現場力(げんばりょく)

理科は感動だ!を実践する感動サイエンスteacher。
つながりを活かして社会貢献活動する地域に飛び出す小学校教師。

コーヒーブレイク(地域の熊日ミニコミ誌で取り上げられる)

2011-07-28 | NIE教育

私のNIEの取り組みが、地域の熊日新聞のミニコミ誌で取り上げられた。

とてもすばらしい方が、記事を書いて下さった。

 

簡潔に

過不足なく

流れが分かるように

 

しっかりとまとめてある。

 

このような仕事をする方と一緒に仕事がしたい。

 

この編集者の方が、

「斬新な授業だった」「私も勉強になった」

といわれた授業。

 

写っている子ども達の顔がいい。

 

いい実践は、子どもの笑顔を引き出す。


こんな授業あるんですね!②(熊日新聞ミニコミ誌の方の言葉)

2011-06-24 | NIE教育

授業の流れは、次のように行った。

1 子ども達の見出しの確認。

2 どれが採用されたと思うか挙手。

3 5原則の発表。

4 自分は採用されたと思うかを聞く。

5 採用された見出しを発表。

6 不採用の見出しを取り上げて、リライトする。

7 見出しに着目して、スクラップする。

 

いい授業は、起承転結であるべきだ。

起 1・2

承 3・4

転 5・6

結 7

オーソドックスな授業だったと思う。

だけど、上記の言葉があり、子ども達もたくさん取材を受けていた。

教頭先生からも「いい授業でたのしかったです」との言葉を受けた。

自分もある程度満足できた。

NIE教育は、発展性がある。

 

授業後、電話で取材を受けた。

授業構成の考え方やメディアリテラシーについて話をする。

とっても満足されていたようだった。

 

7月に特集を組むそうである。記事を楽しみにしている。

 

 


こんな授業あるんですね!(熊日新聞ミニコミ誌の方の言葉)

2011-06-24 | NIE教育

23日は、以前からお知らせしていたように熊日新聞のミニコミ誌の方の取材が入っていた。

 

その方の第一声がタイトルの言葉だった。

とっても楽しそうで、とっても勉強になったそうだ。

私は、基本的な新聞の要件である「見出し」について授業した。

 

レベルとしては高い。

昨日のブログにある太路さんとのやりとりは、子ども達に見せたかった。

メールの内容をそのままワークシートにした。

メールで教材研究をするというスタイルを教育界で初めて発表したのが、私。

日露戦争の授業の時だった。

一流の方にメールで質問するということを10年前からしている。

 

さて、教材研究の一端を子ども達に見せるのは、生き方を見せることにつながる。

しかし、メールそのままでは教材にならない。

加工が必要。

ワークシートを授業の形に加工した。

次のようにまとめた。

 

子ども達がシートを配ると、やったーーとかほーーとかの声が漏れた。

授業構成の妙だった。

採用できる見出しには、5原則がある。

1 記事の一番伝えたいことがある。「キーワード」

2 記事の中の言葉から取る。

3 短い字数で書く。(体言止め、「へ」「も」などを使う)

4 一番主な見出しは「名詞」にしない。

5 理想の見出しは「主語+述語」で書く。

 

(採用された見出し)

めっちゃ速い列車 博多へGO(M)

熊本から新大阪まで3時間!(N)

「みずほ」速い!(M)

一番はやいみずほ!!博多まで34分!(I)

みずほダッシュ!博多まで34分!(K)

「みずほ」最高時速260キロ(T)

みずほ時速260キロ 熊本~新大阪3時間(U)

みずほちょうはやい(G)

九州新幹線「みずほ」速し!(S)

 

(1)記事の伝えたいことを読み取る

福岡と鹿児島を結ぶ新幹線たんじょう(T)

九州新幹線たんじょう(M)

九州新幹線開業(S)

新幹線が熊本をとおる(G)                                          

ついに完成!スカイツリー23本分の努力と涙(F)

熊本から福岡と鹿児島を結ぶ新幹線「みずほ」(T)

新幹線が熊本を通る(Y)

 

(2)原則、記事の中の言葉から取る

新幹線まじハンパネエぐらいはやい!!(K)

九州で一番早いとっきゅう新幹線「さくら」(H)

みずほ、最速、ウサインボルトよりも速し(T)

 

(3)体言止めや「へ」「も」などを使い短い字数で

九州新幹線に乗ると、はやくつける!!(I)

九州新幹線。早い。(I)

新幹線列車のみずほ、最速(T)

みずほははやい(H)

「みずほ」は、一番速い列車。熊本から新大阪まで3時間!(M)

一番速い「みずほ」最高速度は時速260K(H)

熊本から博多まで「みずほ」にのると34分でつく!!(O)

九州→大阪まで約3時間?!(O)

熊本駅から博多駅まで「みずほ」で34分!!(I)

 

(4)一番主な見出しは「名詞」にしない

一番速い新幹線列車「みずほ」!(N)

一番速い新幹線列車(F)

一番速い列車「みずほ」(O)

九州新幹線、一番速い「みずほ」(N)

 

(5)理想の見出しは「主語+述語」

新大阪まで約3時間(T)


くまTOMO編集部の太路さんとのメール

2011-06-23 | NIE教育

熊日新聞の太路さんとは、前任校やTOSSの記事の時からの知り合い。

昨日行われた研究発表会でお見かけした。

声をかけると子ども新聞に異動されたとのこと。

そこで、「くまTOMO」を使った授業をしたので、メールで見出しの採用不採用を聞いた。

以下、引用。

佐藤先生
 熊日の太路です。先日は思わぬところでお会いしました。お元気そうでなによりです。
 さて、見出しについてですが、まず基本的に「くまTOMO」は非常に見出しが付けにくい紙面であることをご説明します。
 普通、見出しは記事の中(ほとんどの場合リードの部分)の言葉からとり、記事の言い表したいことを短い字数(一般の紙面では、一番主となる見出しは8~12文字程度)で表します。字数が限られるため、字数が少なくて伝える意味の多い熟語や略語を多用することになります。
 しかしこれでは、熟語や略語の意味が分からない読者には、何も伝わっていないことになります。くまTOMOは、「小中学生に伝える」ではなく「小中学生に伝わる」を目指しているので、見出しに熟語や略語はできるだけ使わないことも目指しています(社内でも、見出しをつける記者=記事を書く記者とは別=泣かせの紙面と言われています)。

 子どもたちの見出しについてですが、見出しの原則に沿って説明します
(1)記事の伝えたいことを読み取る
 見出しの一番大切な原則です。九州新幹線の記事のリード部分を読むと、この記事が九州新幹線の全線開業と同時に、「速度」や「時間」にこだわっている(一部に正確さを書く記述がありVOL2で訂正していますが)ことが分かると思います。ポイントはつまり「速さ」です。これからすると、
 「熊本から福岡と鹿児島を結ぶ」「九州新幹線たんじょう」「九州新幹線開業」「新幹線が熊本をとおる」「ついに完成!」「福岡と鹿児島を結ぶ」「新幹線が熊本を通る」
 は不採用となります。

(2)原則、記事の中の言葉から取る
  これは、記事以外の言葉を使って、記事の内容を誤って伝えるのを避けるためです。この原則からすると、
 「まじハンパネエ」「とっきゅう新幹線」「ウサインボルトよりも」
 は個性的ですが、不採用ですね。

(3)体現止めや「へ」「も」などを使い短い字数で
 この原則からすると、
 「九州新幹線に乗ると、はやくつける」「九州新幹線。早い」(。が不要)「新幹線列車のみずほ、最速」(の、が不要)「みずほははやい」「『みずほ』は一番速い列車」「一番速い『みずほ』 最高速度は時速260K」(は、が不要)「熊本から博多まで『みずほ』にのると34分でつく」「九州→大阪まで約3時間?!」(?は不要)「熊本駅から博多駅まで『みずほ』で34分」(から、まで、は熊本~博多などに置き換えられる)
 は不採用となります。

(4)一番主な見出しは「名詞」にしない
 見出しはいくつかの部分(肩見出し、脇見出し)がありますが、一番主となる見出しは、名詞になってはいけません
 この原則からすると
 「一番速い新幹線列車『みずほ』!」「一番速い新幹線列車」「一番速い列車『みずほ』」「九州新幹線、一番速い『みずほ』」
 は不採用となります。

(5)理想の見出しは「主語+述語」
 これは、一番難しく、日々見る紙面でも、できていない見出しが多いです(肩見出しや脇見出し、頭の部分に主語を置くなどしてカバーしています)が、できれば目指してほしいです
 この原則からすると
 「新大阪まで約3時間」は、不採用となります。

 残りが採用できる見出しかと思われます。


見出し五原則(リライト)の授業

2011-06-23 | NIE教育

今日の授業では、次のように行う。

子ども達の書いた見出しを黒板に貼る。

どれが採用されたか考える。(1回目)

太路さんの見出しの5原則を出す。

ダメなものをチェックしていく。

最後に太路さんとのメールのやりとりを読む。

採用されなかったものをリライト。(2回目)

 

新聞の三原則

①題字(新聞社)  ②日付  ③トップ記事

トップ記事の原則

①見出し  ②リード

読売新聞のNIE教育テキストを使う。

 

以上。

 

新聞記事で最初に確認する三原則は、

1)題字・新聞社
2)日付
3)トップ記事

で妥当だと思う。

後々、複数の新聞を使って、読み比べ(メディアリテラシー)の授業を予定している。

 

 


新聞紙面の見方と見出し

2011-06-17 | NIE教育

NIEの授業を本格的に行う。

大津町は自治体規模では初の導入。

先進的である。

さて、今回は、新聞紙面を分解して、紙面の構成を教えた。

一面を取り扱う。

題字と日付

トップ

コラム

広告

それぞれの要素について説明する。

さらに、『くまTOMO』の紙面を使って、見出しを書かせる。

最初の記事は、新幹線開通の記事。

一番大きい見出しは、□で隠した。

ここを考えさせる。

題字・日付をチェック。

『くまTOMO』は、土曜日に『熊本日々新聞』内に入ってくるので、日付がない。

見出しを読ませる。

さらに、見出しのキーワードを見つけ、その後本文からそのキーワードを見つける。

すぐに見つかる。

 

次に、リードの部分だけを赤鉛筆で囲ませる。

リードの部分の言葉(キーワード)から大きな見出しは創られるという原則を押さえて、見出しを考えさせた。

 

『くまTOMO』の見出しは、途中で発表した。

これよりいい見出しを創りなさい。という形で。

以下、子ども達の創った見出し。

 

九州新幹線に乗ると、はやくつける!!(I)

新幹線列車のみずほ、最速(T)

めっちゃ速い列車 博多へGO(M)

熊本から福岡と鹿児島を結ぶ新幹線「みずほ」(T)

一番速い新幹線列車「みずほ」!(N)

一番速い新幹線列車(F)

九州新幹線たんじょう(M)

新大阪まで約3時間(T)

「みずほ」速い!(M)

九州新幹線開業(S)


新幹線が熊本をとおる(G)

みずほははやい(H)

新幹線まじハンパネエぐらいはやい!!(K)

「みずほ」は、一番速い列車。熊本から新大阪まで3時間!(M)

ついに完成!スカイツリー23本分の努力と涙(F)

九州新幹線。早い。(I)

一番はやいみずほ!!博多まで34分!(I)

熊本から博多まで「みずほ」にのると34分でつく!!(O)

福岡と鹿児島を結ぶ新幹線たんじょう(T)

みずほダッシュ!博多まで34分!(K)


一番速い列車「みずほ」(O)

九州で一番早いとっきゅう新幹線「さくら」(H)

九州新幹線、一番速い「みずほ」(N)

みずほ、最速、ウサインボルトよりも速し(T)

一番速い「みずほ」最高速度は時速260K(H)

「みずほ」最高時速260キロ(T)

みずほ時速260キロ 熊本~新大阪3時間(U)

新幹線が熊本を通る(Y)

熊本から新大阪まで3時間!(N)

みずほちょうはやい(G)


九州→大阪まで約3時間?!(O)

熊本駅から博多駅まで「みずほ」で34分!!(I)

九州新幹線「みずほ」速し!(S)

これを編集長に送って、採点してもらう計画。

採用できるものか

採用できないか

その理由は?

ここが勉強になる。