勤務校のプール掃除があった。
今年のプール掃除は、「段取り」を意識して行った。
段取り力 | |
齋藤孝 | |
筑摩書房 |
この本は、最高。なかなか最後まで読んでしまおうと思う本がないが、これは、最後まで読んだ。
立ち止まり立ち止まりながら。自分に当てはめて読んだ。
さて、この本に次のようにある。
『段取りとは、質的に違うものを組んでいくことだ。だからこの期間は何をやる、それがどこで変わるのか、ということを大きく区切ることができなければ、段取りを組むことができない。質の違いを見分けながら段取りを組むことが「段取り力」には大切だ。』
私も何をいつのタイミングで行うかをシミュレートしていた。
EM菌を養護の先生にお願いして入れて貰ったのが、運動会の前。
だんだんコケ(?)が、沈殿していくのが分かる。
ここが質の変化の一回目。
さらに、先週の金曜日に水を抜き始めた。
途中で止め、月曜日の朝に同じようなスピードで水が抜けるようにした。
すると、昼休みには、ちょうどいい感じで水が抜けてしまった。
この水の量が大切で、全く壁がぬれていないとやりにくい。
しかし、ありすぎると水が抜けるまでに時間がかかりすぎる。
質が変化する瞬間だ。
さらに、子どもたちを入れる前に、プール内にガラスなどがないかを確認する。
これは、子どもたちが、掃除している時間に行う。
タイムロスがない。ビール瓶が投げ込まれていたこともあったらしい。
そして、6年生の教室前の消防ホースに水を通す。
また、6年生の子どもたちは、日程を変更して給食の後すぐに掃除をして貰っている。
5時間目には、プールサイドに集合。
諸注意。
ここがポイントの2。
ケガがないことを第一の目標とする。
だから、忘れ物がある子は、プールに入っての掃除をさせない。
3組と1組が大プール担当。
3組の子でも、何人か忘れ物がある。大切なのは、帽子とサンダル。
滑りにくくするのがサンダル。
滑っても頭を守るのが帽子。
水着を忘れているのは論外。
ここで緊張させる。
なぜ、プールに入らせないかというと、私は、プール掃除は、楽しいものだと思っているからだ。
実際に始まってみるとどんどんきれいになるプールを掃除するのは楽しい。
水がかかるのも楽しい。
昨年のケガのことを語る。これが大切。
その後は、子どもたちを指揮しながら掃除を進める。
ここまでは順調だった。
6時間目の途中には終わっている予定だった。
しかし、大失敗があった。
なかなか水が抜けてしまわない。
消防ホースで水を入れているので、水がなくならない。
子どもたちにバケツで水を掻き出すことを指示。
子どもたちはがんばった。
だんだんとなくなるが、人力ではらちがあかない。
でも、おかしい。
他の職員に排水を見て貰う。原因が分からない。
ここでチャイム。子どもたちは、終了。
私も排水に向かう。
その後は、Tinoの家で英語のレッスン!!!
帰り着いたのが、10時!
でも、途中の大津小学校は、電気がついていた!!!!
ご苦労様!