不動産広告の「徒歩○分」の基準はヒールを履いた女性(2021/5/8,チコちゃんに叱られる!)

今朝放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」で、
『不動産広告の「徒歩○分」の基準はヒールを履いた鈴木深雪さん』
というテーマのコーナーがありました。


チコちゃんに叱られる！　NHKプラス(5/15(土) 午前9:00 まで見逃し配信、要登録、無料)

これは、不動産表示のルールに書かれている内容ではありますが、
不動産の表示において
駅やバス停からの所要時間を計算する方法をまとめると、
・駅の場合、改札ではなく駅の出入口から
・踏切や信号はノーカウント
・坂道もノーカウント
・ゴールはマンションの入口ではなく敷地の一番近いところ

・直線距離ではなく、経路の距離を測る
・80mを1分とする

でした。

当店で少し補足しますと、
・分単位で切り上げるので、81mだと徒歩2分となります。
　切り上げなので、徒歩0分という物件はありません。
・歩道橋(横断歩道橋)や地下道で上り下りにかかる余分な時間は計算に含めません。(計算ができません。)

鈴木深雪さんとは、
不動産の広告表示のルールを決めた責任者でした。
東大卒で、公正取引委員会事務局に入り、
自分の持っている最もかかとの高い靴をはいて計測し、
不動産表示の徒歩1分＝80mを定めること、
ひいては消費者保護のために正しいルールを定めることに
寄与した方だそうです。


皆さんのお手元でも、
GoogleMapsの経路検索を使うことで、
不動産表示に近い所要時間を測定することは
できると思います。
(なお、GoogleMapsの「所要時間」は1分=80mではないようなので、
不動産表示とあわせるときは距離から時間を計算してください。)

当店もGoogleMapsを活用し、
当店管理物件については
正確な所要時間表示に努力しています。

(一方、一部の不動産会社や一部のオーナー様の物件では
「昔からこの所要時間で図面を作っているから」
といった理由で、以前からの所要時間をそのまま
利用されている物件も少し残ってはいます。
(さすがに、番組で紹介された昭和30年代の不当表示ほど
ひどいものは、今の港区ではみかけません。)
そのため、GoogleMapsから計算した結果とは
少しずれる場合があります。
当店でご紹介する場合、所要時間について
コメントを差し上げることがあります。)

参考になりましたら幸いです。
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