一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

猪熊山(佐賀県武雄市) ……2019年の干支(亥・猪)の山で新年を祝う……

2019年01月07日 | その他・佐賀県の山


1月6日(日)

佐賀県武雄市の猪熊山には、
2017年12月03日に一度登っている。
2019年(亥年)になったので、
あらためて猪熊山に登ることにした。
猪熊山は、標高131mの超マイナーな山。
かつては猪隈城という山城があったようで、
所々に曲輪の跡らしきものも見られるが、
今や道らしき道もなく、
ほとんどヤブ漕ぎでしか登ることができない。
老人ホームの横から登る山道があるらしいが、
それも途中で途切れているらしい。
わざわざ老人ホームの敷地内に入っていくのも嫌なので、
前回登ったルート(とは言えないが)を今回も登ることにする。


朝日ダムのダム湖の畔に車を駐め、ここから歩き出す。


この道の先に老人ホームがあるが、
私は、電柱のある所から左へ入って行く。


ここから入って行く。


少し歩くと、


右側に、イノシシを捕獲する檻が設置してあった。
さすが猪熊山だ。
イノシシが多いようだ。


檻のすぐ先から、右側へ登って行く。


とにかく上を目指して行けば山頂にたどり着くと思い、
前回同様、適当に登って行く。


道はないが、小さな山なので、迷うことはない。
(それでも、山慣れしていない人や初心者は要注意!)


尾根に乗って、尾根から外れないように登って行く。


いくつもの木が集まったような大木があった。


見上げる。




一度登っているので、見覚えのある箇所もある。


直径15cmほどの太い蔦が、白蛇のようにうねっている。


その先を追うと、


天空へと伸びていた。
もしかして、樹木なのか……


同じようなものが、いくつも天空へと伸びていた。


イノシシの寝床のようなものもあった。


ここがピークかと思いきや、


登り切ると、その先にもピークが見え、


その先に山頂があった。


猪熊山山頂(131m)に到着。


手づくりの標識は130mとなっているが、


131mが正しいようだ。


山頂からはほとんど展望は得られないが、
葉を落とした木々もあり、
冬の今ならば少しの展望が得られる。


来た道(らしい道はないが……)を戻る。


出発地点に戻ってくる。


往復45分ほど。


小さい山であるが、
自然林が多く残っており、
見た目よりも山歩きを楽しめる山であった。


ダム湖の彼方に、鬼ノ鼻山から聖岳への稜線が見えた。


ダム湖には水鳥がたくさんいた。


湖畔を歩いて行く。


シロバナタンポポがあちこちに咲いている。


いいね~


こちらは、徳連岳方面。


ダム湖を入れて、猪熊山を撮る。
こうして見ると、なかなか素敵だ。
昨日から、娘たちや孫たちが遊びに来ているので、
今日はこれから急いで帰る。
短い時間ではあったが、けっこう楽しめた山歩きであった。
今年の干支の山に登れて、
今年も良い年になりそうだ。
今日も一日の王になれました~


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