詩人で山のエッセイを多く書いた尾崎喜八(1892~1974)の著書に『山の絵本』(岩波文庫)というのがあります。
この本の巻末に、私の好きな「一日の王」という文章が収められていて、このタイトルを借りました。
「一日の王」という言葉は、元々はフランスの詩人ジョルジュ・シェーヌヴィエールの詩集の「一日の王の物語」からきているようです。
山に登るだけで、誰もが「一日の王」になれる……
山が好きな人 . . . 本文を読む
12月5日(火)
金立山の紅葉の素晴らしさを知ったのは、今から14年前のことになる。(コチラを参照)
当時の山仲間から教えてもらったのだ。
東南尾根ルートもそのときに知った。
そのときのレポ(2009年11月26日)の最後に、
私は次のように記している。
金立山がこれほど魅力的な山だとは、正直これまで思っていなかった。
佐賀市郊外のありふれた山……くらいにしか認識していなかった。
知られざ . . . 本文を読む
12月2日(土)
昨日は、少し雨が降った。
〈天山では雪だったかもしれない……〉
そう思うと、無性に天山に行きたくなった。
陽が差すと雪は解けてしまう。
で、天山に朝駆けすることにした。
天川登山口駐車場に着くと、1台の車もなかった。(まあ、そうだろうね)
嬉しい。
ヘッドランプを装着し、出発。(フラッシュ撮影)
歩き始めてすぐに、雪が少し積もっているのを確認できたが、
暗いので下山時 . . . 本文を読む
本作『白鍵と黒鍵の間に』を見たいと思った理由は二つ。
➀冨永昌敬監督作品であること。
冨永昌敬監督作品とは、『パンドラの匣』(2009年)で出合った。
……世間から隔絶しているユートピアで存分に遊ぶ……
とのサブタイトルを付してレビューを書いたのであるが、その一部を引用する。
さてさて、その『パンドラの匣』であるが、期待以上の出来で、大満足の作品であった。
傑作と言ってもいいでしょう。 . . . 本文を読む
11月27日(月)
紅葉は光が当たることで輝く。
どんなに素晴らしい紅葉でも、
曇天で光が当たらないと、美しさは半減する。
なので、紅葉を楽しむ第一条件は、晴れていること。
今日は午後から仕事であったが、朝起きると晴れていたので、
紅葉が見頃を迎えていると思われる武雄市にある桜山へ行くことにする。
山名は「桜山」だが、この時期は「もみじ山」になるのである。
武雄温泉に到着。
我が家から車で . . . 本文を読む
日本を代表するシリーズ映画として君臨する“ゴジラ”。
第1作の『ゴジラ』(1954年)が公開されてから69年が経つが、
(実は私も1954年生まれなので、ゴジラと同い年)
これまでに国内で計29作品が製作され、
累計観客動員数は1億人を突破している。
その人気は国内に止まらず、
1998年に『GODZILLA』が、
2014年には『GODZILLA ゴジラ』が、
2019年には『ゴジラ キ . . . 本文を読む
※レビューの途中よりネタバレしています。原作を読んでいない方や、これから映画を見ようとしている方(で、白紙の状態で見たい方)は、映画鑑賞後にお読み下さい。
本作『正欲』を見たいと思った理由は三つ。
➀岸善幸監督作品であるから。
監督としての劇場デビュー作でもある『二重生活』(2016年)は、
私の好きな門脇麦の単独初主演作で、
ドキュメンタリータッチで描かれた、
門脇麦の魅力がギュ . . . 本文を読む
11月21日(火)
秋も深まり、紅葉も標高の高い山から低山へと下りてきて、
里や裏山でも紅葉を見ることができるようになってきた。
今日は、裏山(鬼ノ鼻山)と、その麓にある西渓公園と多久聖廟で紅葉を楽しみたいと思う。
まずは鬼ノ鼻山へ。
いつものように“憩いの森”からとりつく。
まだ葉を残している林の中をゆっくり歩いて行く。
ツワブキの花は終焉を迎えていた。
“鬼の展望台”に到着 . . . 本文を読む
「それって!?実際どうなの課」(中京テレビ制作)というバラエティ番組がある。
毎回、楽しみに観ているのだが、
この中に、
「知られざる世界の達人たち!」というコーナーがあり、(毎週ではない)
そこで、女優・森川葵が、
世間にはあまり知られていないコアな世界の達人たちに弟子入りし、
達人たちの技に挑戦する。
当初は、達人たちのスゴ技を見せてもらい、森川を驚かせるという趣旨だったが、
. . . 本文を読む
11月18日(土)
昨夜から今朝にかけて、霰(あられ)が屋根に当たるような音がしていた。
朝、明るくなって天山を見ると、冠雪しているではないか……
今日は午後から仕事であったが、
急いで登山の準備をして車で家を飛び出した。(コラコラ)
天川登山口まで、なんとかノーマルタイヤで来ることができた。
駐車場には1台の車もなく、一番乗り。
嬉しい。
軽くストレッチをして、出発。
ノート . . . 本文を読む