かなりの積雪になった所も多いようです。
引用開始(一部抜粋)
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20180122-567-OYT1T50046.html?fr=topmynews
都心で積雪23cm、23区に4年ぶり大雪警報
22:16
気象庁は22日、東京23区と多摩全域に大雪警報を発令した。
午後10時現在の積雪は都心で23センチ、横浜と埼玉・熊谷で18センチ、千葉で10センチなどとなっている。
引用終了
屋根やベランダなどに積雪が有ると地震のダメージも当然大きくなるのですが、どれだけの積雪を見込んで耐震性を持たせているのか?と言うのはその建物について確認しておいた方が良いかと思います。
ではその建物が積雪40cmまで考えて耐震性を確保している、と確認できたのでそれより積雪が少なければ安心なのか?と言うとそれだけでは安心は出来ません。
雪は種類や状況で重さが異なるからです。
引用開始(一部抜粋)
http://www.akitayukiguni.com/yuusetu/yuusetu1.html
屋根に積もった雪、重さはどれくらい?
ひらひらと空から舞ってくる雪はとても軽いのですが、 降り積もって固まるにつれ、これが非常に重い物体へと変わってゆきます。 降ったばかりの雪の結晶は、複雑な形をしていて、 そのすき間にたくさんの空気を含んでいます。 しかし、時間がたつにつれて結晶は丸くなってすき間がなくなるからです。 また当然の事ながら、積雪後雨が降ると密度は増加しますし、 積雪量が増加するにつれて下層の雪ほど圧縮されて密度が大きくなります。
雪の重さは1立方メートル当たりで大体新雪で150kg以上、 だんだん根雪となって固まっていった場合は500kg以上にもなる場合があります。 水の1立方メートルあたりの重さが1トンですから、その半分近くの重さがあることになります。
よって例えば100㎡の屋根の場合、その密度の雪が1m積もったとすると、 重さは50トンにもなるのです。 それを屋根と梁、柱で受け止めているのですから雪の重みで倒壊する家屋も出てきますし、 雪下ろしが必要な理由もこの重さが原因のひとつです。
ちなみに1立方メートルの雪の重さは、およそ次のようだといわれています。
新雪 およそ50kg~150kg
小締り雪 およそ150kg~250kg
締り雪 およそ250kg~500kg
粗目雪 およそ300kg~500kg
引用終了
最も軽いのと最も重いのとでは10倍近い差が有ります。
なので耐震計算で想定した積雪が上記のどの種類の雪なのか?そして現在その建物に積もっている雪がどの重さに該当するのか?と言う事まではっきりさせないと無意味だと言う事になります。
地震によるダメージでは有りませんが、実際に次のような事が有りました。
引用開始(一部抜粋)
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20140227/653219/?P=4
首都圏豪雪、屋根崩落が続出した理由
2014/03/06
2月中旬の大雪によって、埼玉県や東京都などで大規模な屋根の崩落が相次いだ。一方、積雪の多かった甲府市では大規模被害は発生していない。専門家は「地域ごとの設計荷重の設定が明暗を分けた」と指摘する。
2月15日午前8時ごろ、埼玉県富士見市の市民総合体育館メーンアリーナの鉄骨屋根が、約2000m2にわたって崩落した。落下の衝撃で体育館の床は大きくくぼみ、鉄骨が刺さっている箇所もある。崩落したのが開館前だったため人的被害はなかったが、あわや大惨事となる事故だった。
鉄骨の梁が折れるように軒桁から脱落。それに鋼板が覆いかぶさるように落下している。屋根中央部から崩壊したのか、端部から脱落したのか、崩壊過程は不明だ。
(中略)
「柔軟な設計荷重設定を」
関東地方は2月8日~9日にも大雪に見舞われたが、大規模な被害は発生しなかった。この現象について、防災科学技術研究所雪氷防災研究センターの上石勲センター長は「8日~9日は気温が低く、ふわふわとした軽い雪が積もった。14日~15日は気温が高く、水分を多く含んだ雪だった。途中から雨になり、雪がスポンジのように雨を吸い込んでさらに重量が増したのではないか」とみる。
高橋教授は「気候変動の影響で、大雪の後に豪雨になるケースは今後も十分にあり得る。柔軟な設計荷重の設定が必要ではないか」と話す。例えば日本建築学会の建築物荷重指針では、再現期間100年で設計荷重を求める独自式を設定しており、建基法施行令よりも厳しい値となる。
引用終了
この時は地震が無かったのですが、仮に震度4程度でも地震が有った場合、この建物に限らず他の建物もどのような状況になっていたのか、と言うのは気になります。
今回の積雪が消えるまでダメージとなるレベルの地震が無い事を望みます。
引用開始(一部抜粋)
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20180122-567-OYT1T50046.html?fr=topmynews
都心で積雪23cm、23区に4年ぶり大雪警報
22:16
気象庁は22日、東京23区と多摩全域に大雪警報を発令した。
午後10時現在の積雪は都心で23センチ、横浜と埼玉・熊谷で18センチ、千葉で10センチなどとなっている。
引用終了
屋根やベランダなどに積雪が有ると地震のダメージも当然大きくなるのですが、どれだけの積雪を見込んで耐震性を持たせているのか?と言うのはその建物について確認しておいた方が良いかと思います。
ではその建物が積雪40cmまで考えて耐震性を確保している、と確認できたのでそれより積雪が少なければ安心なのか?と言うとそれだけでは安心は出来ません。
雪は種類や状況で重さが異なるからです。
引用開始(一部抜粋)
http://www.akitayukiguni.com/yuusetu/yuusetu1.html
屋根に積もった雪、重さはどれくらい?
ひらひらと空から舞ってくる雪はとても軽いのですが、 降り積もって固まるにつれ、これが非常に重い物体へと変わってゆきます。 降ったばかりの雪の結晶は、複雑な形をしていて、 そのすき間にたくさんの空気を含んでいます。 しかし、時間がたつにつれて結晶は丸くなってすき間がなくなるからです。 また当然の事ながら、積雪後雨が降ると密度は増加しますし、 積雪量が増加するにつれて下層の雪ほど圧縮されて密度が大きくなります。
雪の重さは1立方メートル当たりで大体新雪で150kg以上、 だんだん根雪となって固まっていった場合は500kg以上にもなる場合があります。 水の1立方メートルあたりの重さが1トンですから、その半分近くの重さがあることになります。
よって例えば100㎡の屋根の場合、その密度の雪が1m積もったとすると、 重さは50トンにもなるのです。 それを屋根と梁、柱で受け止めているのですから雪の重みで倒壊する家屋も出てきますし、 雪下ろしが必要な理由もこの重さが原因のひとつです。
ちなみに1立方メートルの雪の重さは、およそ次のようだといわれています。
新雪 およそ50kg~150kg
小締り雪 およそ150kg~250kg
締り雪 およそ250kg~500kg
粗目雪 およそ300kg~500kg
引用終了
最も軽いのと最も重いのとでは10倍近い差が有ります。
なので耐震計算で想定した積雪が上記のどの種類の雪なのか?そして現在その建物に積もっている雪がどの重さに該当するのか?と言う事まではっきりさせないと無意味だと言う事になります。
地震によるダメージでは有りませんが、実際に次のような事が有りました。
引用開始(一部抜粋)
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20140227/653219/?P=4
首都圏豪雪、屋根崩落が続出した理由
2014/03/06
2月中旬の大雪によって、埼玉県や東京都などで大規模な屋根の崩落が相次いだ。一方、積雪の多かった甲府市では大規模被害は発生していない。専門家は「地域ごとの設計荷重の設定が明暗を分けた」と指摘する。
2月15日午前8時ごろ、埼玉県富士見市の市民総合体育館メーンアリーナの鉄骨屋根が、約2000m2にわたって崩落した。落下の衝撃で体育館の床は大きくくぼみ、鉄骨が刺さっている箇所もある。崩落したのが開館前だったため人的被害はなかったが、あわや大惨事となる事故だった。
鉄骨の梁が折れるように軒桁から脱落。それに鋼板が覆いかぶさるように落下している。屋根中央部から崩壊したのか、端部から脱落したのか、崩壊過程は不明だ。
(中略)
「柔軟な設計荷重設定を」
関東地方は2月8日~9日にも大雪に見舞われたが、大規模な被害は発生しなかった。この現象について、防災科学技術研究所雪氷防災研究センターの上石勲センター長は「8日~9日は気温が低く、ふわふわとした軽い雪が積もった。14日~15日は気温が高く、水分を多く含んだ雪だった。途中から雨になり、雪がスポンジのように雨を吸い込んでさらに重量が増したのではないか」とみる。
高橋教授は「気候変動の影響で、大雪の後に豪雨になるケースは今後も十分にあり得る。柔軟な設計荷重の設定が必要ではないか」と話す。例えば日本建築学会の建築物荷重指針では、再現期間100年で設計荷重を求める独自式を設定しており、建基法施行令よりも厳しい値となる。
引用終了
この時は地震が無かったのですが、仮に震度4程度でも地震が有った場合、この建物に限らず他の建物もどのような状況になっていたのか、と言うのは気になります。
今回の積雪が消えるまでダメージとなるレベルの地震が無い事を望みます。