快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

仕組みとアプローチ -  関東大震災(1923年)前と現在は似ているのか?

2018-06-07 22:46:02 | 地震 津波
 現在の各諸条件が関東大震災(1923年)前と似ているのか? と言う点については最近話題になっているようですが、結論から言うと「似ている面が無いとは言えない。」と言う所です。
 ただ諸条件が似ていても、最終的には北米プレートとフィリピン海プレート、或いは更に更に太平洋プレートとの境界面について各境界面のコブによる固着状況が現在どう言う状況か、それらによるストレスが発散直前なのかどうか、と言う面が大きいと思われ、これまでに既に過去にスロースリップや弱小地震でストレス発散されている割合が大きいどうかなど全容は把握できておらず、更に仮にこの境界面がストレス発散寸前であっても大地震によってストレス放出されるのか、それともスロースリップや中小地震の多発で済むのか、と言うのはわからないので、結局はどれだけ関東大震災が起きるのかと言うは現状判りません。
 では「どう言う諸条件が現在、関東大震災(1923年)前と似ているのか?」 ですがそれは次回の記事以降で書きたいと思います。
 
 

仕組みとアプローチ -  世界的な火山噴火多発で地中深くは体積減少している、と言う考え方

2018-06-07 08:31:32 | 地震 津波
 ハワイのキラウエア火山噴火についてはかなりの溶岩流が有る様です。
 「ハワイ キラウエア火山噴火 溶岩流」で検索をかければすぐにわかる事なのでここでの引用例は省略します。
 そこで知りたいのは「今回の噴火で流れ出た溶岩の総体積」です。
 これはキラウエア火山に限りません。
 最近は目立つ火山噴火が多発しています。
 今月3日にはグアテマラのフエゴ山で大規模噴火が有り火砕流で犠牲者が出たようです。
 果たして最近数年間の火山噴火で地上に噴出されたマグマなどの総体積は、世界全体で果たしてどれだけなのでしょうか。
 そのデータを調べているのですが、全体総量を把握できるデータは得られていません。
 何故そのようなデータを知りたいのか?と言うと、それは「マグマなどが地表に噴出された分だけ地中深くの体積は減っているはずだから」です。
 地中深くの体積が減って地表の体積が増えるとトータルでは余り変らないのかの知れませんが、プレート境界部で下に潜り込む方のプレートが滑り込みやすくなり、例えばM8以上の地震が世界全体で一時よりは減って来ている、と言う事になっているのかと考えています。
 EMSCでデータ開始してからのM8以上の地震は次の通りです。

引用開始(一部抜粋)

https://www.emsc-csem.org/Earthquake/?filter=yes

2017-09-08 04:49:21.2 15.02 N 93.81 W 72 8.1 OFFSHORE CHIAPAS, MEXICO
2015-09-16 22:54:31.8 31.55 S 71.58 W 20 8.3 OFFSHORE COQUIMBO, CHILE
2014-04-01 23:46:47.0 19.68 S 70.85 W 20 8.1 OFFSHORE TARAPACA, CHILE
2013-05-24 05:44:48.0 54.91 N 153.34 E 598 8.3 SEA OF OKHOTSK
2012-04-11 10:43:09.0 0.81 N 92.45 E 10 8.0 OFF W COAST OF NORTHERN SUMATRA
2012-04-11 08:38:35.0 2.37 N 93.17 E 10 8.4 OFF W COAST OF NORTHERN SUMATRA
2011-03-11 05:46:23.0 38.30 N 142.50 E 22 9.0 NEAR EAST COAST OF HONSHU, JAPAN
2010-02-27 06:34:14.1 35.89 S 73.04 W 30 8.8 OFFSHORE MAULE, CHILE
2009-09-29 17:48:11.2 15.42 S 172.13 W 10 8.1 SAMOA ISLANDS REGION
2007-09-12 11:10:21.5 4.40 S 101.36 E 10 8.4 SOUTHERN SUMATRA, INDONESIA
2007-04-01 20:39:55.0 8.33 S 156.90 E 10 8.1 SOLOMON ISLANDS
2006-11-15 11:14:15.2 46.66 N 153.35 E 30 8.3 KURIL ISLANDS
2005-03-28 16:09:32.5 2.16 N 97.17 E 10 8.6 NORTHERN SUMATRA, INDONESIA
2004-12-26 00:58:50.7 3.50 N 95.72 E 10 9.3 OFF W COAST OF NORTHERN SUMATRA

引用終了

 2007年あたりから2012年あたりが多かったのに比べ、2013年以降は平均すると年に1回も発生していません。
 「大地震が発生するとそれだけプレート境界面の固着が外れた事になり滑りやすくなると言うだけでなく、地中深くのマグマなどが溶岩や火山灰、ガスなどになって地表や海中、大気などに移動する分、その地中深くの部分の体積が減り、それでまたプレート境界面が滑りやすくなって更にまた火山噴火が発生しやすくなる。」と言う事を個人的には想定しています。
 それならば「最悪の場合、火山噴火の世界的暴走が起きるのか?」と言うとそれは判りません。
 ただ「火山噴火が静穏化して来た後からプレート境界面などでの地震はどちらかと言うと次第に発生しやすくなって行く」と言う事は想定して良いのかも知れません。