ラッキーノッツ

さまざまな出会いを大切にして・*:..。o○☆*゚

絵画展&サントリー美術館

2022年07月13日 | 作品鑑賞

今日は元同僚であった友人といっしょに、友人の絵画展で絵の鑑賞を楽しんできました。
銀座松屋、と把握していたのですが、正しくは松屋銀座、でした。
写真撮影はなしということなので、写真はありません、すみませんです。

絵画好きの友人と久しぶりの再会、お互い変わらぬ健康を確認しあい一先ず安心~
日に焼けたね、筋肉ついたね、山ですね、と( *´艸`) うれしい誉め言葉を頂きました、、

花と猫ちゃんの美しい絵画30点を、エピソードを聞きながら鑑賞しました。


絵もさながら額縁も素晴らしく、うっとり。
ご都合よろしければ是非どうぞ (^^)


外は雨。なので私たちはここから地下通路をつかって銀座から六本木へ。
六本木からも外に出ず、地下通路にて直通の東京ミッドタウンへ。

タダ券を保険屋さんから頂いていたのでサントリー美術館開催中の「歌枕」を鑑賞してきました。
あなたの知らない心の風景。写真撮影ここも禁止なのです、すみません。

和歌に繰り返し詠まれた土地に特定のイメージが定着して、人々にも共有されていき、
その土地のイメージを通して自らの思いを表現することができるまでに昇華~
和歌によってイメージ付いた土地、それが「歌枕」

テレビもラジオも交通機関もない時代、こうして楽しんでいたんでしょうね。。
心を込めて描いた絵巻物に、墨で和歌をぎっしりと、、
あっまちがえた!消しゴム~なんてことが許されないわけで、、

松屋銀座を銀座松屋というのは、あり得ませんでした。
きっと一字一句の文字には祈りが込められているんですね。。
まさしく想像力は祈りです。古来の人々の想像力には驚きます。


そうそうたる作者でした。しかし和歌には詳しくないので、
知識より、古来の感性を浴びてきたような「歌枕」の作品鑑賞、楽しかったです。


そして遅いランチになりましたが、鈴波で本日の定食をいただきました。
温かいほうじ茶をお代わりして、、

今日はどこも冷房が効きすぎているようで、手足が冷たくなってました。
公共機関の空調も調節がむずかしい最近の気候、一枚カーディガンが必要かもです。


食いしん坊オトちゃんなのに、今朝はごはんのおねだりに来ませんでした(・・?だいじょうぶ?
昼も夜も「ねむ~い」らしいです。


昨夜はハンモックからテレビを観てました~動物番組です。(^ー^* )♪


ネコちゃんもワンちゃんもウサギさんもリスさんも、鳥さんも大好きです。


明日は美味しくごはんが食べられますように。。


おかげ様で本日も無事に終了、楽しくも充実した一日でした。感謝です。

ご訪問くださり、ありがとうございました。

パステル画の癒しの花々

2022年05月03日 | 作品鑑賞

昨日、昭和記念公園でチャージした「ちから」で、庭のお手入れしました(〃艸〃)ムフッようやくです。
アケビを抜いて株分けしてコンパクトに剪定、小ぶりの黄色いバラも植え替えました~
オベリスクが妙なことになったけど。。((´∀`))ケラケラ とりあえず、すっきりしました。

山椒の花が料理にほしいので、実山椒の木を買ってきました(^^)/楽しみです。
ほぼ庭におりました今日、先ほどようやく夕食の後片付けが終わりました。
落ち着いたところで「松川さんのパステル水彩画」です。




場所は花みどりセンターのギャラリー1


今回は昭和記念公園の春夏を、パステル風景画を中心に、
花を描いた水彩画など、およそ45点を展示されてます。

長年、昭和記念公園を描きつづけてこられたが故のことでしょうか、
樹木の精、花の精霊のハーモニー織りなすパステル水彩画は、
観る側の心象にも、宿るかのように生きつづけます。

写真は実物通りにはいきませんが、色合いも多少ちがうと思います。ご了承くださいませ。








見たまんまの空模様が、お人柄を忍ばせます。








わたくし、ずっと白い花が一番好きでしたが、絵画の中に咲く花は赤い花が好きです。
つくづく自分はややこしい奴だと思います。。












絵に咲く癒しの花々、たっぷりと堪能してまいりました~(*^-^*)


絵に景色が映りこんだりして、、まったく面目ない、(;´д`)トホホ。


土の匂いに反応するオトちゃん~ 堆肥だねきっと。
わざわざ匂いを嗅ぎに来ては「ふわぁ~ん」とフレーメン顔( *´艸`)やめて~


昨日は緑の風に染まり~、パステルな花々に癒された一日でした。
そして今日も、庭の植物に癒された一日で、申し訳ないくらい幸せな休日でした (*^-^*)

ご訪問くださり、ありがとうございました。感謝です。

チルる(^^)/

2021年06月30日 | 作品鑑賞



持参のハーブティーはもう空っぽ。
のどが渇いて水分補給しようと自販機をながめて、
さて何を飲もうかな、と探せば新入りの缶があった。

「ストレス社会にチルでクリエイティブなライフスタイルを」
というキャッチフレーズに (・・?はてな。しばらくこれは避けて、
不二家のピーチを飲んでいたけど、今日はね、挑戦する?

味見だけでもしてみようかな、と買ってみたんですが。
シトラス系の香り漂うノドごしのいい炭酸飲料水でした。
美味しいってほどまでいかない味。。。

帰宅して、さあて夕飯の仕度だ、風呂掃除だ、トイレ掃除だ
メールチェックだ、郵便物のチェックだ、なんだかんだ、、、
忙しいのう、、、と思ったら、あれ?

なんだかふつうに一つひとつ仕事が片付いていく感じで。。。
あのドリンク、効くのかしら、、、

と半信半疑で、時どき、自販機で買って飲んでました~
ここまでは、ブログに書くほどのことではなかったのですが、
昨日のこと、、、



チルアウトを駅のホームの片隅でチビチビ飲んでいたら、
高校低学年くらいの男子生徒が、自販機の前で迷うことなく
チルアウトをお買いになりました。へえーと見ていると、
ベンチで堂々と飲んでいるではないですか~

これはサラリーマンが飲むもんだとばかり思っていたので、
ちょっと驚いちゃったのでした。(自分も飲んでるのにね)
それでようやく調べる気になり、ネット検索したしだいです。



エナジードリンクの真逆をいく「チルする」ドリンクだそうで、
自分はあまりそういったドリンクを飲まないのですが、
これは珍しく口にすることになりまして。

若い世代では「チルしちゃう?」「チルる」という言葉が
広がっているそうで、のんびり、まったり、癒し、という意味あいの
若者やネットでの俗語みたいなものだそうです、チルアウトが語源の。

のんびり楽しくやりましょう、っていう意味だそう。(^o^)丿あは

この飲料水チルアウトに配合されている、
GABA、L-テアニン、ヘンプシード抽出物、ホップ抽出物
という4つのリラクゼーション成分の働きについては、
脳神経科学の観点から分析されてできた、ということで、



さらにチルアウトを飲用後の測定実験もされていて、
それがなんと数値になっている。。。すごい世界になったもんだ、
と思いましたね。(@_@;)ひえ~

飲んだ後は、外部情報を俯瞰的に処理する状態「モニタリング状態」
になるんだそうです。

リラックスして、たくさんのことに目を向けられる状態になる。
つまりそれは、、、木を見て森も見る。。。という感じでしょうか。









すごい時代になったもんです。
まあでも、チルる、って言葉、なるほど悪くはないですね。

▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃ たましんギャラリーより最終編 (撮影許可いただいてます)

平岡 冽さん 1986年作 母と子供たち

次代を担う子供たちに温かいまなざしで、
手を差し伸べる優しい表現に努めました、とご本人は語られる。

まさに。常に応援していきたいですね。



2020年作 地球を守れ、人類を救え!

作家さんが埼玉に移り住み、そこで、次々と森林が伐採され
開発の波が押し寄せるの目の当たりにし、そのころから人の心の
癒しのためとペット型ロボットが作られはじめ、その矛盾に憂い、
「憂」をテーマとした作品を制作。

地球の行く末を憂いて、少しでも環境破壊の啓発になればと。



千正 博一さん 1979年作 伝説〔伝説79〕

版画ならではの黒が闇を深め、光はゆっくりと動き
止水のごとき幻想性を湛える作品。

長年「伝説」と「生と死」などをテーマに取り組まれてきたそうです。
私の撮り方が悪く写真に背景が写りこんでしまいました、すみません。
美しい漆黒の黒なのに。



新作は、 大根

たった一本の大根に相対する作品。
生の営みを求めて自然を描く画家は多いですが、
花でなく大根という選択が作者に通底する世界観。

作者は、
「みずみずしい大根の生命力を表現したい」と。

「20代から40代後半まで版画の仕事をしており、
当時の銅版画の材料は身体に悪く、体調をくずし、
インスタレーション(展示空間を含めた全体の作品)に挑戦、
70代半ば体力の限界、それからは油彩で写実画壇に」

ずっと挑戦されていて、ほんとうに素晴らしいです。
背景の赤紫が血とも土ともいえる生き生きとした発色になってますね。



今回も素敵な絵画に出会えて最高に楽しかったです。
芸術に感謝、平穏な今日一日に、感謝です (*ᵕ̤ᴗᵕ̤)

ご訪問くださり、ありがとうございました.;*。 ゜

たましんギャラリー4

2021年06月29日 | 作品鑑賞

今日も、街の花壇から。
こうして花を探してみると、
京王線沿いの駅前には花が溢れてますね。

今日はキキョウと出会えました(^_^)/~
キキョウをこの距離で見たのは初めてかもです。
キキョウ、紙風船のような蕾なんですよね。。。
それにしても清々しい青紫色です。



ペンタス
夏の暑さにも強くて途切れることなく
花を次々と咲かせるそうです。温暖化が進む、
これからの時代、生き残れる植物でしょうね。



おなじみの、ペチュニア



サンブリテニア(パープルディーバ)ゴマノハグサ科
2㎝にも満たない可愛らしい小さな花は、
七五三の髪飾りに似てますね。(^^♪



セキチク ナデシコ科



ニチニチソウ
晩秋まで次々と咲いてくれます。
この夏、がんばれるか。。。( `ー´)ノ





花壇の引き立て役、アリッサム



駅構内でかわいらしい声がしたので、
見あげると、ツバメのヒナちゃんたち、2羽。
(写りが悪くて、、、あしからずです)

ジッと親を待つカオが、なんとも可愛らしいこと。。。



急に鳴きだしたと思ったら、



親鳥がエサをあっちにこっちに与えて、
あっという間にいなくなるというスピード。
また来た!戻ってくるのも速い~

今年。。。ツバメの巣が多いですね。
毎年駅員さん、売店さんも来るのを楽しみにスタンバイしてます。

おかげで降りる駅、降りる駅でホッとひと息、
微笑ましいツバメの家族に癒されてます~。



▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃ たましんぎゃらりーより(撮影許可とりました)

柏 健さん 1974年作 部屋の中で

この旧作の絵も、その下の新作の絵も、「不条理な現実」がテーマ。

どちらの絵も色の強度は薄くて質感は淡い。
存在の不確かと儚さを表現した作品です。



2020年作 静物 花

どちらも一貫してテーマは「不条理な現実」をテーマに、
それに対する憤りを新しい絵画表現で描いている。

余白の白地と輪郭線を活かした画面を意図されているそうです。
華やかに咲いては枯れる花の命に重なる制作意図。

この絵はとっても美しい絵です。憤りというよりも、
強い正義感とか、やるせない優しさみたいなものを感じますね。
もちろん感じ方は人それぞれです。   



正木 茂さん 1986年作  扉

舞台は冬のパリ。扉をテーマにされていた作者は、
閉じかかるペルシャンブル―の木の扉に出会い、この作品は描かれた。
閉じか~かる扉の向こう、広がる漆黒の闇が気になりますね。。。



2020年作 ロカ岬

ポルトガル、シントラの南西にあるロカ岬だそうです。
広々とした草原の崖が、穏やかな大西洋の海に落ち込んでいくという景色。

寒々とした水平線に、緑と赤のコントラストがとても鮮やかで美しいです。



内山 孝さん 1991年作 沙漠

明るく軽快な色調で、流れる空気を描くことを徹底して描き、
画面には、モロッコの、サハラ沙漠の豊かな情緒をいっぱい閉じ込めた感じ。



2020年作 オーヴェル教会

パリの北20キロにオーヴェルの村があり、
ゴッホは駅前の宿に滞在してこの教会を描き、
広がる麦畑を描いた。そして麦畑で命を絶つ。
ゴッホが描いた教会を、追悼の敬慕をこめて描いた作品。

しかし描いた教会はゴッホとは対照的に、
作者自前の明るさで、みずみずしい色彩で描かれて、
讃美歌が聞こえてきそう。



美しい絵画を再び鑑賞できて楽しかった(^-^)

平穏な今日一日に、感謝です(*ᵕ̤ᴗᵕ̤)

ご訪問くださり、ありがとうございました’・*:.。.

たましんギャラリー3

2021年06月28日 | 作品鑑賞

雨が降りそうで降らない空だけど、
降ろうが降りまいが歩こう( `ー´)ノと決めて
今日はウォキングシューズを履いて散策。

とはいえ、一応目的はファイル。
この時代に書類整理が必要なくらい
説明書やパンフレット等など、
もろもろの書類が集まって
机に重なりました。。。

以下、道端の植物 ⇓

マリアアザミ 
この花にそんな素敵な名前があるとは知りませんでしたね。
このアザミはハーブ。シリマリンという成分がデトックス効果で
肝臓によいらしいのです。調べたらこのサプリメントが売ってました。
植物の力は未知数です。





たわわに生っている赤い実。
発色が良すぎる赤い実で、毒があるのかしらと調べてみたら、
ナワシロイチゴでした。道端で瀕死状態で生えてますが、、、
味はどうか分かりませんが食べられるそうです。



ツルニチニチソウ キョウチクトウ科



デュランタ 
葉がメインの観葉植物。
黄金色というかライム色というか、
この葉っぱが周りを明るくしてました。




⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ たましんぎゃらりーより
                           (撮影許可いただきました)
ひきつづき、多摩地域出身の作家さんたちの絵画です。

柿崎 覚さん 2015年作 青い水のある風景

作者が都内の公園、美しいと思う景色を描いているそうです。

「……まるでその場所に入って歩いていけるような、
リアルな魅力を感じてもらえたら嬉しいです」と語られる。



作者の炒っているリアルとは、描写、写実のリアルではなく、
風にそよぐ木々の輝き、土の匂い、森の温かさのこと。
人の五感を揺さぶるほどのリアル。



ペインティングナイフだけで描かれた厚く、粗い絵肌。
一手一手細く、色味の変化を捉えるように描いているそうです。



リアルを閉じ込めて、さらなる臨場感を放つ。



中村 芥さん 1989年作 痛飲の日々Ⅲ

(^ー^* )フフ♪居酒屋の一幕を切り取った作品。
「あ~、ちょっと、やだ~、ほらほらっ」
って感じの声が聞こえてきそう。

この構図、レオナルドダビンチの最後の晩餐のパロディ。
旧作は二点でセットになっていて、
まん中のイエス様がいなくて、酔っ払いが12人の使徒バージョン。

裏切者がいる、というイエスの言に驚愕するのは一人だけ。
あとは、聞いてない聞こえない。





2020年作 スタジアムにて

これも人々の感情が発散される場。スタジアム。
作者がとらえるのは個々の群像劇。

ここに描かれた一人ひとりがプレイヤーで、
それぞれが主人公の人生を演じる。。。
あ、またあの居酒屋の人がいる。



武田 美智子さん 作年数不明 翼によせて

広くて高い大空の中を自由に飛べたらどんなに楽しいかしら、
という作家の夢や憧れ、希望を絵画に託している。



モチーフは否応なく羽ばたくもの。
飛翔、自由といった気持ちのいい作品~
ゆったりとした筆使いが見てて気持ちいい。



2020年作 LIFE・光に向かって

重なりあうモチーフから物語が生まれて、
作者だけの完結した夢の世界が描かれている。 



安永 元典さん 1978年作 ある日

これ、ぜんぶ描いたもの。信じがたいくらい細かい作業です。。。
作者は「……記事の内容も選んですべての文字も描いてます。

このテーマは「新聞というメディアがもつ社会性と、
      おびただしい情報を享受する自己の思索」



緻密に描かれている画面はなぜか静謐な雰囲気。



その周りを額縁のように人形の顔が囲む。



2009年4月 かたらい

枯れた烏瓜から、命の諸行無常を感じさせる。
新旧一貫するのは、「対象」への深い思索のみ。

作品は、この世界にただ「在る」という実存の証明。



*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――

虫と半分ずっこしてるのでこの状態。
葉も食べられるそうなのでさっと湯がいて、



おなじみのジューシーむね肉に添えていただきました~(^_^)/~



平穏な今日一日に、感謝です (*ᵕ̤ᴗᵕ̤)

ご訪問くださり、ありがとうございました☆*・。・゚*

たましんギャラリー2

2021年06月26日 | 作品鑑賞

梅雨時ですが、今日もこの辺は雨は降らず、
みごとに晴れました。嬉しいのかどうなのか。
植物への水やりをせねば。

買い物帰りの、道端の植え込みの植物から。

ムクゲです。ハイビスカスに似て涼し気ですね。
道路わきで排気ガスにしおれず、汚れもせず、
白が美しい。



サンゴジュ



2㎝くらいの小さなバラですね。名前は分からないけど、
まんまるい花の形がかわいらしいです。



アジサイ
褪せた色がまたいい色調で。。。



★∻∹⋰⋰ ☆∻∹⋰⋰ ★∻∹⋰⋰ ☆∻∹⋰⋰たましんギャラリーより
                   (撮影許可いただきました)
この時期にアジサイの絵はうれしい~
柳澤 武雄さん 1984年に復刻、2021年3月に制作 あじさい・狭間の象

絵の最上端の外に彼岸、最下端の外に此岸。
絵の外にも見えない絵の世界があるんですね。

見たい景色は狭間のキャンパスに表出させ、
上部に人類が生きとし生けるものすべてと
共存する世界が描かれてます。
          


下部にその世界を見立てたアジサイを実写で。
余白の力、すごいです。



そして2021年3月作 生きよ、と。

繊細に塗り重ねられた透きとおる緊張感ある空白は、
余白を超えて空間へと昇華して、強度ある空間に。
この空間に見たいことをイメージする。

アジサイではなく、あじさいでもない、
漢字で書く紫陽花という感じ。



一輪の紫陽花を人に見立てて。余白の力って素晴らしい。



幡谷 純さん 1989年 アラーフ・アクバル

線や球体がリズミカル。複雑に絡んだ空間を無二の宇宙として描く。
アラーフ・アクバルは「神は最も偉大である」という
イスラムの祈りの言葉。

ランダムに絡まる形や線がなぜかスッキリして見えるのは私だけ?



2020年作 THE FOOTSTEP OF THE MOON 月の足跡

作家は「1900年代から頻繁にシリア砂漠を訪れ深い歴史に埋もれた遺跡、
通りすぎた足跡に、響、香、風を、地から”気”を感じ表現したく
制作してきました。……」と。とっても迫力ある絵でした。
ブルーがとても美しい。。。



木村克朗さん 1992年作 場・影’92-11

油彩、アクリル、綿布、で描かれている。
時には荒れ狂う、時には喜びと恵みの自然界、私たちの心を
悲喜こもごもな状態にさせる不思議なエネルギーとの出会いの記憶。



2021年作 蝕

これはキャンバスに、アクリル、墨、黒鉛、ベンガラ、油彩、蜜蠟で描かれてます。
ご本人の解説がありますがとても深いです。私なんかが安易に書けませんが。

……意識と無意識の身体感覚を同居させ、消失と出現の狭間にあるフォルムの戯れにまかせ、
自立する絵画表現を試みる……言葉をモチーフに、ひらがな(日本独自のアルファベット)の
重層により出現する空間探求の日々…と。これはやはり空間がメインなのかな。

モネも、花瓶の花を描いてますが、あれは、
ほんとうは「花瓶の花」ではなく「光」を描いたんですよね。



大塩英生さん 1976年作 破れた円窓〔二つの円孤〕

窓を追いかけさまざまな形の窓を制作。
開くことによって風は自由に行き来する。
窓はさまざまな事象も切り取って見せてくれる。
現在、作家の窓は枠を必要としていない、とあります。
枠のない窓。別次元への窓。



2021年作 寄り添う形2021-3

安心感のある平和な宇宙を探るなかで生まれた作品。
作者の抱く不可視のイメージを、触れることのできる存在に具現化。
これはもうとっても優しいフォルム。。。



大石奈穂さん 2016年作 slowly blink

体温を感じる温かくて柔らかな画面。
そこに座る可愛らしい少女の後ろ姿は脆く儚い感じ。
なにを思っているのかな。。。



2021年作 雀と無花果

とにかく部屋に飾りたくなる美しい絵画。
よく見ると葉を喰う幼虫や、蛾、雀がいますわ。

解説にはこうあります。
「画面の構造は厳しく計算され、静謐な、ある種の古典的な美を
作品にもたらしている」

たしかに、油絵なのに日本画のような印象で、
この絵の前に立つと気持ちが整うような気がする。
気のせいかな。。。



また見に行こうと思います。(^_^)/~

*☼*―――――*☼*―――――

生姜シロップ、買うばかりで作ったことがなかった、、、



作りましたよ~(^^)/ 一週間後が楽しみです。



平穏な今日一日に、感謝です(*ᵕ̤ᴗᵕ̤)

ご訪問くださり、ありがとうございました.。.:*

たましんギャラリー1

2021年06月25日 | 作品鑑賞

昨夜8時ごろ、帰宅途中とても夜空が明るいので、
見あげたら眩しいほど光る月がありました。
でも数秒で雲に隠れてしまった。。。



今朝、葉野菜のようすをみたら、
パセリは相変わらず成長が止まったまま保留状態。



モロヘイヤもあのまま。枯れずに腐らずに
耐えている状態。どっちに行くのか。
抜かずにここままにしようっと。種はもうないので。



再度挑戦した種まきで、また芽をだした春菊。
こんどはうまくいくといいなあ。(^^♪
もうすこし待って間引きをすることに。



ようやくデカデカの特大ルートポーチ―でコンポスト開始。
土をまぜているときの幸せって、なんだろう。。。

食べ残したオカラと割れちゃったトマトも刻んで入れてと。

段ボールでコンポストしたら土といっしょに発酵して
土になってしまったけれど、今回はだいじょうぶだと思う。



腐葉土ができたらここに花の苗を植える予定。楽しみです。
数日でまた花壇が雑草で大変なことになってるけど。。。(*_*)

★∻∹⋰⋰ ☆∻∹⋰⋰ ★∻∹⋰⋰ ☆∻∹⋰⋰たましんギャラリーより(撮影許可とりました)
                   作品解説を読みながら、感想を少し。
前回に引きつづき、
多摩地域から生まれた作家さんたちの作品です。
その新旧の作風の足跡が展示されてました。(~6/20)

前回もえらく感動したけど、
今回も素敵な作品にどっぷりと浸ってきました。

この時間、入場される方がだれもおらず、
それがゆえにゆったりと、ありがたいことに
作品をよ~く鑑賞して楽しんできました('ω')ノ

青木 允さん 1987年作 Cutting-Joint 504

麻の布を張って平面から立体に空間を変形、
二次元と三次元の境目をあいまいにして融合。



その後、多摩から長野の上田に移住。人から、
「場所が変わると絵が変わる」と言われ、

そんなことはないと思っていたけど、
どうやら本当らしい、というのがご感想。
今回も同じタイトルをちがう心境で。

2021年作 カッティング・ジョイント・スペース21.3

前回は、切る・つなぐ 今回は、生成・崩壊 のかたちで。



平丸 陽子さん 2015年作 宝石の種まき

あふれ出る彩り、混合する絵具が
画面から滴り落ちそうな溜まりを作る。

流れ続ける生々しい色彩が豊潤な笑みをうかべ、
それは自然現象の不確実性がもつ美。
季節の花々や、アジサイみたいですね。



2021年作 color/pink 21-3

そして最近では、色の交わりや重なりを通して
見えてくる画面から、色に対して豊かになれるような
感覚が感じられる作品をと描かれている。



田中 正巳さん 1989年作 少年の夏

夏を思いっきり楽しむ日に焼けた少年の肌と、
夏の熱気でしなだれるヒマワリが、
ともに未来への希望を包むようにまぶしく輝いている。
未来にたくましく生きている命を感じますね。



2000年代 壊れかけた太陽

生命の根源である太陽が壊れかけるということがあってはならない、
というイメージが、現代社会の人類が抱える危機感と
オーバーラップする感覚が制作の動機だそうです。
迫力あるパワーですね。。。漆黒の赤がなぜか美しいです。



山中 眞寿子さん 1994年作 カントリー・ダイアリー

人間の内面の姿が主題の作者。作者の内面世界を
直接的に抽出しているようにみえる作品。
これは植物に内在する生の抽出化を試行。



そして、新作では 月に問う

愁いを浮かべた人々、視線は宙をさまよい見つめる先には満月。
その表情は、作者が絵画で追求する「人間とは何か」という
普遍的な問いを含んでいる。

人は何を感じなにを求めて生きてゆくのか、どこへゆくのか、
果てしない問いかけに答えはなく、ただただ人を取り囲む空間、
色彩、線描を学びながらすすんでいきたいと。
考えさせられます。



小林 裕児さん  1977年作 村山午睡

人物画の写実的な絵なのに、神秘的な絵ですね。



そして2020年作 その先へ

人面鳥が飛んでますね。神話的になりました。
どうしてかというと、ご本人は、

「コロナ禍の日常、森に囲まれた合歓の庭にいて、
都会から遠く離れているにもかかわらず、社会の規制を
日々感じてます。リモートをやっとのことでこなした私ですが、
この先に人が直接触れ合うことなく暮らす世界が広がるのか、
かつての日常に戻れるのか、不安と期待が交錯するそんな中、
画面に人面鳥が登場しました」

解説から、
作者は現在進行形の「いま」を生き、現実の裏にある現代の神話を描き続け、
コロナ禍を経て画面に人面鳥を飛ばしてみせる。こんな世界があるかもしれない、
と思わせる高い画力。



絵画や音楽は、平面から立体の世界へ、
二次元から三次元の世界へといざなうユートピア~

どれもこれも心に届く色彩と描写の世界でした。(^_^)/~
どんな絵画も大好きな私。自分ではとてもとても描けないので。
楽しかったです。ありがとうございました。

とてもリフレッシュしました。✺◟(∗❛ัᴗ❛ั∗)◞✺
この展示絵画は、明日も続けて書こうと思います。

平穏な今日一日に、感謝です(*ᵕ̤ᴗᵕ̤)

ご訪問くださり、ありがとうございました◞✧♡⋆︎*

平和に気づく展覧会

2021年03月29日 | 作品鑑賞




昨日の大雨でギボウシが急成長。



ツルニチソウと書いてました、すみません。((+_+))
ツルニチニチソウでした。失礼いたしました。



ツマグロオオヨコバイ
小さいので、よ~く見ないとこの美しいグリーンの
グラデーションには気づかないでしょうね。

アジサイの樹液を吸ってます。美味しいですか~
近づくとサッと敏速に飛んでいなくなりました。



今日は先週立ち寄った、平和記念展資料館のことを書きます。

新宿の目 ⇓



住友三角ビル



本日3月29日はお休みです。
私は先週、訪れました。
ちゃんと許可をいただきました。
写真はOKのものだけです。



資料館が展示にあたって意図することは、
戦地に出向いた人々の、その目に、その心に、
映っていたものはなんだったのか、ということ。

その人々の思いに寄りそって見させていただきました。



私の人生で、赤紙を見るのは三回目。
いつ見てもドキドキする。



女性が出征する兵士に贈った千人針
千羽鶴と同じ、祈りを形にしたもの。
千人の心が結集して作ったお守り。

「弾を止める」を意図する玉留に
虎は「千里行って千里帰る」という故事にちなみ、
遠くに行っても必ず無事に帰ってきてね、という祈念だ。



千人力の日の丸
千人が力を貸すぞという心強いお守り。
ともに戦うから怖れるな大丈夫だ、という応援なのか。





軍装品の重さはぜんぶで30㎏ (/_;)
体力のある人もいればない人もいたでしょう。
私だったらと考えると、、、持てません、死んでる。。。





極寒のなか「寒さより空腹がつらかった」と。
人間にとって一番耐えられないのは飢えか。

十数年後、温暖化の影響で一番心配なのが食糧難だ。
食料をめぐって人が争わないといいけど。





こんな時でも人間は音楽を求めるのね。
音楽は心の栄養、生きる支えかな。
こんな時だからこそ、なのかもしれない。



音の楽しみ、音楽。
香りの楽しみ、嗜好品。
五感の楽しみを見つけて耐える兵士たち。
ものすごく忍耐強いな、と思う。



耐えがたい悪い環境をしのぐために、
楽しい時間を作ってみても、

それでも冒頭にあるように、
「やっと故国に帰れるのだと胸いっぱいの感激で
涙がとめどなく流れました」と。



世界平和!と叫ぶ時代に生まれ育って、
戦争の光景をどこか遠い世界のように
みてきたかもしれない。

戦争反対! 平和を願う~と心が叫んでます。



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今日は落ち着いておクスリ飲めましたニャン(=^•ω•)



今日の平穏な一日に、感謝です。

ご訪問くださり、ありがとうございました。


マニョリア展のパステル画

2021年03月22日 | 作品鑑賞


赤い三角屋根の昔の国立駅、その駅舎が復元されて一周年だそうです。



3/17に訪れたときは、まだ桜はこの木だけが満開でしたが、
今日は、寒空に向かってほぼ満開~



ずっと以前、お誘い頂いたマニョリア展に、今日は立ち寄って参りました。
17日は早々に国立を後にしたので、最終日の明日を前に本日かけこみセーフ。(⋈◍>◡<◍)。✧♡



コートギャラリー国立 



松川氏ふくむ六人の画家さんたちのパステル画を、
たっぷりと堪能して参りました。(。☌ᴗ☌。)楽しかったよ



昭和記念公園内にて、長年制作されてきた松川氏。
休園がつづき、その間に描かれた ⇓ ジャムとプラム。ほっこりします。



ここに巡り合う六人の個性。
入江英三、竹中奨、仁科幸恵、松川佳代、三浦裕美子、宮川麻紀)敬称略



なんともいえない愛しい時間、見つめあう二人。心と心の会話。。。



おしゃべりしてないのに、おしゃべりしているように見える二人。。。
そういう空気に見えます。



自宅の庭でさんざん戦ったドクダミちゃん。。。こうしてみると美しい。



コートギャラリー国立を出て、谷保に向かって歩きながら街路を散策。

カナメモチ 別名レッドロビン。その根元に、
この小さな葉のようなものがたくさん落ちて地面を赤く染めていたので、
調べたけど分からなかった。風のいたずらかな。。。



フレンチラベンダー



とある銀行の花壇。パンジーの宴になっている。。。



冷たい雨の空に、桜の色がとけちゃって、、、Σ(ʘωʘノ)ノ見えない



見えないけど、清らかで美しい。(・_・D ふ~む。。。





街路樹の合間あいまに、こういったオブジェがあって、



こういうオブジェもある。。。お蕎麦屋さんの開運タヌキ。よってらっしゃい食べてらっしゃい、
と言っているように見えるけど、私はランチをたらふくいただき、満腹なのです。あしからず。



こういう空には黄色い満開が似合うかな。。。
レンギョウ



あら、ヒナギク。肉厚な花びらだな、とグッと至近距離で見ると、



一つひとつが筒状の花びらで、素晴らしいではありませんか。(ˊo̴̶̷̤ ᴗ o̴̶̷̤ˋ)うっとり



そしてここにも、ルピナスが、マメ科の植物らしい花びらの、
その美しい造形にほれぼれします。



学名はラテン語でオオカミの意味だろうで(。´・ω・)は?
昔むかしヨーロッパでは、この花の種子を食べると想像力や愛情が高まると、
おつまみがわりに食べていたそうな。(´~`)ポリポリ

豆菓子のように美味しいのかもしれない。。。荒地や乾燥地帯でもよく成長する
強い花だそうで、それでオオカミ、なのだそうだ。

空にまっすぐに大きく伸びる、空色ような青や紫のルピナスが、
雨粒にのんびり揺れて、のんびり風に吹かれている。。。

今日は寒かったです。"(-""-)"ブルブル



自然の恵みに感謝、平穏な今日一日に感謝です。

ご訪問くださり、ありがとうございました。


幸せな絵画たち

2021年03月14日 | 作品鑑賞


春の陽気につられてお買い物。和菓子屋さんで白餅買って散策。

サザンカの花が、咲いては散り咲いては散って、(*˘* ) ⁾⁾
力尽きるまで、、、惜しまず咲いてます。



アジサイの新芽がはぜるように(^^♪ドバっと。。。
アジサイの季節が楽しみです。



雪崩のようなユキヤナギ。人の手がはいらない自然の中で生きる姿は
自由奔放、でも見ていてきもちがいい。



昨日の、たましん美術館の ~内なる景色・空と時をこえて~からつづきです。

小田切 訓(さとし)作 モンマルトルの並木 1985年

ヨーロッパ各地を描き続けてこられ、この⇓ 1985年の作品も、その下の2020年の作品も、
鮮やかな色が褪せてないΣ(・□・;)年月の隔たりを感じない。

並木があってほしいと思う一心で偶然出会った、作者にとって
理想の構図だそうです。



博物館のある運河 2020年

そして新作は、クラシックな外観と自然な並木、船を配置して
重厚なヨーロッパ風景に構成したと語る作者は77歳です。



工藤 孝生作 ひとびと・ことがら

83歳。「〇〇の美術会では笑われたが、私の表現は決まった。
それからはひとびと・ことがらは、私の仕事になったようだ」
不屈の精神。





松室 重親作 アラブの女 1980年ごろ

世界各地を訪れ、特に女性とラクダは繰り返し描くべき
重要なモチーフになった。
描く女性は、年月かけてしだいに、特定の人物から
どこの誰でもない、夢と現実のあわいに生きる人物に昇華。



青衣 2020年  

「モデルはだれですかと聞かれるのが一番困る」と語る。。。
年齢も国籍も不祥な人物、描いてみるまでは、どのような人物が
キャンパスの上に顔を見せるか分からず、

今年はどんな人物と出会えるだろうという思いとともに筆を入れるのだそう。
御歳 93歳。



市尾 哲作 川辺の風景(ザルツブルグ)1993年

「ザルツブルグのモーツァルトの生まれた家の通りは、
三月の肌寒い日でも大勢の人で賑わってました。
家並みの屋根の形と壁画の色々な装飾は、色彩の変化と形状のちがいで、
不思議な世界をつくってました。寂しい中に、なにか温かいものを感じたのです」



そして2020年 まどろみ

以降もずっと大胆な筆致と色使いによる風景画を描かれてきました。
この新作は新境地の開拓に意欲的。

「私は80歳になって、日本の風景だけに力を注ごうと思いました。
日本の風景の中で一番特色のあるものはなんだろうと考えたとき
棚田が浮かんできた。山古志や十日町を写生してまわりました。
キャンバスに棚田を描いていくうちに、なにか物足らない気持ちがわいてきて、
そうだ、棚田のなかに今まで描いてきた裸婦を入れようと思った」

85歳だそうです。すばらしい。。。



宇敷 美津子作 紫陽花の小路 1986年

和紙貼り絵。この繊細な作業に挑戦を続ける作者。





「年を重ねただ今94歳と5カ月、いささか指もしびれ和紙をちぎることも困難になりました。
2020年の鶏頭は ご本人が80歳代の作品。⇓



松井 ヨシアキ作 お伽噺 1980年ごろ

パリで個展を開くなど、ヨーロッパで活躍してきた方。軽やかで音楽的な作風。



「願わくは長い人生を生きることが出来たら。。。
画家として、絵がゆくゆく下手になっても
長く生きた人の絵は素直で豊かでシアワセが溢れているようです。
技術より心を満足したいな」と作者は語る。。。



田中 幸一作 ガリシアのおばあさん 1976年
スペインに滞在した際にスケッチしたもの。



そして2003年 追憶のある風景 
心に浮かんだ風景を描いたという新作。
描写力が心象風景にも及んでいる。



以上、素直で豊かでシアワセが溢れているたくさんの絵画でした。₍ᐢ⑅•ᴗ•⑅ᐢ₎♡

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クスリ飲むのに失敗して。。。ちょっと不機嫌だけど、
でもクスリはありがたいのだよ。。。




夢と希望を与えてくれる芸術に感謝、そしてなによりも平穏な日々に感謝です。

ご訪問くださり、ありがとうございました。


心象風景を味わう楽しみ

2021年03月13日 | 作品鑑賞


冷たいけど、恵みの雨もうれしいかも。



咲いて美しく空を染め、散って美しく大地を染めて。

人生の大先輩がたの、新作絵画をゆっくり鑑賞してきました。



たましん美術館
足跡1974-2020~所蔵品と新作から見える多摩の美術~

内なる景色、さまざまな心象風景画を味わっていました。



池田 俊雄

うつくしい太陽に魅せられて、裸眼で太陽を直視して、描き続けて50年、
目を焼いて医者から失明宣告されても描き続け、幸いにも失明はまぬがれ
太陽を描ける喜びのなかで太陽を描いている。。。富士が描けるまで描き続けるとある。



多用される原色は太陽のエネルギー、生命の力強さ。



峰尾 幸仁作 1983~1984年

同じ場所でも、同じものでも、時とともに変化してゆく。
情景を描き留めることで、泡のように消えてしまうことなく、さらなる輝きへと蘇生する。

まるい地球のすべてのものが、バランスよく共生していくさまを、
絵にしたいと願い描いているそうです。



峰尾 幸仁作 そして36年後の ⇓ 時の蘇生 2020年

夢幻泡影の人生を、明るく捉えるメッセージに



松田 圭人作 1994年 ある風景

このころ、森の木々を人に見立てたり、ある風景のように対岸の岩を擬人化したり
感性の赴くままに創造して描かれていた。



春原 武彦作 1982年 白い影

機械の内部機構、生物のフォルムにも似た曲線、円、線が
ひとつの小宇宙。



春原 武彦作 2019年 現在82歳だから80歳の作品、すばらしい。。。

心地よい視覚的刺激のある作品。ご本人は、
stay hungry stay foolish の気概で Free,Fresh,Fineをモットーに自由に表現したいと。
86歳までガンバル。頭が下がります。



松本哲実作 

画面に生える生き物たち、そこに漂う不穏な空気。

戦争による社会的な不安、生の不条理、恐怖といった感情を絵画によって
可視化して独自の世界観を創られている。 



サイトウ ビン
ご本人は、自分の胎内空間で勝手気ままに動きまわる生き物たちの
存在に気づき、なんとか掴まえてキャンバスにしっかり定着させよう
と捕獲作業をはじめて40年、あっという間に過ぎてしまった。。。と。Σ(ʘωʘノ)ノわかんないでもない



89歳。曰く「近ごろは、作業方法が分からず、茫然自失の時間帯にかぎり、一匹、二匹がチラリと
形を見せる。。。この生き物たちのネームだけは先につけている。
衣装は似合わないので、やはり裸族が一番いいだろう」。。。なのだそうだ。( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )❤︎



海野 次郎作 森の舞踏(秋) 1988年

岩絵具による日本画。精霊が浮遊する幻想的な森。





それから32年後の2020年 海野 次郎作 岩に会った 

水墨画に転換。 その表現にもっとも適っていたとして水墨画を
選ばれたのだろう、、、と解説は語る。





松山 幾三郎作 化華(ゆめ) 1973年

若い頃、目に竹が刺さるという事故が起こります。
いつか絵が描けなくなるという不安の中でこの作品の目は鋭く刺してます。



それから10年、目を怪我した子猫が現れて、片目は失明しても元気に育ち、
大切な家族に。タイトルは見詰める 2020年、88歳の今の作品。
この目はやさしく遠くを見つめています。



吉田 悦朗作 夢想炎 1987年

神仏などの題材をご自身の精神世界と組み合わせて
プリミティブな画風に翻案して描かれるのが作家のスタイルでした。



2020年 93歳の作品。本展準備中に逝去されました。最晩年の作品 向日葵



慈しむように描かれた向日葵。
果てしなく長い制作活動で、辿りついた喜び。
言葉に表現できません。



たくさんの絵画を堪能してきました。
もちろんすばらしい絵画ですが、それより作家さんたちの人生観、
生き方に深く感動。とっても温かい心になりました。
明日もつづく。

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薬をいただきに飼い主だけ病院へ。四月にまた精密検査。
よかった、よかった、気持ちよく過ごしてるみたい。それが一番いいね。









平穏な今日一日に感謝です。

ご訪問くださり、ありがとうございました。