JR東日本による京葉線の通勤快速&快速の廃止方針についてですが、かなり熱い論議になっているようです。
引用開始 2件(一部抜粋)
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/sankei-_life_trend_WH3LJJJKSVC5VAOTY7RUW6TPGU.html
他路線も混雑、路線価に影響も 「生活基盤壊される」JR京葉線のダイヤ改正で強まる反発
2023/12/28 13:02
(産経新聞)
JR東日本が発表した来春のダイヤ改正を巡り、京葉線(東京−蘇我)の快速の本数が縮小されることに千葉県の沿線自治体が強く反発し、波紋を呼んでいる。JR東側は混雑の平準化や利便性の向上などを理由に挙げているが、通勤ラッシュ時間帯の快速が各駅停車に切り替わることに、地元自治体は「市民生活に打撃を与える」とし、見直しを求める事態に発展。識者からは他路線の混雑や路線価への影響を懸念する声が上がっている。
快速は半数以下に縮小
JR東によると、来春のダイヤ改正に伴い、京葉線の快速が運転されるのは平日・休日いずれも午前10時〜午後3時台のみとなり、平日の快速の本数は現行の59本から24本に縮小される。また、朝夕のラッシュの時間帯に1日4本運転されている通勤快速は廃止されることになった。
JR東では、東京−蘇我間の各駅停車の所要時間について、ダイヤ改正によって通過待ちが解消されるため「最大7分、平均2分短縮される」と説明。ただ、通勤快速に比べて最大で約20分の差が出るとみられる。
鉄道ジャーナリストの梅原淳さんは、今回のダイヤ改正について「通勤快速が廃止されることで総武線快速への負担が高まり、混雑も予想される」と懸念を示す。また、「舞浜−蘇我間の利用者は快速、八丁堀−葛西臨海公園間の利用者は各駅停車とすみ分けができれば混雑の平準化や利用者全体の到達時間の短縮につながる」と指摘する。
今回のダイヤ改正で懸念されるのが、路線価への影響だ。梅原さんは「(ダイヤ改正で)東京までの所要時間が延びるため、埼京線などの沿線に比べると(路線価は)相対的には下落する」との見方を示す。路線価が下落すると、自治体にとっては固定資産税の減収が見込まれる。
千葉市長「失うもの大きい」
今回のダイヤ改正を巡っては、千葉市の神谷俊一市長は自身のX(旧ツイッター)のアカウントで「混雑緩和や平準化がダイヤ変更の理由とされていますが、朝夕の通勤快速・快速廃止(全列車各駅停車化)は、その最適解とはとても思えません。蘇我駅等また以南の通勤者の生活基盤が壊されるなど失われるものが大きすぎます」などとダイヤ改正に不満を表明。その後も沿線自治体からはダイヤ改正の見直しを求める動きが出ている。
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20231227-567-OYT1T50241.html
JR京葉線快速の各停化、沿線町長「利便性奪う暴挙」と撤回要求へ…移住理由の4割が「通勤に便利」
2023/12/28 08:02読売新聞
JR東日本 【読売新聞社】
JR東日本が来年3月16日のダイヤ改正で京葉線の朝と夕方以降の通勤快速と快速を各駅停車に変更する問題で、上総一ノ宮駅がある千葉県一宮町の馬淵昌也町長は27日の記者会見で、「通勤の利便性を奪う暴挙だ」と批判し、撤回を求める考えを明らかにした。
通勤快速や快速は外房線などから京葉線に直通しており、上総一ノ宮駅にも停車する。午前6時8分発の快速は東京駅まで1時間17分で到着するが、各駅停車は約1時間40分かかる。馬淵町長は「全く容認できない」と述べた。
一宮町が移住者を対象に実施した調査では、約4割が「通勤の利便性」を移住の理由に挙げている。馬淵町長は「人口を維持してきたが、通勤の利便性を失うことで移住への影響は大きい」と語った。町民から「町として抗議すべきだ」との声が届いており、JR千葉支社の土沢壇支社長宛てに抗議文を届ける予定だ。
通勤快速は大網駅にも止まる。大網白里市の金坂昌典市長は取材に「唐突な改正で住民への配慮を欠いている」と述べ、馬淵町長と連携してダイヤ改正の撤回を求める意向を示した。
引用終了
要するに「もっと特急を使って欲しい」、と言うJR側の言い分も有るのかもしれませんがそれは定かではありません。
ただ千葉県の各自治体としてはこれまでのダイヤで住宅購入をするのにローンまで組んでしまった人達も多いわけで、単純な話ではないはずです。
結局のところ、千葉県の各自治体側とJR側のギブアンドテイクが成立できるような何らかの対策をどうやって見出すか、の問題なのではないかと思います。
JR側は当然、これまでのダイヤ(約束と言えるのかどうかはわかりませんが、改悪するならその可能性をダイヤ設定時から予め告知しておく必要が有ったとも思えますがどうでしょう。)ではデメリットが有るので、変更が必要と考えているようですが、その時刻表を見ると例えば上総一ノ宮駅の上り電車ですが土日休日の朝6時台、7時台に果たしてこんなに快速が必要なのか?と言う疑問点も有ります。
一方の千葉県の各自治体側ですが、農業や家庭菜園を期待した移住者がキョンやイノシシ、アライグマ、ハクビシンなどの獣害に悩まされて失望している人達も少なくない、と言う面では、「何でもっと獣害対策に予算配分しなかったのだろう」と言う疑問も有るかと思えます。
就労者の賃金低下が顕著になり、韓国より平均賃金が少なくなったとかの話がニュースが報道されている今日ですから、ならば半自給半サラリーマンで少なくとも家庭菜園の食料や太陽光発電や薪などで自給して賃金不足の分を補おう、と言う希望を持って千葉県に不動産を購入する人も少なくないわけです。
なのでまずはそのあたりのサポートをもっと充実させれば乗降客ももっと増えてJR東日本との間でギブアンドテイクが成立するのではないでしょうか。
引用開始 2件(一部抜粋)
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/sankei-_life_trend_WH3LJJJKSVC5VAOTY7RUW6TPGU.html
他路線も混雑、路線価に影響も 「生活基盤壊される」JR京葉線のダイヤ改正で強まる反発
2023/12/28 13:02
(産経新聞)
JR東日本が発表した来春のダイヤ改正を巡り、京葉線(東京−蘇我)の快速の本数が縮小されることに千葉県の沿線自治体が強く反発し、波紋を呼んでいる。JR東側は混雑の平準化や利便性の向上などを理由に挙げているが、通勤ラッシュ時間帯の快速が各駅停車に切り替わることに、地元自治体は「市民生活に打撃を与える」とし、見直しを求める事態に発展。識者からは他路線の混雑や路線価への影響を懸念する声が上がっている。
快速は半数以下に縮小
JR東によると、来春のダイヤ改正に伴い、京葉線の快速が運転されるのは平日・休日いずれも午前10時〜午後3時台のみとなり、平日の快速の本数は現行の59本から24本に縮小される。また、朝夕のラッシュの時間帯に1日4本運転されている通勤快速は廃止されることになった。
JR東では、東京−蘇我間の各駅停車の所要時間について、ダイヤ改正によって通過待ちが解消されるため「最大7分、平均2分短縮される」と説明。ただ、通勤快速に比べて最大で約20分の差が出るとみられる。
鉄道ジャーナリストの梅原淳さんは、今回のダイヤ改正について「通勤快速が廃止されることで総武線快速への負担が高まり、混雑も予想される」と懸念を示す。また、「舞浜−蘇我間の利用者は快速、八丁堀−葛西臨海公園間の利用者は各駅停車とすみ分けができれば混雑の平準化や利用者全体の到達時間の短縮につながる」と指摘する。
今回のダイヤ改正で懸念されるのが、路線価への影響だ。梅原さんは「(ダイヤ改正で)東京までの所要時間が延びるため、埼京線などの沿線に比べると(路線価は)相対的には下落する」との見方を示す。路線価が下落すると、自治体にとっては固定資産税の減収が見込まれる。
千葉市長「失うもの大きい」
今回のダイヤ改正を巡っては、千葉市の神谷俊一市長は自身のX(旧ツイッター)のアカウントで「混雑緩和や平準化がダイヤ変更の理由とされていますが、朝夕の通勤快速・快速廃止(全列車各駅停車化)は、その最適解とはとても思えません。蘇我駅等また以南の通勤者の生活基盤が壊されるなど失われるものが大きすぎます」などとダイヤ改正に不満を表明。その後も沿線自治体からはダイヤ改正の見直しを求める動きが出ている。
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20231227-567-OYT1T50241.html
JR京葉線快速の各停化、沿線町長「利便性奪う暴挙」と撤回要求へ…移住理由の4割が「通勤に便利」
2023/12/28 08:02読売新聞
JR東日本 【読売新聞社】
JR東日本が来年3月16日のダイヤ改正で京葉線の朝と夕方以降の通勤快速と快速を各駅停車に変更する問題で、上総一ノ宮駅がある千葉県一宮町の馬淵昌也町長は27日の記者会見で、「通勤の利便性を奪う暴挙だ」と批判し、撤回を求める考えを明らかにした。
通勤快速や快速は外房線などから京葉線に直通しており、上総一ノ宮駅にも停車する。午前6時8分発の快速は東京駅まで1時間17分で到着するが、各駅停車は約1時間40分かかる。馬淵町長は「全く容認できない」と述べた。
一宮町が移住者を対象に実施した調査では、約4割が「通勤の利便性」を移住の理由に挙げている。馬淵町長は「人口を維持してきたが、通勤の利便性を失うことで移住への影響は大きい」と語った。町民から「町として抗議すべきだ」との声が届いており、JR千葉支社の土沢壇支社長宛てに抗議文を届ける予定だ。
通勤快速は大網駅にも止まる。大網白里市の金坂昌典市長は取材に「唐突な改正で住民への配慮を欠いている」と述べ、馬淵町長と連携してダイヤ改正の撤回を求める意向を示した。
引用終了
要するに「もっと特急を使って欲しい」、と言うJR側の言い分も有るのかもしれませんがそれは定かではありません。
ただ千葉県の各自治体としてはこれまでのダイヤで住宅購入をするのにローンまで組んでしまった人達も多いわけで、単純な話ではないはずです。
結局のところ、千葉県の各自治体側とJR側のギブアンドテイクが成立できるような何らかの対策をどうやって見出すか、の問題なのではないかと思います。
JR側は当然、これまでのダイヤ(約束と言えるのかどうかはわかりませんが、改悪するならその可能性をダイヤ設定時から予め告知しておく必要が有ったとも思えますがどうでしょう。)ではデメリットが有るので、変更が必要と考えているようですが、その時刻表を見ると例えば上総一ノ宮駅の上り電車ですが土日休日の朝6時台、7時台に果たしてこんなに快速が必要なのか?と言う疑問点も有ります。
一方の千葉県の各自治体側ですが、農業や家庭菜園を期待した移住者がキョンやイノシシ、アライグマ、ハクビシンなどの獣害に悩まされて失望している人達も少なくない、と言う面では、「何でもっと獣害対策に予算配分しなかったのだろう」と言う疑問も有るかと思えます。
就労者の賃金低下が顕著になり、韓国より平均賃金が少なくなったとかの話がニュースが報道されている今日ですから、ならば半自給半サラリーマンで少なくとも家庭菜園の食料や太陽光発電や薪などで自給して賃金不足の分を補おう、と言う希望を持って千葉県に不動産を購入する人も少なくないわけです。
なのでまずはそのあたりのサポートをもっと充実させれば乗降客ももっと増えてJR東日本との間でギブアンドテイクが成立するのではないでしょうか。