無名会

連 句 で 遊 ぼ う!
楽しくなければ連句ではないよね。

無名会3月~4月

2012-04-24 21:36:04 | Weblog

2012年4月24日発行

ようやっと春になりましたね。
せわしいことに、もうすぐ、GWですが・・・。
3月は会員の皆様も何かとご用があったのですがそれでも
2人の方が連句をまいてくださいました。
なかなか、おしゃれな巻きに出来上がってますよね~。(^_-)-☆

 二句表 「入り彼岸」   

 発句 自ずからゆけぬ国あり入り彼岸     仲春 玉木  祐
     つば広帽子とばす強東風       三春 古賀 直子
 ウ 
    砂まきつ光の中を鯉の来て              祐
     祭太鼓に子等は駆け出す       三夏     直
    向日葵に目口を付けて刺繍する     晩夏     祐
     汕頭土産もらう縁側                直
    十六夜の母に団子を買い来る      仲秋     祐
     火を恋うように恋に恋して      晩秋     直
ナオ
    大奥の側女争う虫合せ         三秋     祐
     肩を抱かれ試写会の席               直
    熱燗につい誘われる月の道       三冬     直
     終相場の今年上々          仲冬     祐
    フェラーリをキャッシュで買って夢心地        直
     占いの凶に左右されたり              祐
ナウ
    白髪の三千丈に花吹雪         晩春     直
     ふらここ揺らし天まで届け      三春    執筆


       20012年3月13日首尾 於関戸公民館

 

(オキナグサ)

   二十韻「クッキーの缶」 
 
    クッキーの缶蹴とばして目借時    古賀直子  
    クレソン摘んで山盛の皿      星 明子  
   行く春を野辺の堀川遊びいて     坂本統一  
    荷馬車が通る暮れる村里      藤尾 薫  

   数え日の皓々の月屋根の上      玉木 祐  
    降誕祭に指輪をねだる          薫  
   プリクラに残るマークはキスのあと     祐  
    一時停止のY字交叉路         直子  
   油絵の横尾忠則展覧会           祐  
    ラピスラズリの青に魅せられ      明子  
ナオ
   エーゲ海泳ぐバカンス今年また       祐  
    野外劇場大入り満員          直子  
   弱いのよ甘いかんばせ甘い声        薫  
    想いのたけを霧の明石へ        明子  
   これやこの源氏の君の眺め月       統一  
       栄転祝い新酒なみなみ         直子  
ナウ
   賜りし古備前の壺神棚に         統一  
    みんな嫌がる瓦礫受け入れ        薫  
   咲き満ちて花の都のいやさかえ      明子
    告天子啼く大空の果          統一

     平成24年 4月7日起首 4月12日首尾
         於関戸公民館ワークショップルーム
               (17句以降 文韻)  

 

ギボウシ

まだ、巻いている途中の巻があります。「朱儒」の巻です。乞うご期待!

 

 

 


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