道しるべの向こう

ありふれた人生 
もう何も考えまい 
君が欲しかったものも 
僕が欲しかったものも 
生きていくことの愚かささえも…

走らせてくれよ〜

2019-07-16 21:45:00 | 日記
 
 
3連休が終わって
今日からまた初孫くんの送り迎えの1週間…
 
 
が…
始まるかと思ってたら
朝早くにチャラ息子からカミさんへのLINE
 
どうやら
初孫くん
熱が出たらしくて…
 
(3連休の後だぜ?)
 
昨夜は39度ほどにも上ったらしいが
朝は少し引いて元気になったんだと…
 
でも
登園しても熱があって
どうせ家に戻されるだろうから
我が家で面倒をみることに…
 
 
まぁ
先週は手足口病のせいで
2日間も面倒みたんだから
今日も1日くらい構わないさ…
 
とは言いつつも
本当は
今日はスロージョグでもしたかったんだけどなぁ…
 
 
今月は先週のハーフマラソン大会があったのに
まだ76キロしか走っていないし…
 
月間走行距離が全てじゃないのはわかってるけど
できれば月間200キロはまだ走っておきたいんだ
そのうち走れなくなるんだから…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そう言いつつも
僕は何のために
走ってるんだろう?
 
と…
 
今更にして
そんな想いが脳裏を…
 
 
たぶんそれは
何のために生きてるのかということと同じこと?
 
なのか?
 
かもしれない…
 
 
初孫くんが生まれる前は
いろんなことを忘れるために走ってたというか
苦しくて…
 
 
 
それにしてもまだ…
 
いまも…
 
 
 
果たして
僕は何のために生きてるのだろう?
この歳になって…
 
 
初孫くんのためじゃない
彼にはパパもママもいるし…
 
もう別れた彼女のためでもない
彼女には僕とは違って
若いダンナがいるだろうし…
 
(それこそ今更…)
 
カミさんのためでもない
もちろんのこと…
 
グウタラ娘がこれから産むかもしれない
外孫ちゃんのためでもないし…
 
 
 
だったら
何のために生きてるのだろう?
僕は…
 
死にたくないから?
そうなんだろうか?
 
わからない…
 
でも今すぐに
死ねる勇気もなくて…
 
何なんだろう?
60歳過ぎって
中途半端な…
 
(教えてくれよ!神様…)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今日はじめて
初孫くんが僕のことをジィジと言って指差した
 
これまでは
ジィジと言ってるのか
好物のチーズと言ってるのかわからなかったけど…
 
指さされて
僕のことをジィジと言ってる
それがわかって
嬉しいような
なんだよ〜と文句を言いたいような…
 
フクザツな気持ち…
 
(ジィジには違いないけどさ…)
(ついにジィジかよ〜)
 
(まだ現役でもバリバリ行けると思ってるのに…)
(現役って何が?…笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
夕方になって
ジィジである僕と
バァちゃんであるカミさんに連れられて
訪れた市内の小児科医…
 
夕方の小児科がやたら混むこと
それが初めてわかった
というか驚いた
 
(バカみたいにいっぱいジャン!)
 
 
よ〜く考えると
園帰りの体調不良の子供たちで
お母さんに連れられてくるのか…
 
風邪とか
流行ってるんだろうか?
流行ってるのかもしれない…
 
先週も初孫くんが
流行りの手足口病で熱が出たばかりだし…
 
 
それにしても
グウタラ娘よりは少し年上?
そんな若いお母さんたちと
小さい子どもたちばかりの待合室は
ジジイには居心地が悪く…
 
初孫くんの受付が終わると
カミさんと初孫くんを残して
僕は待合室の外へ…
 
だって
待合室の中には
ジイさんはもちろんのこと
バァさんだって見当たらなかったから…
 
 
1時間近くかかって
診察を終え我が家に帰ってきた
 
泣き喚く初孫くんに
カミさんが無理やりクスリを飲ませたけど…
 
自分の状態を
わかってかわからいでか
暴れ続ける初孫くん
 
泣き喚いてもいいけどさ…
 
暴れ続けてもいいけどさ…
 
 
 
 
 
 
明日は治ってくれよ!
 
治って登園してくれよ!
 
ジィジはさ
明日は走りたいんだから
明日こそ走らせてくれよ!
 
 
走らせてくれよ〜
 
お願いだからさ…
 
初孫くん!
 

そうしよう…

2019-07-12 21:17:00 | 日記
 
 
イヤホンの音楽がフェードアウトすると同時に
電話のコール音に変わった
 
ポケットからスマホを取り出し
ディスプレイを覗くと
古巣の会社の社長秘書担当セクションの番号…
 
 
ハイもしもし?
 
あっ…
○○ですけど今お電話大丈夫ですか?
 
大丈夫だよ…
 
 
久しぶりのバイトのオバちゃんからの電話
一体オレに何の用事があるんだろうと
走るのをやめて歩きながらの応答…
 
 
いま○○旅館の女将さんから連絡入ったんですけど
昨日泊まられた○○会社のどなたかが
傘をお忘れになったらしいんですけど…
 
えっ?
○○会社の?
それでオレにどうしろって言うの?
 
 
アレ?
幹部の○○さんですよね?
 
違うよ!
○○だよ!
 
すみませ〜ん!
間違えてかけちゃったぁ〜
 
 
(なんだよ〜辞めてから1年以上も経つのに…)
(まだ短縮ダイヤルにオレの番号残ってんの?)
 
 
どうやら
僕の後任の幹部に連絡しようとしたらしく…
 
それにしても
関連会社の誰かさんが
傘を忘れたくらいで連絡して来る?
 
まぁ
大事な関連会社だからな…
 
 
番号間違えんなよ〜笑
それより久しぶりだけど元気?
 
久しぶりじゃないですよ〜
4月末に顔出したでしょ?
 
そうだっけ?
 
 
そういえば
バイトのオバちゃん
僕の姿を見かけて
遠くから駆け寄って来たっけ?
 
相変わらず
僕にはほぼタメ口
そんなバイトのオバちゃん
 
 
まぁいいけど…
走ってる最中に電話かけてくんなよ〜笑
 
走ってるんですか?
小雨降ってますよ?
 
その方が涼しくてちょうどいいんだよ!
 
ふ〜ん
でも頑張りすぎて
倒れないでくださいねェ〜
 
(ジジイ扱いかよ〜)
 
倒れねぇよ!
わかってるよ!
そっちこそもう間違えて電話してくんなよ〜
 
ハ〜イ
 
またな〜
 
またね〜
 
 
以前と変わらないタメ口のバイトのオバちゃん
どうして僕にタメ口だったんだろう?
僕より20歳も歳下だったのに…
 
(エロジジイの僕の正体バレてた?)
 
 
スマホをポケットに戻すと
ニンマリと微笑んで想い出していた
 
何年か前の飲み会のあと三次会へ行く途中
○○さんだったら付き合ってもいいかなぁ
そう口を滑らせたバイトのオバちゃん…
 
僕は聞こえないフリをしつつ
三次会をパスすることにして
そのまま帰っちゃったけど…
 
結構背が高くて肉体派だったバイトのオバちゃん
もったいなかったかも…?
 
(何が?)
 
今でもまだ会社に残ってるんだ…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ようやくのほぐしのジョグ
5日ぶりの…
 
5キロ過ぎでかかってきた間違い電話のせいで
すっかりペースが狂ってしまったけど…
 
そのおかげで
ゆっくりとほぐしのジョグになった
ムリにタイムを意識しないで…
 
 
 
 
もういい歳なんだから
タイムなんか気にしないで
ゆっくりと走ればいいんだよなぁ…
 
そうしよう…
 
残りの人生…

いつかは消えてしまうなら…

2019-07-11 14:27:00 | 日記
 
 
ハーフマラソン大会が終わって
3日目4日目になっても
筋肉痛は訪れて来ない
 
これ以上日にちが経っても
筋肉痛になることはないだろう
 
結局
あれだけ一生懸命に走っても
筋肉痛らしい筋肉痛に
ならなかったということは…
 
(若い?ってこと?)
(それ以外に何が…)
 
 
なんだか不思議な感じ…?
 
ヨレヨレのジジイランナー
精一杯頑張ったつもりでも
そんなに頑張っていなかったってことなのか…
 
でも信じられないなぁ〜
 
練習ジョグの20キロならわかるけど
ハーフ本番と練習ジョグじゃ
質もタイムも全然違うのに…
 
筋肉痛にならないなんて…
 
 
それより
ほぐしのジョグすらまだ走ってなくて
そろそろ全身が鈍ってきたような…
 
今日こそ
少しは走ろうと思ってたのに
雨雲の低い湿っぽい空模様は
ジジイの心を萎えさせて…
 
予想どおりすぐに雨が落ちて来て…
 
 
 
初孫くんの高熱が引かなかった火・水曜日
チャラ息子から2日続けての休園の依頼…
 
毎日が日曜日だから
別に構わないんだけど…
 
ワガママな1歳8ヶ月坊主との闘いは
マラソンとは全く違う疲労を招いて…
 
ただでさえワガママなのに
熱のせいで輪をかけたように
愚図り方がパワーアップ…
 
ほんの些細なことでも
自分が気に入らなければ
泣き喚いて暴れ出し…
 
 
だけど昨日は
朝方こそ38度の熱があったけど
陽が高くなるにつれ平熱に戻ったみたいで
そのうち外へへ出たいと暴れたのは
元気になった証拠に違いない
 
しょうがなく
お昼に前庭の手入れにかこつけ
初孫くんを外へ連れ出したものの…
 
30分くらい陽に当たっただけで
初孫君のホッペは灼けて真っ赤っか…
 
 
この子は肌が白くて弱いんだから
そんなに陽に当たらせないでよ!
 
と…
カミさんに大目玉を喰らう始末
 
なんだよ〜
せっかくの親心ならぬジジイ心だったのに…
 
それでも
熱が引いて良かったか…
 
グッスリ昼寝の小さい身体を眺めながら…
 
 
今日(木曜日)は元気に
登園して先生たちに手を振って
オハヨウのアイサツ…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
熱が引いた初孫くんと同じように?
といえばいいのかそれとも裏腹に?
ジジイも熱が引いたのかもしれない
マラソンへの…
 
例年ならこのあと
9月のウルトラマラソン
10月のフルマラソン
11月のハーフマラソン
などが定番なのに…
 
なんだか
走りたいモチベーション
それほどでもなく
今のところどれも予定には入ってない
 
なかなか治らない
足首や股関節の痛みのせいか?
 
メンバーからは
9月のウルトラマラソン
10月のハーフとウルトラマラソン
続けて誘われているものの…
 
イマイチ
乗り気にはならなくて…
 
このままじゃマラソンだけじゃなく
何もかもに対する情熱
ジジイからは
もう生まれないかも…
 
マラソンにたいしてでさえ
こんなモチベーションの状況なら…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
狂ったように
彼女への想いに溺れていた日々が
時の流れとともに
もう昔の出来事になってしまったように…
 
忘れようとして
死ぬ気で走り続け
マラソンに染まって行った日々の流れも
段々と潰えて行ってしまうのだろうか?
 
 
どの蝋燭の火も
いつかは消えてしまうなら…
 
そろそろ…
 

そんな歳…

2019-07-09 20:52:00 | 日記
 
大会が終わって
2日目になっても
筋肉痛はやって来ない
 
ゴール直後
振り返って走り終えたコースに
やっとのことで一礼したものの…
 
しばらくは歩けず
フラフラになって倒れそうになるほど
頑張って走ったのに…
 
筋肉痛にならないなんて
どうなってんだ?
ジジイの身体…
 
まだまだ頑張れるってこと?
この歳なのに…
 
(まだまだ頑張りたいような…)
(もう頑張りたくないような…)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そんなジジイの代わり?になったのだろうか
初孫くんが急に熱を出して休園することに…
 
一時は9度5分まで上がったらしく…
 
 
そう言えば昨日の園からの帰り際
ジジイにはどストライクのタイプ
若くて背の高いモブの美形先生が
手足口病や高熱が流行ってるので注意して下さいと
言ってたっけ…
 
(注意してって言われてもなぁ…)
 
チャラ息子のパパと
お嫁さんのママは仕事があるから
ジジイと仕事が休みのババアが
朝から我が家で初孫くんのお守りを…
 
 
せっかく
火曜日の今日あたり
大会あとのほぐしのジョグでもと思ってたけど…
 
幸いにも?
小雨の不安定な空模様で
どっちみち走れない感じ
ちょうど良かったか?
 
 
 
 
 
 
パジャマ姿のまま
チャラ息子に連れられてきた初孫くん
 
着替えたあと最初のうちは
いつもと変わらず調子良く遊んでいたが…
 
熱があって身体全体が熱く鈍い様子
そのうち些細なことで愚図り始めた
 
やがて
いつもよりワガママな初孫くんをあやすのに疲れ
ジイちゃん疲れて眠るから
自分で遊んでてねと言って
ソファに寝っ転がった
 
しばらくの間ア〜ウ〜不満そうにしながら
横になった僕の身体の上を這い上がったり
馬乗りになったりして遊んでいたが…
 
そのうち
僕の左腕を腕枕にして寝入ってしまった
 
 
熱があるせいで
初孫くんの頭は思いのほか熱かった
頭だけじゃなく手も足も身体全体が…
 
それにしても
まだ1歳8ヶ月なのに頭の重さったら
まるでオトナと変わらないほど…
 
(このままずっと腕枕?起きるまで?シビれちゃうよ〜)
 
熱があるのを確認するように
寝息をたて始めた初孫くんの額や胸あたり
腕やふくらはぎも右手で軽くさすりつつ…
 
10分20分と時間は過ぎて…
 
 
 
そういえば
まったく同じような腕枕
何年か前にあったっけ…
 
腕枕なんて
滅多にしないから…
 
 
想い出した…
 
想い出さずにはいられなかった
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
彼女は
僕の左腕に頭を乗せながら
ジッと僕の顔を見つめていた
 
何を思っていたんだろう?
 
薄暗い中で僕を見つめながら…
 
 
そんな彼女の細いウナジから
痩せてる割にはふくよかな胸
細いウェストや柔らかいお尻
それに太ももにかけてまで…
 
軽くさすりながら
彼女の肌ざわりを二度と忘れないよう
掌に刻んでおこうと思っていた
 
僕の思いをわかってたのだろうか
彼女は何も言わずされるがままに
身を預けながら僕を見つめていた
 
 
そのうち
僕は驚いて飛び上がった
胸に押し当てられたペットボトル水の冷たさに…
 
どうやらいつのまにか
寝入ってしまっていたらしい
 
起きて下さい…
 
囁くようにそう言ったあと
彼女はいたずらっぽい笑顔で
僕を見つめたが…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
背徳感に苛まれていけないと思いつつ
それでも楽しかったあの頃のひとコマ…
 
つい
昨日のような気もするのに…
 
 
初孫くんの高熱のおかげ?で
想い出すことになったけれど…
 
哀しいかな僕の掌は
もうあの時の感触を想い出せなくなっている
 
 
 
そのうち
全てを忘れてしまうのだろうか…
 
忘れるんだろうな…
 
 
 
そんな歳…
 
なのかもしれない
もう…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
初孫くん
明日は熱が下がって
元気になってるだろうか?

ネガティヴスプリット…

2019-07-08 22:42:00 | 日記
 
日曜日のロードレース
あんなに頑張って走ったのに
筋肉痛がこないなんて…
 
ひょっとして
歳を取ると筋肉痛は2日目にやって来る?
 
ってヤツ?
かもしれない…笑
 
 
 
 
 
 
最初は静かだった足音
8キロ過ぎくらいから大きくなりましたね
 
たぶん
気が付かないうちに疲れが出てきて
膝から下が前に出てたんだろうなぁ
それがブレーキになって音が大きくなったんだと思う
 
そうなんですか?
でも12〜13キロくらいから
また足音が小さくなりましたよ
 
スパートというんでもないんだけど
ストライドをスタート時に戻そうと
骨盤を使って意識的に脚を上げ始め
真下に落とすようにしたからかな?
 
たしかにフォームは良かったですよ
でもフォームが良かったってことは
逆にノビシロがないってことにもなりますけど…笑
 
そう?
腕を後ろに振りすぎてたかもしれないけど…
ケニア人の猿マネでさ…笑
それにこの歳でノビシロも何もないよ…笑
 
だけど
いわゆるネガティヴスプリットで
後半はほとんどゴボウ抜きだったじゃないですか!
最後の2キロの上げ具合なんて驚きものですよ
大したもんですよ〜
 
ネガティヴスプリットって言っても
キロ5分も切れないレベルでのタイムだし
しかもハーフだもんね〜
 
 
 
 
そう言いながらも
実は僕自身が驚いていた
 
あんなに余力があったんなら
前半からマジに
2時間切りを狙って走れば良かったと…
 
だけどたぶん
いつもなら速い彼が故障中で
ほどよく僕を引っ張ってくれればこその…
 
 
 
 
ネガティヴスプリット…
か…
 
僕の人生も
そう行きたかったなぁ…
 
後半に上げる…