ラッキーノッツ

さまざまな出会いを大切にして・*:..。o○☆*゚

変わったもの、変わらないもの:図書館

2006年12月18日 | ○○に…


時々、新しい本に時代の変化を驚いちゃう。で、古~い本が読みたくなる・・・
なぜにか・・・

自分の書いているものも大したことはないけど、これがこれが?なに、売れてるって?という恋愛小説。

まあ、人好き好きですから、べつにいいんですけどね・・・

時代とともに変わりますね、恋愛小説。 ドロドロばっかのものもあれば、軽~く、サクッとスナック菓子みたいな読み心地のものまで。

しかしこう世の中がドロドロしてくれば、さぞお口直しに軽いものが欲しかろうと、その気持はよ~く分かります。

さて、前置きがながくなりましたが、日曜日、図書館に行きました。新しくない本です。古い本です。

その匂い、昔は鼻がツンとくるキツイ匂いでした。今の図書館はゼロとはいえませんが、悪臭ではありませんね。本を洗ったか、はたまた特殊な技があるのでしょう。

CD、ビデオ満載、本の予約もあるわ、お子様スペースも充実。CDやビデオは別ですが、二十年前にもありましたわね…変わらない~

そしてこれまた昔と変わらず、ソファで新聞を読む中高年の男性は多く、ついに今日、自分もソファで雑誌、読みました・・・生活からの非難、開放感、くつろぎ具合もいい感じです。

テーブルでは学生さんが真剣に勉強しており、これも時代変われど全く変わらぬ風景に、ちょっと驚き。

テレビや音楽、ゴロゴロできるベッドから自らを引き離し、この環境に縛りに来たのでしょう。いやいや関心です。

さて、小説より情報が好きな自分。 少し勉強しようではないかと大きな辞書をヒザにのせてヨイショと「ああ落ち着く・・・」

結局借りて帰ったのはエッセイ。大好きな作家さん、赤瀬川源平さんのもの。

二十五年くらい前でしょうか、尾辻克彦というペンネームで芥川賞をとった方です。

「父が消えた」だったと思います。当時は斬新な文章でした。

これが出会いで長年のファンであります。なんどでも手にして読みたい「東京路上探険記」

挿絵や写真は同じ本人で本名、赤瀬川源平さん。

最初、正直、くだらない・・・と思いました。しかし何度も手にして、開いては読みをくり返し、ついにはハマってしまいましたね。

「老人力」で知る方も多いと思いますよ。映画「利休」の脚本を手がけられたこともあります。その脚本を書かれるのに参考した文献が、学習まんが・少年少女・日本の歴史(小学館)の一連ときて・・・正直でいいですね。

家に帰って読み始めると「あれ?」
「これって、うちにあるじゃん」

本屋に行っても、図書館に行っても、手に取る本は同じようなものばかりでした…


自分も変わらないな~