
(燃え尽き大陸、“自分超え”ヒライーバ)
『情熱大陸』、放送終了しました。
番組では、オファーの段階で「それだけは違う!やめてくれ」と断っていたつもりでいた、
『研究』という切り口に結びついて、ピライーバが紹介されちゃいました。
編集サイドの意図は別のところにあったそうですが、
結果として、僕がナマズを研究目的で釣っていると誤解された方もいるでしょう。
食糧危機など、社会問題に対して何らかの目的意識を持って旅に出ていると誤解された方も、
いるかもしれません。ちがいますので。
僕は、ナマズの研究(学術的価値)なんて、全然興味ない。
カッコイイから、会いにいくだけ。
むしろ、食料資源になんてして欲しくない。カワイイから。
ごく近い仲間(男共)たちからは「養殖とか、食糧問題とか、不要」
「期待はずれだった」「小塚さんの魅力が全然出てない」という意見ばかりでした。
・・・そんなわけで、僕個人は編集を気に入っていない
&怒りブログで激昂&その後ひとり落ち込んだのですが、
制作会社のスタッフさんが、今朝、社長さんも含めて富山に説明に来て下さり、
真摯な説明をしていただきました。
昨日も実は、ディレクターさん&プロデューサーさんが関東で事情を説明してくださり、
「研究と結びつけるな、ってはじめっから言ってたじゃないですか!
食糧問題だとか、養殖の映像とか、僕が一言も触れてない視点を入れて、
その時点で、ドキュメンタリーでもなんでもない!」、と憤る僕に、
泣きながら「すみません」と謝ってくださったのですが
今日こられた社長さんは、断じて、
「小塚さんは気に入ってくれないかもしれないが、いい番組だったと今も思っている!」と・・・。
たしかに、知らない人からの反響は凄まじく、それらが(自分の意に反して)なぜか良好なのです。
「テレビを通して初めてしりました」「これからも、頑張ってください!!」
という声がムチャクチャ届いてます。しかもなぜか女子多し。
「怒る理由が、ないかも・・・(汗)」
でもね、「断じて、頑張りません!」
だって、釣りって、自然破壊だから。
人間の欲望に終わりはなく、だからこそ、たとえばトマトのような“遊び心”が必要と・・・。
「釣りは、頑張っちゃダメ」
そんな視点は、釣り業界でも明らかに異端で、釣り人すら理解してくれないコト。
そんな、チョーめんどくさい、矛盾の塊のような僕を編集して、
一般向け(フツー)にまとめてくださった。
(繰り返すけど)僕の周囲には不評だが、
“フツー”の人がギリギリ僕を理解できる番組だったのかもしれないと思えてきました。
「じゃぁなんで小塚さんは、そんなに魚が好きなのに、魚を傷つける(釣る)んですか?」
例えば、ディレクターさんから、アマゾンでもさんざん聞かれたが、
上手く答えられなかった質問。
それまでは、「好きな子をオカズにオナニーするか否かのような、非常に難しい問題」
と、いう答え(絶対放送できない)しかできなかったのですが、
放送直前、20日の最後の最後の撮影になって、
ようやくこんな風に(自分的にはウマく)答えたと思う。
「恋愛といっしょじゃないですか。
傷つくとわかっていても、求めずにはいられない、みたいな。
お互いに痛みを伴い、能動的にかかわりあってこそ……怪魚の場合は、特にそう。
安定した生活を差し出し、苦労してたどり着くからこそ得られる、キケンな恋(笑)」
僕としては最高にカッコヨクく答えたつもりだったんですが、でも番組では使われませんでした。
『研究』なんていう、いかにもオトナが考えそうな切り口じゃなくて、
こういう、キモイ&しょーもない切り口にして欲しかったんですが……
そして、そういう発言が放送前までのボクの周囲の期待だったと思うのですが……
ちなみに、実際、ピライーバは2匹釣れました。
水色Tシャツのディレクターさんと映っているのが176cm、
上半身裸のカメラマンさんと写っているのが、185cm。
「・・・小塚さん、放送後しばらくは、マリオで言うところの『スター』とった状態ですので、
イロイロ、気をつけて&楽しんでくださいね(byディレクターさん)」
世間一般の感覚というのは、僕にはわかりませんが、
ああいうフツーの編集(認めたくない)の方が、いいんでしょうかね?
昨晩も美容室で、働いてる若いオネーちゃんたちから「みました」「みました」って話かけられたけど、
すんません、こんな一生に一度あるかないかのモテ期に、
日曜日(放送当日朝)、釣り場でマナーの悪いチンピラに注意して、
現在左目青タンです(写真。一応、クライアントフォローなアサヒ&マツダ。放送中の飲み会でのひとコマ)
そして、そんな自分が、大好きです(笑)
・・・総じて。支離滅裂、こんな感じの、カオス脳なわけです。実際。
何を書いてるかわからなくなってきたが、最後に。
ディレクターさんは頑張って僕を、フツーのかっこいい人にしてくださったんだと今思います。
でも、“フツー”だと思われると、今後、生きていきづらいのです。
「つまらなかった」「小塚さんらしくなかった!」と感想をくれた愛すべき周囲に向けて、
番組のラストシーン(おしっこのシーン)の裏話を。
まさかあのシーンが使われると思わなかったが、あの後、こんなふうに言ったと思います。
「いやー、大自然の水中でするオシッコって、僕は好きなんですよ。
なんか、下腹の周りがあったかーくなって、例えるなら、中出し。
受け入れてもらえた、っていう安心感というか。アマゾンと受精したい!」
当然、カットでした。イェイ(笑)

(ディレクターさん、写真見てたら泣けてきた。
ひどいこと言っちゃって、すみません)

(カメラマンさんと)

(日曜日のオレ。青魚ねらって青タンになること。
アサヒさん、マツダさん、ありがとうございました)
■6月25日 修正・追記(お騒がせしての体裁的口調Ver)
昨日24日は制作会社のディレクターさん&プロデューサーさんと東京で、
事務所に戻った本日25日は社長さんも加え3名で富山に来ていただき、
双方の言い分を調整しました。
僕個人は、オファーを受ける段階で「研究、をからめた切り口にだけはしないこと」
をお願いした(条件にした)つもりでしたが、
プロデューサーさんの認識では、「研究者、とは呼ばないこと」
だったという、誤解があったようです。
そのうえで、(制作サイドとしてその意図はないが)小塚さん自身がナマズ研究を
しているという誤解を生みかねない編集であったことは謝っていただき、
僕も、過剰反応した点を詫びました。
そして、食料問題の解決にナマズうんぬん~、という編集は、
僕は気に入っていないけれど、
制作サイドのプロフェッショナルな領域を尊重し、納得しました。
「自称、怪魚ハンター~」というナレーションに関しては、
単純にケアレスミスであり、「ひと呼んで~」にすべきで、
注意が行き届かず申し訳なかった、とのことでした。
■26日追記
ネガティブコメントにのみ簡潔にレス!
by 狩人
獲った獲物を自ら喰わずしてなにがハンターぞ!反吐が出る!
獲物の味を知って本当の狩人となる!>
食いたくなくなるほどスゲーやつに、キミも早く会えるといいね。
by 高岡市民
あなたの肩書なんてどーでもいい
高岡にもスゲー奴がいると思ったけどただのいたい奴やった
お疲れ
もうメディアでんなよ。>
死ね(笑)