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公害とは、経済合理性の追求を目的とした社会・経済活動によって、
環境が破壊されることにより生じる、社会的災害である。
環境基本法(1993年)による「公害」の定義
『環境の保全上の支障のうち、事業活動その他の人の活動に伴って生ずる相当範囲にわたる
大気の汚染、
水質の汚濁(水質以外の水の状態又は水底の底質が悪化することを含む)、
土壌の汚染、
騒音、
振動、
地盤の沈下(鉱物の掘採のための土地の掘削によるものを除く)
及び悪臭によって、
人の健康又は生活環境(人の生活に密接な関係のある財産並びに
人の生活に密接な関係のある動植物及びその生育環境を含む)に係る被害が生ずること』をいう。
このほか広義の用法として、食品公害・薬品公害・交通公害・基地公害などもある。
典型七公害
環境基本法第2条第3項において公害として列挙されたものを俗に「典型七公害」と呼ぶ。
「典型七公害」は以下の七つの公害からなる。
・大気汚染
・水質汚濁
・土壌汚染
・騒音
・振動
・悪臭
・地盤沈下
近年では、上記の七公害のほか、
光害や日照に係る被害なども含めて公害とすることが多い。
また、最近ではダイオキシン類やアスベストがなどの有害物質も、
公害を発生させるとして問題となっている。
これらの物質により発生している。
公害の現象は典型七公害のうち、大気汚染・水質汚濁・土壌汚染の公害に含まれる。
しかしそれぞれに、
これらのカテゴリー(典型七公害)の分類に当てはめにくい社会問題を含んでいることから、
それぞれ独立した現象の公害と考える論者もいる