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2009-05-02 | 体育主任の活動
今まで体育のことは、ほとんど我流で通してきた。
「向山型体育」のことは、パーツを読んで実践していただけだった。
今回、「根本体育」「法則化体育」「TOSS体育」の本を初めて買った。

『わかる・できる「根本体育」の基礎・基本』である。

今までの法則化運動の蓄積がある。
根本氏は、法則化論文を一人で何百も提出した方。
ホームページなどは見ていた。

さて、次の点が驚いた。

TOSS体育の種目選定の視点である。
①ルールが簡単である。
②準備が簡単である。
③勝敗の判定が明確である。
④逆転現象が起こる。

私も昨年度までに次のことを共通理解していたからだ。

【競技】
(1)徒走
①組み分けは、男女混合、50m走順を原則とする。
②紅・白の走力が均等になるようにする。
③クラスの実態に合わせて、保護者に説明できる組み分けをする。
④短時間に集中的に力を発揮する身体能力(中教審)を鍛える。
⑤1レーンから5レーンまで使用する。
⑥「位置について ヨーイ ドン」を共通理解する。
  (1)1m下がって待つ。 (2)名前をコール (3)手を挙げて、「ハイ」
⑦スタート・ゴールラインの色
  低学年=赤、中学年=黄、高学年=青

(2)技巧走 ※6年生と卒業生
①着順に偶然性があるようにする。
②ルールをシンプルなものにする。
③競技時間が長くならないようにする。目安15分以内。(準備片付けを含む)
④準備が楽なようにする。準備物を組み合わせて使う。
⑤巧みに身体を動かす身体能力(中教審)を鍛える。

(3)団体競技
①勝負のメリハリをつける。
②持続的に力を発揮する身体能力(中教審)を鍛える。
③原則として、次の競技を行う。
【1・2年生】玉入れ
【3・4年生】大玉
【5・6年生】台風

(4)表現
①柔軟性を発揮する身体能力(中教審)を鍛える。

ここから導かれる原則は、似ている。
例えば、
 TOSS体育        共通理解
①ルールが簡単である。→②ルールをシンプルなものにする。
②準備が簡単である。→④準備が楽なようにする。準備物を組み合わせて使う。
③勝敗の判定が明確である。→①勝負のメリハリをつける。
④逆転現象が起こる。→①着順に偶然性があるようにする。

しかし、TOSS体育の方がシンプル。
私ももっとシンプルに考え続ける。

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