goo blog サービス終了のお知らせ 

gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

長江の麒麟

2011-09-15 23:29:00 | 海外遠征

(“長江の麒麟”ガンユイ。ようやく会えたよ!)

約1週間ぶりの帰宅……が、自宅滞在8時間で、
また10日間ほど神奈川を離れます。


マイレージが貯まっていたので、失効前に“週末海外”気取ってきたよ。
おかげで仕事の〆切にしわ寄せが……なんとか、乗り切った!
とりあえず、写真だけ。学名をElopichthys bambusa
このルックスで、コイの仲間。
コイとカラシンが近いってのが、なんとなく実感できる、
その両者のスキマを埋めるような魚だと思った(学術的裏付け無し)。
ビックーダのルックスを持ちながら、ウグイの引き(笑)
この魚は1mを少し超える程度の若者サイズだったが、
150㎝、40㎏ぐらいまでは実際に確認されている。
おそらくは東アジア最大の淡水肉食魚(の一つ)だろうな。
聞くところによると中国全土に4種いるらしいけど、長江の種が最大だって。
中国淡水系の王者と言って、過言じゃないかと!


(同じ魚を、もう1枚。英語名をイエロー・チーク。黄色いほっぺ。
またの名を、“世界最強のウグイ。ルアーはデプスのバリソンミノー130)

明日からまた、取材と称して西日本に未だ見ぬ魚に会いに行ってきます。


アリガーとう!

2011-07-30 13:56:00 | 海外遠征

(下記事の魚はコイツ。一属一種の珍古代魚、アミア・カルバ!
“ぬかるみのツチノコ”とでも呼びたい。MSSの“テキサス”でGET)


(夏は、ライギョだ。ぜんぜん、ライギョとは遠い魚だけどね。
似たような環境にすむが故の、収斂進化ってヤツか。ARプロップで爆発!)

ネット環境に戻ってきた!

とりあえず、何より苦労したのが、餌の確保だった。
一人当たり、1日2キロ近い魚肉塊(骨抜きで)を確保するのは、
結構重労働だったりする。というか、相当厳しかった。
バスやクラッピー、ストライパー等の、
骨&頭アリでせいぜい1キロの“小魚”じゃダメ。
コイを狙ったヒッカケ釣りは、根掛りがキツく、
なお、日中40度を平気で超える気候でしゃくり続けるのは
体力の消耗が激しすぎる……。

突破口は、まさに、「突」破口だった。


(大和の一撃を、今ここに放て……!?)


(グラスカープ。草魚。アメリカにもいる。
明確な目的があるため、生殺与奪に迷いなし)

まさかアメリカに来て、草魚突きをやることになろうとは!
国内で某氏に習った方法とはちょっと違うが、
そのときはかすりもしなかったので嬉しい。
渇水期により減水がきつく、川の両岸に草が届いていない
&慢性的な激泥ニゴリで光量が少なく水草が少ないこの川の状況で、
ギリギリ底に光が届く(わずかに水草が生える)超浅瀬に集結してた。

そしてこいつの切り身で……


(長かったよ、試行錯誤の末の“初”アリゲーターガー!
美しいパールの輝き。呑川の魚はもう、上書き保存でしょ!)

アリガーとう!
ナンツッテ……笑。

もう少し出し惜しみすべきかとも思いつつ、
『怪物狩り』の3刷目決定の報を受け、
テンションが上がって書いてしまった。
そっちも重ね重ね、アリガーとう!(笑)
売れてしかるべき本だと自画自賛しているし、
(自信を持って送り出せないものなど、「小塚拓矢」の名で世に出さない)
優等生的コメントなんてクソクラエだと思うけど、
やっぱり、応援してくれる皆さんアリガーとう!笑、って思う。
オレは幸せモノだ。


(おまけ。スポガーとう!笑。フッキングにすごく苦労したよ)


(可愛い小型種スポテッドガー。爬虫類&両生類系の頭部の模様が◎
雷魚で言うところの、アーモンドスネークヘッドみたいなキャラだ)

早くフーターズに行きたひ。笑

2011-07-26 23:08:00 | 海外遠征

(ウシガエルの太モモ生皮を被せた、サイト用フロッグに……
背ビレをくねらせて接近。※動画からのプリントスクリーン画像)

最後の挑戦を前に、癒し系フィッシング!
アメリカ滞在も、残り1週間……。


これから奥地に向かう&数日籠るので、
あらゆる連絡がとれません。ご了承願います>ALL


一角ヘラクレス

2011-07-15 12:10:00 | 海外遠征

(“一角ヘラクレス”、スプーンビル。
ハドルフィッシュとも。和名はヘラチョウザメ)

「アマゾンと同等、
それ以上のポテンシャルかも……」

と思ってしまうくらい、予想以上の順調さで旅は進んでいる。
気温46度とか、殺人アオコとか、そーゆー厄介さはあるけどね。


(クラッピー。せっぱりフィッシュ大好き。すんげーカッコイイ)


(ウォールアイ。南下前に出会えてよかった)


(これぞ、“パン”フィッシュ。ちょっとサイズオーバーだけどね。
一応、イメージ写真として1尾丸々撮ったけど、実際は身だけを細かくして揚げ、
燃料の節約を行っている)


(現地滞在費予算が一人10万円という旅、9割自炊。
魚のカラ揚げをトマトソースで煮込む、通称「アフリカ煮込み」
コンゴでは毎日コレで、嫌になったが、久々に食うとウマい。
セーヤにも好評。作り置きし、夜には紙パックの安ワインで、酔っ払う)


(東京湾のシーバスinニューヨーク、みたいにナメてた魚だが、
実際釣ると、淡水のブリだね。特に体高がヤバかったセーヤの魚)


(一応、僕もロクマル様ゲットン。さびれた釣具屋で1ドルで買った、
ボロボロの17cm程のレーベルミノーで。一発でリップが吹っ飛んだ!
とても、美味しそうなコロコロに太った個体。明日の食料にキープ。
しかし翌朝目覚めると、鳥(カラス?ハゲタカ?)の大群が群がり、
骨と皮だけにされていた。ちなみに、カー、カーと鳴いているが……)


(ブルーキャット。何度撮りなおしても手ブレに見える、
どことなく生命感がぼんやりしたナマズ。死んでしばらく経った魚みたいな、
キャスパーっぽい、薄い青色をしている。上のストライパーを〆め、
胃袋に入っていた半消化の、臭くなってた15cmほどの小魚を餌にして。
2回も大型魚に食われたその小魚の、数奇な運命に、合掌)


(「同じ夏は、2度と無い!」とでも、N.T氏風にキャッチを入れたい一枚。
今回の旅は、ラストターゲットのためにゴムボートを持ってきています。
協力いただいているゼファーボートさんに感謝です!)


(ウロコの感じが、スモールともラージとも違うのだ。
せいぜい50cm前後の魚には、こういう自然な画角が似合うと思った1枚)


(舌に生えた歯?の黒斑が目印。
アナハゼ専用ルアーの悲しい歴史を上書きすべくこのルアーを使い続けたが、
スポテッドバスに、ウォールアイと、狙いの魚だけがなぜか釣れず……)


(「ウォールアイ釣りたいのに!」とセーヤだけクラッピー連発。
彼には、なぜかウォールアイがつれず……)


(僕にはクラッピーだけが釣れない。こんなもんですね。
小魚使えば、すぐに釣れるんだけどね。癒し系の釣り)


(夜、風が強いので心配してゴムボートを見に行くと……おやっ?)


(なんと、ストリンガーに釣れてた?ガメラくん。
朝食用にキープしておいた6匹のクラッピーを食い干し、勢いあまって
ストリンガーまで食べてしまって吐き出せずにいたところを捕獲。
……ヌードリングへの意欲を恐ろしく低下させた一匹)


(カメとして、というか、生き物として格好よすぎるフォルムと肉感)


(「メッチャクチャ、引く。メコンオオナマズプラス、って感じ。
岸から、ガイドなしで釣れたのが、嬉しいです」)

※そんなセーヤの、何気ない一言に驚いた。
「小塚さん、“アンダスタンド”って、どういう意味ですか?」
……だから、ヒューマン。やはり、ピーマン……
好きな事を追求するのはいいが、人として最低限の勉強はしようぜ。
知は力なり。メンターコースなら、日本のバストーナメントの現状を考えれば、
何をすべきかはおのずと見えてくると思うのだが。
釣りは「上手くなろう」と思ってするものではなく、
楽しみの中で「アンダスタンドする」(理解する)ものだと思うよ。
難しく言えば魚類の生理学から、陸水域での生態学、気象学……とかだけど、
机上の知識を実経験を通して身に落とし込んでいけば、
小手先の技術や理論なんか鼻で笑えるぐらい、魚は勝手に釣れると思うんだ。
その為の情報収集ツールとして、最低限の英語は大事でしょ!


(誇れた釣り方ではないが、それでも出会いたかった1匹。
レンタカーとゴムボートで、地図を片手にポイント開拓。
一歩一歩、憧れの怪魚に近づいていく手ごたえが、楽しい)

とりあえず、
写真に思いつきのキャプションをつけただけの散文ですが、
こんな感じ。「若者よ、東南アジアに収束してる場合じゃねーぞ!」
と、言ってやりたい(笑)
タク・セーヤの冒険(笑)は、いよいよあの川へ……。


PS 今朝、南下を前に最後に(比較的)冷たそうな場所に行ったら、
コイツに出会えた。ネイティブレンジ(もともとの生息域)では無いが、
嬉しかったよ!グッバイ、オクラホマ!


(ロックバス。赤い目がキュート。元々は五大湖周辺の中西部の魚)


(オヤニラミ+チョコレートグラミー、÷2、ってカンジ?
スピナベのモサモサしたボリュームを嫌う魚対策に、
アジ用のカブラをジグスピナーで使ってみました。可愛い!)


(外道でコイツも。ルアーでやっと釣れたけど、
クラッピースライダーではなかったのが残念かな。笑)

オクラホマ・フックレス釣法

2011-07-11 00:57:00 | 海外遠征

(気づいたらラパラ、な1匹。フラッドヘッドキャットフィッシュ。
グーンシュもそうだったけど、鯰Tのご利益かな?笑)

このナマズは「釣って」は意味無いんだよ……と思いつつ、
まだまだお子様ながら、機せずして出会った嬉しい1匹。

しかし“本戦”は、モンキスの歴史に深く刻まれる大惨敗!
今一度この地に戻り、リベンジを誓う……。
<追伸>7月10日、やたら暑いと思っていたら本日摂氏46℃を記録、
目的の湖が有害なアオコ(なんですかそれ?)の発生で急遽入水禁止……
ファック!!


(草にかぶれただけだが、アメリカンジョークには役立った。哀)

そんな、フック・レス・釣法 in オクラホマ。
「釣り」以上か、「釣り」未満かは置いておいて、
「釣りは釣り針を用いるもの」、という常識をあえて疑ってみた日々。
……小さな頃、図鑑で読み、いつかと夢見てたことを叶えたよ。


(15年前位に発売された、少年向けの魚図鑑(学研)の23頁。
上から3つ目の魚、「4m」と記載されている……これも、検証しなければ!笑
この旅にはコピーを携帯しているんだけど、今一度、
誕生日プレゼントに買ってくれたおじさん(釣りキチ)に感謝だね)


(昨日の経験から、この日の朝は小さめの魚を使いました)


(釣り針だと10発に1回フックアップするかどうかだが、なんと1投目でGET。
限りなくローインパクト、限りなく無傷のC&R達成。嬉しい)


(その後ルアーでも釣り、「考えうるすべての釣法で釣った」と満足してたら、
セーヤが釣ったビックワン。これくらいになると生物としてカッコイイので、
僕も1本だけ、サイズを狙おうかと思ってる。ロックギター持ち?にて)

では明日、南に下ろう。
去年の夏(9月)、東京新聞の一面記事で宣言?した“練習”の成果を、
今年こそ発揮しなければならない。……ナンツッテ(笑)

話は変わるけれど、
30~40代女性向けのインタビュー番組(?)からナゼか出演依頼を頂いた。
この飽食過食の国で、厳しい状況ではあるが、
「怪魚王子」(玉子:タマゴではない)と呼ばれるように、
1ヶ月ぐらいはダイエットに頑張ってみようかなと、
残念すぎる自分の写真を見返しつつ思う。(帰国後TV取材が続くしね)


(ものめずらしさからABCテレビにインタビューされるオレ)

そして、とりあえず
「上の口(インレット)と下の口(アウトレット?)と、乳首(岬)、
この3つを攻めればソッコーだ! 初場所攻略なんて、・・・一緒だ!」

なんていう下品なアメリカンジョーク(和訳するととんでもないね)は、
この国にいる間だけにしておこうと思った。生放送だし(笑)

PS この魚も、釣ったよ!


(スポテッドバス。ぱっと見は、ほっそりしたラージ、と言う印象。
ラージ、スモール、フロリタ、に続く自身4種目のバス。
鱗には、どこかエゾメバル(ガヤ)っぽい、剥離したようなキラキラ感がある。
顔の表情は、スモールに近いかな)


(現地レギュレーションブック曰く、舌の上の黒斑が、見分けるカギ。
細かな牙、というかザラザラの骨が、表面に出ている……らしい)