天地人「三成の涙」
秀吉「すまんのう。あやつも悪いヤツではないのだが人を怒らせることがままあっての…。」
秀吉「わしは貧しい百姓の出じゃ。よくその日食うにも困ったものじゃ。だかの、一度足りとして嘆いたことはなかった。それはいつもわしの側には母がおったからの。だがのう、三成はそうではなかった。あやつ、幼き頃より寺に預けられ一人修行を積んで過ごしておった…。」
…と三成との出会いを話す秀吉。
三成を気に入った秀吉は小姓として長浜城に連れていき、おねが作った握り飯を食べて涙した三成の話をするのでした。
三成「我が殿はその話をよくする。三成にも人としての情があると伝えたいのであろう。大きなお世話だ…。」
兼続「頑固モノだのう。だがこれは食え。越後の民が精魂込めた米だからのう。」
三成「民とは国の民。この日本国の民。我が殿はそのすべての民を幸せにするため日本国を治めようとしている。」
兼続「わかるぞ。民の幸せこそ天下の大事。だが…幸せというても人それぞれじゃ。…いくら貧しくても一つの握り飯を分け合う者(友)がいれば心は満たされる、そうは思わぬか。」
※確かに、美味しそうな握り飯じゃ…。
真田の庄に戻ると言っていた初音がまたまた登場。
家康は秀吉に恭順の意を示しつつも、勢力拡大を目指し、さしずめ信州の真田を狙っていました。
家康「できることから一つずつじゃ。」
直江屋敷に戻った兼続は、お船に三成の話をするのでした。
兼続「…だが、大した男よ。その目は常に天下、国家を見据えておる。」
※飲んだり、食ったりするシーンが多いな。
お城では、菊姫の懐妊騒動。
侍女が勘違いして仙桃院の耳に、菊姫懐妊の話が入ってしまったそうな。
仙桃院の誤解を説くべく景勝らはホームドラマ風の展開。
そんなとき、三成は御忍びで直江屋敷にやってきました。
兼続が戻ってくるまで三成を相手にしたのは上田衆の面々。
各個撃破されて皆、三成に背を向けて行きます。
お船の侍女「(三成殿は)無礼な方に御座いますな…。」
お船「そうではない、…正直過ぎるのじゃ。」
ようやく夕方になり屋敷に戻ってきた兼続。
臍を曲げてしまった上田衆も集めて夜の宴。
三成の前でドジョウ踊りをする兼続。
三成「あほうにはなれぬ。」
上田衆「なんだとう。では兼続は阿呆ということか。
三成「まぁ聞き流されよ。」
兼続「よいよい、トコトン阿呆になるぞう。」
宴の後に。
三成「よき奥方だ。それに家臣同士、仲が良い。」
兼続「辛い時、苦しい時、誰よりも信じられる友だ。」
三成「羨ましい。」
三成「あほうはあほうだ。だが、お前は違う。あほうにもなれる心を持つ男。だからお前は人に好かれ、俺は嫌われる。だが性分だから仕方無い。」
兼続「わしはおぬしのことを誤解していたようだ。許せ。」
と手を差し伸べる兼続。
自分に無いものを確かめに来た三成は、兼続から学ぶのでした…?
三成「おれは民のために豊かな暮らしをと願っていた。だがそれだけでは足りぬことがわかった。互いを思いやる心、共に歩もうとする志、それが大事。…お前が教えてくれたのだ。礼を言う。」
兼続「水臭いことを言うな。今日からおぬしはわしの友よ。…どうじゃ。」
と二つに割った握り飯を三成に差し出すのでした。
※兼続側の握り飯の方が大きかったが…。
三成「…うまい。」
※今日は新潟の米が旨いぞ!ってことですね。
次週、真田幸村登場
秀吉「すまんのう。あやつも悪いヤツではないのだが人を怒らせることがままあっての…。」
秀吉「わしは貧しい百姓の出じゃ。よくその日食うにも困ったものじゃ。だかの、一度足りとして嘆いたことはなかった。それはいつもわしの側には母がおったからの。だがのう、三成はそうではなかった。あやつ、幼き頃より寺に預けられ一人修行を積んで過ごしておった…。」
…と三成との出会いを話す秀吉。
三成を気に入った秀吉は小姓として長浜城に連れていき、おねが作った握り飯を食べて涙した三成の話をするのでした。
三成「我が殿はその話をよくする。三成にも人としての情があると伝えたいのであろう。大きなお世話だ…。」
兼続「頑固モノだのう。だがこれは食え。越後の民が精魂込めた米だからのう。」
三成「民とは国の民。この日本国の民。我が殿はそのすべての民を幸せにするため日本国を治めようとしている。」
兼続「わかるぞ。民の幸せこそ天下の大事。だが…幸せというても人それぞれじゃ。…いくら貧しくても一つの握り飯を分け合う者(友)がいれば心は満たされる、そうは思わぬか。」
※確かに、美味しそうな握り飯じゃ…。
真田の庄に戻ると言っていた初音がまたまた登場。
家康は秀吉に恭順の意を示しつつも、勢力拡大を目指し、さしずめ信州の真田を狙っていました。
家康「できることから一つずつじゃ。」
直江屋敷に戻った兼続は、お船に三成の話をするのでした。
兼続「…だが、大した男よ。その目は常に天下、国家を見据えておる。」
※飲んだり、食ったりするシーンが多いな。
お城では、菊姫の懐妊騒動。
侍女が勘違いして仙桃院の耳に、菊姫懐妊の話が入ってしまったそうな。
仙桃院の誤解を説くべく景勝らはホームドラマ風の展開。
そんなとき、三成は御忍びで直江屋敷にやってきました。
兼続が戻ってくるまで三成を相手にしたのは上田衆の面々。
各個撃破されて皆、三成に背を向けて行きます。
お船の侍女「(三成殿は)無礼な方に御座いますな…。」
お船「そうではない、…正直過ぎるのじゃ。」
ようやく夕方になり屋敷に戻ってきた兼続。
臍を曲げてしまった上田衆も集めて夜の宴。
三成の前でドジョウ踊りをする兼続。
三成「あほうにはなれぬ。」
上田衆「なんだとう。では兼続は阿呆ということか。
三成「まぁ聞き流されよ。」
兼続「よいよい、トコトン阿呆になるぞう。」
宴の後に。
三成「よき奥方だ。それに家臣同士、仲が良い。」
兼続「辛い時、苦しい時、誰よりも信じられる友だ。」
三成「羨ましい。」
三成「あほうはあほうだ。だが、お前は違う。あほうにもなれる心を持つ男。だからお前は人に好かれ、俺は嫌われる。だが性分だから仕方無い。」
兼続「わしはおぬしのことを誤解していたようだ。許せ。」
と手を差し伸べる兼続。
自分に無いものを確かめに来た三成は、兼続から学ぶのでした…?
三成「おれは民のために豊かな暮らしをと願っていた。だがそれだけでは足りぬことがわかった。互いを思いやる心、共に歩もうとする志、それが大事。…お前が教えてくれたのだ。礼を言う。」
兼続「水臭いことを言うな。今日からおぬしはわしの友よ。…どうじゃ。」
と二つに割った握り飯を三成に差し出すのでした。
※兼続側の握り飯の方が大きかったが…。
三成「…うまい。」
※今日は新潟の米が旨いぞ!ってことですね。
次週、真田幸村登場
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