ブログ開設から約1年が経ちました。
おかげ様で44から始めたブログも158までになり、細々ではありますが、皆様に支えられて更新を続けております。
今では1ヶ月で約4000人、ページビューにして約8000ビューぐらいのペースでご訪問をいただいております。
はじめた頃はこんなに沢山の方に訪れていただけるとは夢にも思いませんでしたが、そのご期待に副えるようこれからも更新を続けていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
ということで、今日はこの話題を。
ふるさとのなまりのなまりなつかし停車場の
人込みの中にそを聞きに行く
とは、石川啄木が読んだ有名な詩。
私自身は東京出身なのでこれという方言らしきものがないせいか、東京に戻っても、ふるさとに帰ってなつかしい~という感じにはならないのですが、現在海外に住んでいる身だと、時々この詩のような感傷的な気分になることがあります。
帰国休暇で日本に帰っていて、しばらく広東語と無縁の生活を送っていて香港に帰ってきたときに、空港やバス、電車の中などで聞く広東語に「なつかしい~」と思い、同時に「ああ~、帰ってきた~!」と思うのです。
不思議と日本に帰ってもそういう風に「帰ってきた~」とは思わないのですよね。
現在の私の生活拠点が香港にあるせいもあるのでしょうが、そればかりではなく、どうもレストランの中や、乗り物の中のにぎやかさにも理由がある気がします。
日本に帰ると気付くのは、どこもものすごく静かなんですよね。
電車に乗っても、誰一人として携帯電話で話している人はいないし、皆携帯片手にメールピコピコやっていて、基本的に静か。
それに比べれば香港の電車もバスも、うるさい、うるさい(笑)
あちこちでピロピロ携帯が鳴るわ、大声でしゃべるわ、携帯がなくても、普通におしゃべりしている声がまずデカイ(笑)
電車がうるさいから声がでかくなるのか、もともと声がでかいのかわかりませんが、とにかく自分も負けずに大きな声でしゃべらないと聞こえません。
香港でも車内で通話はOKとはいえ、あまりに大声で話す人は周りに眉をひそめられますし、そのあたりの感覚は基本的には一緒だと思います。ただ、いくら香港の電車やバスがにぎやかだとはいえ、車内で静かに過ごしたいと思っている人ももちろんいるわけで、そういった人向けにだいぶ前に登場したのが、KCRのこのサービス。
最初にKCRに乗ろうとして、ホームでこのマークを見たときには「おおっ!ついに香港も日本のように、車内で通話禁止かっ?!」とか思いましたよ。
だって、音楽のマークに禁止の絵ですからね、普通そう思うでしょう?
しかも「QUIET CAR」ですからね、クワイエット=静か、な車両ですからね。きっと静かなんだろうと思っていたら…。
甘かった…。
音がない車両というのは、車内で音をたててはいけない(=携帯電話の通話禁止)ではなく、車内に設置されたテレビの音がない車両という意味だったのでした…。
KCRの新型車両にはJR山手線のように液晶テレビが設置されており、ここで広告やニュースが流れております。
もちろん車内の人に聞こえるよう大音量の音声つきです(笑)
でも、この「QUIET CAR」に乗れば、テレビの音声が無いから静かよ、というのが狙いなようです。
とはいえ、「QUIET CAR」ではテレビの音がないだけで、携帯電話の通話そのものが禁止されているわけではないので、まわりで一斉に大声でおしゃべりされると全然静かじゃない(爆)
チムサーチョイと深センの羅湖までを結ぶ鉄道、KCR
KCRの最新車両の内部。中央にテレビが見える
こんな風にいっていますが、実はうるさいのは、そんなに嫌ではありません。
真横で耳が痛くなるほど大声で話されないかぎり、電車の中でちょっとぐらい携帯話したっていいんじゃないかと最近では思ったりします。だって、つながらなきゃ携帯電話の意味ないし。
日本の交通機関で「車内での携帯電話の御使用はお止め下さい」とあそこまで繰り返しヒステリックにならなくてもいいと思うし、携帯を使用している人をにらまなくってもって思うんですけどねー。あの繰り返されるアナウンスの方がよっぽどうるさいと思うんですが。どうなんでしょう?
そのあたりは香港の方がよっぽどおおらかだと思います。
なんて、すでにこんな風におもっている時点で日本人ではなくなり、どんどん香港人化してきているのでしょうね…。
いつか日本に戻った際に、なかなか日本人に戻れなくてギャップを感じたりする時や、香港がなつかしくなった時には、てっとりばやく、停車場ではなく、新宿あたりの香港人が良く出没しそうなあたりにでむいて、広東語を聞きにいっているかもしれません。
おかげ様で44から始めたブログも158までになり、細々ではありますが、皆様に支えられて更新を続けております。
今では1ヶ月で約4000人、ページビューにして約8000ビューぐらいのペースでご訪問をいただいております。
はじめた頃はこんなに沢山の方に訪れていただけるとは夢にも思いませんでしたが、そのご期待に副えるようこれからも更新を続けていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
ということで、今日はこの話題を。
ふるさとのなまりのなまりなつかし停車場の
人込みの中にそを聞きに行く
とは、石川啄木が読んだ有名な詩。
私自身は東京出身なのでこれという方言らしきものがないせいか、東京に戻っても、ふるさとに帰ってなつかしい~という感じにはならないのですが、現在海外に住んでいる身だと、時々この詩のような感傷的な気分になることがあります。
帰国休暇で日本に帰っていて、しばらく広東語と無縁の生活を送っていて香港に帰ってきたときに、空港やバス、電車の中などで聞く広東語に「なつかしい~」と思い、同時に「ああ~、帰ってきた~!」と思うのです。
不思議と日本に帰ってもそういう風に「帰ってきた~」とは思わないのですよね。
現在の私の生活拠点が香港にあるせいもあるのでしょうが、そればかりではなく、どうもレストランの中や、乗り物の中のにぎやかさにも理由がある気がします。
日本に帰ると気付くのは、どこもものすごく静かなんですよね。
電車に乗っても、誰一人として携帯電話で話している人はいないし、皆携帯片手にメールピコピコやっていて、基本的に静か。
それに比べれば香港の電車もバスも、うるさい、うるさい(笑)
あちこちでピロピロ携帯が鳴るわ、大声でしゃべるわ、携帯がなくても、普通におしゃべりしている声がまずデカイ(笑)
電車がうるさいから声がでかくなるのか、もともと声がでかいのかわかりませんが、とにかく自分も負けずに大きな声でしゃべらないと聞こえません。
香港でも車内で通話はOKとはいえ、あまりに大声で話す人は周りに眉をひそめられますし、そのあたりの感覚は基本的には一緒だと思います。ただ、いくら香港の電車やバスがにぎやかだとはいえ、車内で静かに過ごしたいと思っている人ももちろんいるわけで、そういった人向けにだいぶ前に登場したのが、KCRのこのサービス。
最初にKCRに乗ろうとして、ホームでこのマークを見たときには「おおっ!ついに香港も日本のように、車内で通話禁止かっ?!」とか思いましたよ。
だって、音楽のマークに禁止の絵ですからね、普通そう思うでしょう?
しかも「QUIET CAR」ですからね、クワイエット=静か、な車両ですからね。きっと静かなんだろうと思っていたら…。
甘かった…。
音がない車両というのは、車内で音をたててはいけない(=携帯電話の通話禁止)ではなく、車内に設置されたテレビの音がない車両という意味だったのでした…。
KCRの新型車両にはJR山手線のように液晶テレビが設置されており、ここで広告やニュースが流れております。
もちろん車内の人に聞こえるよう大音量の音声つきです(笑)
でも、この「QUIET CAR」に乗れば、テレビの音声が無いから静かよ、というのが狙いなようです。
とはいえ、「QUIET CAR」ではテレビの音がないだけで、携帯電話の通話そのものが禁止されているわけではないので、まわりで一斉に大声でおしゃべりされると全然静かじゃない(爆)
チムサーチョイと深センの羅湖までを結ぶ鉄道、KCR
KCRの最新車両の内部。中央にテレビが見える
こんな風にいっていますが、実はうるさいのは、そんなに嫌ではありません。
真横で耳が痛くなるほど大声で話されないかぎり、電車の中でちょっとぐらい携帯話したっていいんじゃないかと最近では思ったりします。だって、つながらなきゃ携帯電話の意味ないし。
日本の交通機関で「車内での携帯電話の御使用はお止め下さい」とあそこまで繰り返しヒステリックにならなくてもいいと思うし、携帯を使用している人をにらまなくってもって思うんですけどねー。あの繰り返されるアナウンスの方がよっぽどうるさいと思うんですが。どうなんでしょう?
そのあたりは香港の方がよっぽどおおらかだと思います。
なんて、すでにこんな風におもっている時点で日本人ではなくなり、どんどん香港人化してきているのでしょうね…。
いつか日本に戻った際に、なかなか日本人に戻れなくてギャップを感じたりする時や、香港がなつかしくなった時には、てっとりばやく、停車場ではなく、新宿あたりの香港人が良く出没しそうなあたりにでむいて、広東語を聞きにいっているかもしれません。
「これ1個くださーい」
と言う言葉を耳にして、あっ日本人やー
と懐かしく思うけど、
「口尼個 1個」 と聞くともっと懐かしく感じるのはなんでやろぉ。。。
(口尼個と打ってみて、怪しい日本語が書いてあるメニューを思い出したw)
飲茶のしすぎや怪しい広東ワールドにドップリ漬かった上、現地で難なく適応できた、すぐれた適応力を持つ方に良く見られる症状です(笑)。
きっとこうして、いろんな記憶が自分の中に積もっていくんでしょうね。。。
ふとした瞬間に思い出されるなつかしい記憶は宝石のようなものですね。