
(オレの秋2017その①。婚姻色が美しい、秋産卵種のゼニタナゴ。秋田にて)
ブログ読者の皆さん、ご無沙汰してます!
『怪魚大全』で燃え尽き、ブログはご無沙汰、
フェイスブックで短文での更新ばかりでしたが、
ぼちぼち、“怪魚外伝”の3章以降含め、まとまった記事を書いていきますね!

(オレの秋2017、その②。秋産卵タナゴを探して琵琶湖へ。“宝探し”は楽しいなぁ)

(『Fielder』さんで新連載も始まりますよ。
本日発売
一応、水面下で仕事してますw)
とりあえず、タクトくん(弊社スタッフ・ヨシダ、直営ネットショップ店長)から
「必要な人が買い逃しちゃわないよう、もう1回解説してあげて~!」
と頼まれている
『MV-55』について。
今のところ、ディアモンで唯一在庫があるようです。
去年、
初回生産時の説明
からアップデートした部分を中心に、増産(2017年仕様)で変わった部分についても書いて見ます。

(購入は、直営店
http://monsternet.base.ec が確実です。
ウチからは値引きはできませんが、利用しているECサービス「BASE」には
各種特典があるので、最近はそちらを使って賢く買い物してくださってる方も多いそう)
・・・いきなり蛇足だけど、最近メール問い合わせで、
「もしかして会社の代表者変わりました?」
ってのがあったのだとか。
ないない、他所は知らんが、ウチは絶対ありえない(笑)
本の執筆に集中するため、そして、僕の“ゴリ押し”(笑)とは無関係に
商品力だけでどこまで評価されるかの実験として、
ここ1年ほど竿について語って来なかっただけです。
(株)モンスターキスは、発行株は1株、所有者ボク、
つまり100%自己資金で、苦労しつつコツコツ前進してきた、
いわば僕の“スタンド”(漫画ジョジョでいうところの)。
空条承太郎にとってのスタープラチナが、僕にとってのモンスターキス。
「シーラカンスの“新生息地”を発見し釣り上げる」ことを事業目的にしたのも、
「小塚さんを超えるため、インドネシアにシーラカンスを密漁に行く!」
と言いだし、(内心嬉しかったが、流石にアホかと)大喧嘩になった“副社長”の野望を、
彼の死後、社会とすり合わせ、“法人”として復活させた……そんなイメージでいるから。

(必要のないものは置かない、そんな事務所にある、唯一に近いインテリア?)
まだまだ道半ば、やりたくても力不足でやれないことはあれど、
人から言われ、やりたくないことまでやるつもりはない。
最近、周りを見ていて思う。自腹でリスクを背負い、
覚悟を決めて作るモノやサービスにしか宿らないナニカってのは、やっぱりあると思う。

(釣ったことないカスザメの写真が届いたゼ。面白い形してんな~!)
・・・だから、「Monster Kiss」と刻まれた竿が、
ユーザーさんから届く写真の中で僕自身がまだ出会ったことのない魚と並んでいたり、
アイツが行けなかった世界で曲がっていることは、これ以上ない喜びなのです。
起業時からの「自分が欲しいものを作る」という信念はもちろんブレないけれど、
ここ数年、喜んでくださる方のために作るのも悪くないな~なんて思ったりもする。

(今回プッシュする『MV-55』で。自分もスポット入りのナイフ釣りたいなぁ)
さて、そんな中で、まず、最も喜んで欲しい人が、旅の先輩・武さんだった。
高校時代、受験期に読んだHP『世界怪魚釣行記』は青天の霹靂だった(後に書籍化)
今につながる、世界へ釣り旅に出るキッカケをくれた氏に、
氏が必要とする竿を一緒に作ることで、恩返しをしようと。
「VALE TUDO」(バーリートゥード)、ポルトガル語で「なんでもあり」。
そんな武さん自身のブランドと、僕のモンスターキスがコラボする形で、
最初に作ったのが『MV-65』。バーリートゥードの頭文字「V」を刻んだ。
個人的サブネーム(印字はしてない)は、「MONSTER HUNTER」
「これこそが“怪魚ロッド”だ!」という、
ある意味“思想”を世に問う竿。
“旅行者”ではない、“旅人”のための竿。
“専用”、ではなく、“バーリートゥード”(なんでもあり)なロッド。
1ピースロッドは、ありえない。
1&ハーフも、“旅行”ならいいけれど・・・実際、“旅”した人はわかると思う。
硬すぎず、柔らかすぎずの、レギュラーファーストアクション、
船からも岸からも使える6フィート半のベーシックな長さに、
仕舞い寸46cm(×ブランク部4セクション、グリップ合わせて5ピースロッド)という
シリーズ最短のコンパクトさ。
主にルアー釣りにこだわる武さんのスタイルを尊重し、
グリップの分割構造は導入せず、グリップエンドもシンプル&コンパクトな形状で、
少しでも軽く仕上げ、操作性を向上させた。
また、同じく操作性を重視してガイドは5.5~8mmの小口径セッティングにした。
PE~5号まで、リーダーは~70ポンドくらいまでを想定し、
ルアーは5g~50g程度、7cmミノーからジョイクロまで・・・
僕と武さんの、50か国、合計30年近い旅の経験を総動員して
日本を含む地球上の淡水のキャスティングルアーゲームにおいて、
最も汎用性が高いと思う1本に仕上げた。
・・・以下は僕のM「X」シリーズと共通で、
耐久性でステンSICガイドをセレクト、必然的に全WフットWラッピング、
当然、ブランクは全て並継。
違いといえば、細部デザインと、あと、ブランクの表面処理が、
武さんの好みでサンド&マットブラックになっているのが「V」の特徴。
長さでもパワーでも『MX-6』と『MX-7』の間に位置する。

(デザインという意味では、何か付け加えて行くというよりは、断捨離して行く方向、
今も、10年後も、50年後も飽きがこない、ベーシック&シンプルを意識してます。
でも、“遊び心”は、今も、そのうちオトナになってもw、爺さんになっても、変わらないでしょう。
僕の「X」では日の丸ですが、武さん強いの希望により「V」では旭日旗になってますww
わざわざ製品にこんな“火種”を刻むのはウチぐらいだと思うけど、
自著を韓国語に翻訳&韓国で販売し、韓国人の友人も沢山いる武さんだからできる&説得力の“遊び心”。
過去のこと、細かいこと、グチグチ言ってくるのもしょーもないし、それに過剰反応する日本人もアホ、
何より情けないのは、思考停止してアンタッチャブルで片付けるコト・・・
な~んて難しいことは置いておいても、僕個人も、旭日旗はデザインとしてかっこいいと思います。
シンプルな日の丸も好きですが)
そんな『MV-65』は、現在品切れ中ながら、年内に増産されます。
(直営店
http://monsternet.base.ecの「Contact」から予約受付中)
いわゆる“怪魚釣り”、
世界の淡水のキャスティングゲームで基準となる1本かなと!
・・・で、長~い前フリを経てようやく、
『MV-55』(現在発売中)について。
個人的サブネーム(印字はしてない、名前は持ち主が決めればいいと思うから)は、
「TREASURE HUNTER」
“モンスターハンター”(65)と対をなす、“トレジャーハンター”(55)、
和訳すれば、“宝探し”。
「これが“珍魚ロッド”だ!」という竿を作ろう、珍魚=宝、そんな思いで作った。
武さん的には、怪魚ロッド(MV-65)&珍魚ロッド(MV-55)、
最低限この2本で、地球上の淡水のルアーキャスティングゲームを、
とりあえず一通り網羅できるラインナップにと。
デザイン的な部分は“65”より踏襲。
65よりはやや長い48cm仕舞い寸(×ブランク3セクション、グリップと合わせて4ピースロッド)ので、
グリップは65の40cm(TCS17番)より1段階短く&コンパクトにした35cm(TCS16番)
「X」を含めたウチのラインナップでも、
『MX-6』(“6”と言いつつ5フィート半、長さはほぼ55と同じ)より柔らかい、
“最ライトモデル”という位置付けです。
とはいえ『MX-6』のグリップ(30cm、TCS16番)よりエンドが長く、
つまりブランクが短いわけで、ボートはもちろん、渓流などの小場所で、
より、細かいルアーフィッシング(珍魚と戯れ)をやりやすくなってます。
さて。
先に55を“最ライトモデル”と書きました。
一番強い“最強”と、1番柔らかい“最柔”と、
僕はシリーズのラインナップの両極端を見れば、だいたい、
そのシリーズの方向性や、メーカーの姿勢までもわかると思ってます。
なぜなら、両極端というのは概して、真ん中のボリュームゾーンより数売れない番手だから。
それを「じゃぁコストかけないで行こう」とするか、「どうせ他より数出ないんだったら、
“遊び心”を加えよう!」とするか。
その両極端をそこに設定するかにも、センスが見える部分。
(そして、柔らかい竿の方が、作っている“工場”の技術の差が見えやすい。※“ブランド”ではない)
ウチでいうと、1番強いのは
“シーラカンスドリーム”『MX-8』(生産終了)からの系譜で、『MX-∞』。
8から∞へ、長さじゃなくて強さだゼ、って進化にメッセージ性を込めたりも・・・。

(近々書きますが、今年度は弊社5周年アニバーサリーイヤーということで、
「8」の向こう側、長さで「8」のその先を行く「8+」も作ってます。
傷だらけのブランク・・・酷使無双なう)
・・・また脱線しましたが、本題『MV-55』へ話を戻します。
じゃぁ“最柔”『MV-55』の個性はといえば、やっぱり、
「オールトルザイトリング&チタンガイド」
という最高級(値段という意味で。性能はケースバイケース)ガイドの中で、
このクラスでも
「オールダブルフット&ダブルラッピング」しているという点。
魚(の引きに対して)には、多分55のライトなブランクには、
ダブルフットガイドも、ダブルラッピングも必要ない。
でも、ハードな“旅”、移動において、大事に酷使してもらうため。し続けてもらうため。
となるとここは、多少原価が上がっても譲れない部分だなと。
使用想定シチュエーション的にも、渓流なんかだと、実際、転倒して物理負荷もかかりやすいし。

(アルデバランBFSと合わせ、チタラミニが、地元・黒部の源流で大活躍。去年の夏の話)
その上で、さらに。
当然、65より細い糸の使用が増えてくるわけで、となるとトップガイドの耐久性にはこだわりたい。
詳しくはガイドメーカー・
フジ工業のカタログ説明でも熟読してもらえばいいと思いますが、
「いいものは高い、けど必要!」として、
R(レギュラー)ガイドではなく、F(フランジ)ガイドを搭載しました。

(加工が大変だと思いますが、トルザイト樹脂が盛り上がって見えるのが、フランジトップ)
Rガイドのプロト作って耐久テストしたんですが、
Rガイドでは、激しい旅で傷が入るのでしょう、リングが割れ、
ラインがスパスパ切れちゃうこと、2本・・・。
「トップガイドだけは、Sicにしようかな~」と思っていたところに、
このフランジガイドがラインナップされ、めでたくオールトルザイト・チタンのロッドが完成したわけです。
また、比較の意味で同じブランクに同口径のステンレスSicガイドを乗っけたプロトも作ったんですが、
ブランクそのものが違うのでは?と感じるくらい、全く違う竿になりました。
それはそれで面白い&コストも抑えられるのだけど、
「でもMV-55には、トルザイト・チタンガイドの方が気持ちのイイ竿になる!」
ということで、ただでさえ原価率の高さを会計士さんに怒られるディアモンシリーズにおいて、
最高の原価で生産にGO出したロッドです(笑)
でも、それだけの竿になったと思います!
事実、自分が国内で釣りする際は、これ1本ということも多いです。
(“三大怪魚”とか、そういう大物釣りを卒業したから、というのもありますが)
『怪魚大全』を出し終えたこの夏以降だけでも、こんな感じ。
イセエビを釣り、
地元のマイクロジギングで活躍。

(地元・富山では最もポピュラーなターゲットがキジハタ。僕のルアー釣りの歴史も、
バスからではなく、小4の時にこの魚から始まった)
クロマグロwを仕留め、

(コシナガじゃないよっww)
比較的柔らかいティップと、それなりに強いバッドで、
シロサバフグのカットウ釣りを確立@富山湾

(富山湾に多いシロサバフグ。でも、地元釣具店にカットウ針は置いてない。
東京湾の超ハイレベルな“湾フグ”は、後述する変え穂で対応を!)
琵琶湖でも、レイクジギングでのビワマス釣獲に貢献・・・
タクトくんはオプショングリップ等との組み合わせで、
イカなんかにも使ってますね。
もちろん、どの魚も専用品を使ったり、
専用品を作り深めていくことにも楽しみがあるのは理解してます。
ただ、四季折々、気のむくまま、人に誘われるままに釣りに出かけるのに、
年に1、2回程度の釣りに専用品を買っていては、
少なくとも僕は年に何回も海外に行ってられなくなります(笑)
独身の僕はまだ大丈夫ですが、際限なく増えていく道具は、
家族にもあまりイイ顔されないでしょうw
最小限の装備で、最大限に楽しむために。
それは『MV-55』に限らずディアモンシリーズすべてに通じるコンセプトですが、
中でも“最柔”であるこの『MV-55』は、端っこの竿ゆえに、
ライトな方向に楽しみの範囲を一気に拡大させます。
そしてそれは、僕や武さんの“釣り旅”のスタイルの、その本質でもあると思ってます。
限られた“旅行”の中では、大物狙いしか手が回らないことも多いでしょう。
僕や武さん自身、メディアでは大物を求められるので良くも悪くも誤解されますが、
ぶっちゃけ、より大きく!といった方向には(少なくとも僕は)冷めている。
誤解を承知で書くなら、大物は運。
お金と時間があれば(=ガイドがしっかりしてれば)、誰でも釣れる。
でも、“旅”では、小物に癒されるしかない辛い展開に陥ったり、
時に、大物ひしめく水域でなお、小さな美魚に熱中する時間がある。

(ボルネオで出会ったチャンナ・バラメンシス)

(その顔をベースに、開発中の『Channa(チャンナ)』。
釣りそのものは、“珍魚”の方があらゆる意味でクリエイティブだと思うから。
ビックベイトを期待されても、僕は小さなルアーを世に問いたい!笑)
誰かにお膳立てされた釣りじゃなく、自分で構築するマイストーリー。
そんな“宝探し”には、魚や自然への愛情や、好奇心、行動力が必ず必要で、
それこそが僕らが伝えたい“釣り旅”の、本当の楽しさだと思うわけです。

(ブラックアロワナ狙いでうっかり掛かってきたこんなピーコにも、慌てない。
今一度、
初回生産時の基礎解説をリンク。
今回の更新とかぶる部分もありますが、リールシートの塗装以外、基本性能の部分に変更はありません)
海外での“珍魚釣り”、それは、釣れるまで何がかかるかわからない、
本当に“宝探し”のような釣りになります。
そんな中で、不意の大物にも対応できるバットパワーを有しながら、
あくまで、日本国内での釣りと同レベルの繊細さ、使用感で、
ボリュームゾーンとしては30~50cmくらいまでの魚と戯れたい。
当然、30~50cmくらいまでの魚がボリュームゾーンとなる日本の釣りにもピッタリ。
タックルとしては、
1号~3号ぐらいのPEに、リーダーは~30ポンド、MAXで50ポンドくらいまで。
3g程度のメタルルアー(マイヤーパンサー3gやチタラミニ)をギリギリ扱え、
使いやすいのは4g程度のプラグ(Dコンタクト)から。
7~10g(チタラ)くらいを最も使い勝手の良いボリュームレンジとして、
使い勝手としては20gほどまで、MAXで1オンスくらいまでのルアーを想定。
115gという軽い竿なので、ベイトフィネス用等の小型ベイトリールと合わせるとキモチイイ。
参考までにオフショア(バーチカル)だと、
自分は地元・富山湾を楽しむため、とはいえいつも糸巻き変えるのもめんどくさいので、
コンクエストの100番に0.6号PEを200mほど巻いて、
フロロ12ポンドのリーダーを1ヒロぐらいで、~50gぐらいのマイクロジグやインチク&鯛ラバ、
ティップラン的エギもノーマルのティップで行けるし、底物のエサ釣りやら、
地元のバカ河豚のカットウ(お江戸の“湾フグ”は専用ティップ作ろうw)などなど、
何でもかんでもゆる~く何でも、バートートードに使ってます。
というか、富山湾(海)だと釣行後のタックルメンテがめんどくさいんで、
最近は、ほぼこれ1本に・・・適宜、オプショングリップ付け替えて遊んでいる感じ。

(富山湾は100m以浅、85g前後のジグで“深海のルビー”に出会えます)
順並継のメリットについては次回、『MX-8+』の説明でがっつり触れるけども、
こんな感じでソリッドティップ(初めての人でも1000円程度&1時間で充分使えるものが作れます)
をこしらえれば、
流行のイカメタルにも。
去年の写真ですみませんが(食べるための釣りはあんまり写真撮らない)、
鳥取でもこんな感じ。
ディアモンシリーズ共通ブランク径で、自由にグリップをカスタムして、遊べますゼ。
なぜ他のメーカーさんがやらないのか不思議な、
今んとこディアモンだけの特権的構造。

(活性が高ければ、ノーマルティップでもやれますが……ツツイカ系は、
道具で明らかに釣果で差が出るので、そこも楽しんじゃいましょ!
奥深い世界にハマったら、専用品を買うもよし。
ただ、まだ未体験の方はディアモンで1回、チャレンジしてみてください。
そのためのライトな“バーリートゥード”だから!)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最後に、ミスマッチングを防ぐための、
2017年増産仕様の、微変更点を詳しく。
年末発売の65もそうですが、「V」シリーズに限らず、
2017年の「X」シリーズから
ディアモン全機種、リールシートを無塗装にしました。

(左から、使い込んだセノソフト加工、新品無垢、使い込んて黒光りしだした無垢ブランク)
マット&しっとりとした質感のリールシートの「セノソフト」加工は、
ここ数年のディアモンの特徴で、それ以前の黒艶塗装仕様では熱帯条件で塗装が膨らみ、
ナットの開閉に支障が出るとの指摘から改良(ここは明らかに性能的には改良)された塗装です。
薄い皮膜なので、問題指摘には答えられたし、実際、手にした瞬間の印象はいいです
大事に使ってくださる方は特に問題のない、他メーカーさんでも採用されていることが多い加工です。
そして、この塗装をしてもしなくても、ウチがお願いしている工場からの原価は変わらないんですが、
あえて2017年以降に生産するディアモンは、全機種無垢・無塗装で行くことにしました。
自分の場合、過酷な条件で使うと、気も~ちネチョネチョと経年変化してくる場合があったので。
傷が増えて胃くのは個人的には“味”としてむしろ好きなんですが。
工場に聞いたところ、温度や、塩分、油分、など、複合的な条件によるもので、
何をしたらそうならない、といったものではないとの回答・・・僕の手が汚いのかもしれません(汗)
一方、無垢で使っていたプロトは、手垢・油脂が染み込んで行くうちに、カッコよく黒光りし始めた!
ユーザーさんを信頼し、初見の印象でなく、使い込んだ時より美しいものを、という視点からの、
“改良”ではなく、“仕様変更”です。
確かに、手にした瞬間の印象は安っぽくなる。
武さんからは「それなりに高い竿出し、値段変わらないんだし、塗っとけば?」とは言われたものの……。
代表の僕の、「長く大事に可愛がって欲しい」という思いからの判断です。

(繰り返しますが、無くなってから「何で無いの!」というお叱りは、
喜びこそすれ、反省はしませんので悪しからず・・・笑)

(500gだとこんなベンド。レギュラーファーストです)

(1kgリフトすると、ベリーから曲がります。
ショートロッドの泣き所、“バレ易さ”にも、できうる限り配慮してます)
現状、まだ20本強在庫あるみたいですが、
他モデルの生産との兼ね合いもあり、
次の生産は早くて2018年の夏以降かなー?と思います。
今年の日本の淡水のシーズンは終盤、渓流は禁漁になってしまいましたが、
来期のハイシーズンにはまず用意できないので、
気になっている方はこの機会に是非、ご検討ください☆

(お求めは、直営サイト
http://monsternet.base.ec が確実。
さすがにそろそろ、TENGAナマズのトップ画像を変更しようかと考え中。
旭日旗と同じく、世の中へのパンクロックなんですが……笑)