道しるべの向こう

ありふれた人生 
もう何も考えまい 
君が欲しかったものも 
僕が欲しかったものも 
生きていくことの愚かささえも…

そんな歳…

2019-07-09 20:52:00 | 日記
 
大会が終わって
2日目になっても
筋肉痛はやって来ない
 
ゴール直後
振り返って走り終えたコースに
やっとのことで一礼したものの…
 
しばらくは歩けず
フラフラになって倒れそうになるほど
頑張って走ったのに…
 
筋肉痛にならないなんて
どうなってんだ?
ジジイの身体…
 
まだまだ頑張れるってこと?
この歳なのに…
 
(まだまだ頑張りたいような…)
(もう頑張りたくないような…)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そんなジジイの代わり?になったのだろうか
初孫くんが急に熱を出して休園することに…
 
一時は9度5分まで上がったらしく…
 
 
そう言えば昨日の園からの帰り際
ジジイにはどストライクのタイプ
若くて背の高いモブの美形先生が
手足口病や高熱が流行ってるので注意して下さいと
言ってたっけ…
 
(注意してって言われてもなぁ…)
 
チャラ息子のパパと
お嫁さんのママは仕事があるから
ジジイと仕事が休みのババアが
朝から我が家で初孫くんのお守りを…
 
 
せっかく
火曜日の今日あたり
大会あとのほぐしのジョグでもと思ってたけど…
 
幸いにも?
小雨の不安定な空模様で
どっちみち走れない感じ
ちょうど良かったか?
 
 
 
 
 
 
パジャマ姿のまま
チャラ息子に連れられてきた初孫くん
 
着替えたあと最初のうちは
いつもと変わらず調子良く遊んでいたが…
 
熱があって身体全体が熱く鈍い様子
そのうち些細なことで愚図り始めた
 
やがて
いつもよりワガママな初孫くんをあやすのに疲れ
ジイちゃん疲れて眠るから
自分で遊んでてねと言って
ソファに寝っ転がった
 
しばらくの間ア〜ウ〜不満そうにしながら
横になった僕の身体の上を這い上がったり
馬乗りになったりして遊んでいたが…
 
そのうち
僕の左腕を腕枕にして寝入ってしまった
 
 
熱があるせいで
初孫くんの頭は思いのほか熱かった
頭だけじゃなく手も足も身体全体が…
 
それにしても
まだ1歳8ヶ月なのに頭の重さったら
まるでオトナと変わらないほど…
 
(このままずっと腕枕?起きるまで?シビれちゃうよ〜)
 
熱があるのを確認するように
寝息をたて始めた初孫くんの額や胸あたり
腕やふくらはぎも右手で軽くさすりつつ…
 
10分20分と時間は過ぎて…
 
 
 
そういえば
まったく同じような腕枕
何年か前にあったっけ…
 
腕枕なんて
滅多にしないから…
 
 
想い出した…
 
想い出さずにはいられなかった
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
彼女は
僕の左腕に頭を乗せながら
ジッと僕の顔を見つめていた
 
何を思っていたんだろう?
 
薄暗い中で僕を見つめながら…
 
 
そんな彼女の細いウナジから
痩せてる割にはふくよかな胸
細いウェストや柔らかいお尻
それに太ももにかけてまで…
 
軽くさすりながら
彼女の肌ざわりを二度と忘れないよう
掌に刻んでおこうと思っていた
 
僕の思いをわかってたのだろうか
彼女は何も言わずされるがままに
身を預けながら僕を見つめていた
 
 
そのうち
僕は驚いて飛び上がった
胸に押し当てられたペットボトル水の冷たさに…
 
どうやらいつのまにか
寝入ってしまっていたらしい
 
起きて下さい…
 
囁くようにそう言ったあと
彼女はいたずらっぽい笑顔で
僕を見つめたが…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
背徳感に苛まれていけないと思いつつ
それでも楽しかったあの頃のひとコマ…
 
つい
昨日のような気もするのに…
 
 
初孫くんの高熱のおかげ?で
想い出すことになったけれど…
 
哀しいかな僕の掌は
もうあの時の感触を想い出せなくなっている
 
 
 
そのうち
全てを忘れてしまうのだろうか…
 
忘れるんだろうな…
 
 
 
そんな歳…
 
なのかもしれない
もう…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
初孫くん
明日は熱が下がって
元気になってるだろうか?