
(ロッド&リール8月号、地球丸刊)
ロドリ8月号発売&
連載「じゃぁ冒険します。」最終回!!
「ラストはなんかでっかいことをやらかしてみよう!」
という事で、世界記録を狙って関西遠征を決行!!
第21回(最終回)「世界記録のニゴイを狙う、の巻」
その顛末は、誌面で。
それにしても……最後なんで、ちょっと振り返ってみる。
第1回「8万3000円でできる海外釣行、の巻」
第2回「東京都内でオヤニラミを狙ってみる、の巻」
第3回「野菜ルアーでソウギョを狙う、の巻」
第4回「新橋サラリーマンと釣りに行く、の巻
第5回スペシャル「自分より大きな魚を釣りたい、の巻」
第6回「財布とケータイなしでFショーにおいでよ、の巻」
第7回「こっくりさんで初バスを狙う、の巻」
第8回「なぜかトーナメントにでてみる、の巻」
第9回「僕を初恋の子と初コイを釣りに行く、の巻」
第10回「激ヤバ振動系ルアーでロクマルを狙う、の巻」
第11回「そこに穴があるからタウナギを狙うのだ、の巻」
第12回「1日に富士山に2回登ってみる、の巻」
第13回スペシャル「幻の怪獣を倒したい、の巻」
第14回「謎の妖怪ハンザキを追え!の巻」
第15回「釣聖ナオキとトンボ釣りに行く、の巻」
第16回「なぜかオフ回を開いてみる、の巻」
第17回「バスの抱き獲りに挑戦んしてみる、の巻」
第18回「予算5000円で海外釣行、の巻」
第19回「バス釣りわらしべ長者は誰だ!?の巻」
第20回「アジア怪魚サミットに出席してみる、の巻」
最終回「世界記録のニゴイを狙う、の巻」
……いやはや、2年弱、
本当に色んな事やらせてもらったなぁ。
基本的に、モノクロページの連載というのは、
「既にある素材・既にある写真で作る」という原則があるのだけれど、
それをぶっ壊して、毎月企画を練って、クソ真面目にロケをやり続けた。
ある意味で学生にしかできない、すごく贅沢な連載だったと我ながら思う!

(第10回。ロケ中に釣りながら、プリクラほどの極小掲載となった58㎝。
約2年間で、バス雑誌で、バスを釣ったのはこの1回だけという奇業)
アマゾン出国準備中に、急きょ話を頂き、
ピラルクーの村から第1回の原稿(手書き)をFAXしたのも良き思い出。
「小さな村で、どこかFAXが使えるところは……」
と探し歩いた末に行きついた、弁護士事務所。
そこでの出会いから、“神龍”へのトビラが開いた――。(単行本で詳しく)
誌面では、文字数の関係で書ききれないことが多すぎるけれど、
「冒険」というより「生き様」ともいえる仕事だった、とは言いすぎですかね?

(第13回スペシャル。2か月かけて手にした幻獣ムベンガ)
最後の「冒険後期」でも触れたけれど、
地理的な冒険は植村直巳の時代で終わり、地図に空白がなくなった現代。
「最後の冒険家(集英社)」と言う本の中で、著者の石川氏も言っていたが、
「冒険」というものは、発想力と、創造力の時代だと、つくづくと思う。
重箱の隅をつつくのではなく、誰かを出し抜こうとするのでもない。
僕がおよそ2年にわたり取り組んできた、
「誰でもできるけど、やらない事を、あえてやってみる」という意味での冒険
というもの。
過去、命を散らした冒険家をリスペクトし、その「冒険」とは別と考えつつ、
また、商業文句で使われる“冒険”という“ただのコトバ”とも一線を引く、
ある意味で前衛的な、アバンギャルドな取り組みではなかったか。
一息ついた今、そんな風に思っています。
僕は冒険家ではなく、せいぜい無茶な旅人でしかないけれど、
ワクワクとか、ドキドキとか、そんな感情ってのは、日常には必要なんです。
そして、神龍や幻獣のような気が触れるほどの怪物が、地球には必要なんです。

(第5回スペシャル、トビラ写真より)
読んだ人にとって、
つかみどころの無い閉塞感に吹く、一筋の涼風となってもらえたとしたら、
やってよかったなぁよ思うよ。
本を出して、復学して、無事大学院を卒業して時間ができたら……
またなんかやりたいな!
魚も、人も、すべての出会いに感謝。そして今後とも、ヨロシクです。
<追伸>

(ロドリ別冊ムック、ナマズ釣り大全)
すっごく楽しみにしてたコッチも、無事発売!!
こんな本、地球丸さんでしか出さないし、出せないでしょ(笑)
僕もちょろっと(ホントにちょろっと)協力させてもらってます。
が、ナマズと言えば、あの人、あの怪魚ハンター(笑)ですよ!
ぜひ、書店、釣具店で手に取ってみてくださいね!!