。
逆に、上の学年も混じっているチームとも試合を時々やるくらいだと、 勝ったり負けたりなので、刺激としていいと聞きます。
この前、一年生が、1,2年混合チームと試合をするとき、お母さん方は気が気でなく2年生を助っ人に呼ぼうかと思ったそうですが、その時は1年生だけで勝てたとか。
勝つのが当たり前というのも退屈でしょうが、時々は勝つのが大切なようです。