一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

最近、驚いたこと⑩ ……NHK朝ドラ「エール」の最終回のコンサート……

2020年11月30日 | 最近、驚いたこと
窪田正孝主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」の最終回を観て、驚いた。 11月27日(金)放送の最終回は、 NHKホールを舞台にした「コンサート」という異例の内容となっていたからだ。 本編としてのドラマパートは一切入らず、 主人公・古山裕一のモデルとなった福島県出身の作曲家・古関裕而の数々の名曲を、 ドラマに出演していた人気キャラクターたちが歌いつなぐ…… その思い切った演出に、度肝を抜 . . . 本文を読む

桜山、鍋島藩武雄領主庭園、武雄神社 ……奇岩と紅葉と大楠と東野圭吾の小説……

2020年11月29日 | その他・佐賀県の山
11月28日(土) 今日は、「晴れのち曇り」の天気予報。 なので、朝早くに武雄市にある桜山へ向かう。 武雄温泉楼門に到着。 温泉の入口に立つ朱塗りの楼門で、 1915年(大正4年)に建築され、 2005年(平成17年)7月22日に国の重要文化財に指定されている。 竜宮を連想させる鮮やかな色彩と形で、天平式楼門と呼ばれ、 釘一本も使用していない建築物として有名。 この武雄温泉楼門を設計した . . . 本文を読む

最近、驚いたこと⑨ ……TVドラマ「35歳の少女」の主題歌「三文小説」……

2020年11月27日 | 最近、驚いたこと
今年(2020年)の10月10日から放送されている、 日本テレビ系のドラマ「35歳の少女」を毎回楽しみに観ている。 観たいと思った理由の第一は、脚本が遊川和彦だったから。 「真昼の月」(1996年)、 「GTO」(1998年)、 「魔女の条件」(1999年)、 「女王の教室」(2005年)、 「純と愛」(2012~2013年、NHK連続テレビ小説)、 「家政婦のミタ」(2011年)、 「○○妻 . . . 本文を読む

映画『タイトル、拒絶』 ……伊藤沙莉、恒松祐里、モトーラ世理奈がイイぞ……

2020年11月22日 | 映画
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(2020年10月16日公開)が、 公開から31日間で観客動員1750万5285人、 興行収入233億4929万1050円を記録していることがわかった。 共同で配給を手がける東宝とアニプレックスが、11月16日に発表したもので、 日本での歴代興行収入ランキングは、現在5位。 公開直後、TOHOシネマズ 新宿が1日42回上映するなど、 ケタはずれの上映回数が話題 . . . 本文を読む

鬼ノ鼻山・多久聖廟・西渓公園 ……家から近い場所に紅葉の名所がある幸せ……

2020年11月18日 | 鬼ノ鼻山・聖岳
11月17日(火) 私の公休日である今日は、 午前中は市役所へ行ったりして用事を済ませ、 昼食後、裏山である鬼ノ鼻山へ向かった。 いつものように“憩いの森”からとりつく。 アキノキリンソウがまだ咲いている。 低山ならでは……だね。 美しい林。 林床には、ツワブキの花がたくさん。 フユノハナワラビも見ることができた。 今日は、いつもとは違うルートで…… サザンカのトンネルを . . . 本文を読む

映画『空に住む』…多部未華子、岸井ゆきの、美村里江の演技は悪くないのだが…

2020年11月17日 | 映画
青山真治監督の、 『共喰い』(2013年9月7日公開)以来7年ぶりの長編映画である。 『共喰い』は、荒井晴彦の脚本が秀逸で、 主演の菅田将暉はもちろん、 光石研、田中裕子、木下美咲、篠原友希子(篠原ゆき子)の演技が素晴らしく、 ……昭和の終わりを描いた傑作…… とのサブタイトルを付してレビューを書いたのだが、(レビューはコチラから) このレビューは今でもよく読まれており、 当ブログへの訪問 . . . 本文を読む

金立山(后ヶ浦ルートと東尾根ルート) ……紅葉と、コスモスと、Sさんと……

2020年11月14日 | 金立山
11月13日(金) 金立山に前回登ったのは、10月4日だった。 海抜0メートルから8時間かけて登ったのだが、 とても楽しい“歩き旅”であった。(レポはコチラから) 今日は、后ヶ浦ルートで登り、東尾根ルートで下山しようと思う。 紅葉が楽しめるし、 麓にある金立公園の(ピークを迎えているかもしれない)コスモスも楽しめたらと思った。 后ヶ浦ルート登山口と、東尾根ルート登山口の中間に車を駐め、 后ヶ . . . 本文を読む

映画『おらおらでひとりいぐも』 ……田中裕子と蒼井優の“二人一役”が秀逸……

2020年11月12日 | 映画
沖田修一監督作品である。 このブログでも、 『横道世之介』(2013年) 『滝を見にいく』(2014年) 『モリのいる場所』(2018年) などのレビューを書いてきたが、 独特の映像世界を持った優れた監督であり、 私の好きな監督のひとりである。 この沖田修一監督の新作『おらおらでひとりいぐも』は、 主演が(私の好きな)田中裕子で、 田中裕子が演じる老女の若い頃を(これまた私の好きな)蒼井優 . . . 本文を読む

作礼山、染まる ……平日の朝、紅葉の森に、ひとり佇む……

2020年11月10日 | 作礼山
11月9日(月) 作礼山の秋の花も終わり、 この山にも静けさが戻ってきたのではないかと思った。 作礼山の中腹にある「環境芸術の森」は賑わっているようで、 週末にはついでに作礼山にも登った人もいたようだが、 平日であれば誰もいないのではないかと考えた。 今日は午後から仕事であったが、 朝早くに登って、 誰もいない山で、紅葉を楽しもう。 9合目駐車場に着くと、 やはり1台の車もなかった。 嬉しい . . . 本文を読む

映画『罪の声』 ……脚本(野木亜紀子)と脇役のキャスティングが見事な傑作……

2020年11月07日 | 映画
小栗旬と星野源のW主演で、 監督が『いま、会いにゆきます』『麒麟の翼』などの土井裕泰と聞いたとき、 正直、この映画に、あまり魅力を感じなかった。 小栗旬と星野源の出演作に私が高く評価した作品はなかったし、 (星野源の出演作『箱入り息子の恋』は評価しているが、それは夏帆の演技に感動したから) 土井裕泰監督が演出したTVドラマも映画も面白くはあったが、 作品としての評価となると、傑作といえるものは . . . 本文を読む