霊界の門 ・見えないものの力

霊界や因縁から、現在の自分をみつめ、「見えないものの力」を味方にしましょう。

「世の中で一番不幸なる者」として  1

2011年12月15日 | 心霊現象
守護霊が地上の人物に、このように厳しい言葉を言う
には、よほどの事があっての事だと思われるだろう。
そのとうりである。
人それぞれの立場で、自分だけが最もつらい目にあって
いるんじゃあないかと、思いがちである。が、この問題
すなわち、「血統の清算」においては、他と比べることは、
ご法度である。比べてどうする?と問われれば、自分をここに
生み出した(存在せしめた)原因にむかって、つばを吐くしか
なくなる。そんな事が出来ようはずもない。
また、そのような人物は、霊界が選ぶはずもない。
従って、「苦しい」「耐える」ことが、まずもっての仕事と
なる「選ばれた者」は、せめてその理由や、しくみや、事の
てん末を知るほうがいい。

守護霊が、地上で選ばれた者として、いよいよ出発するにあたって、
このように厳しく言うことが、本人の決意を、また覚悟を促すのに
他に道がなかったのかもしれない。
一人の女性のこれからの覚悟が、「世の中で一番不幸なる者」として
出発し生きよ、ということだった。

さて、彼女に何があったのか・・・

霊能者K氏は、守護霊降霊をする前に、彼女に向かって、この婚姻の
背景をいくつか説明していた。

永禄4年から、天正にかけ、摂津の国から都落ちしている一族があった。
一族の経済はひっ迫し、少なくとも十人ちかくの女性が、売春をしたという。
女郎屋にうられ、「この方」は、自殺。
潔癖で、プライドの高い女性であったようだ。

また、ご主人のほうは、同族ではあるが、敵対関係にある。
いま、あなたの心にわだかまっている事を質問して、いくらかでも
明らかになったところから、対処されたほうが、いいでしょう。

K氏の説明が終わると、さっそくの降霊となった。
一族の内容、事情によっては、私は席をはずさねばならない覚悟を
していたが、いてもよいという事で、同席し、さらに記録までとった
次第である。


Z子「私は、父の実の子でしょうか?」

守護『(うなずく)』

Z子「私は、血の濃い者同士、どうして一緒にならなければいけなかった
   のでしょうか」

守護『わらわが業(ごう)を治めてもらうには、血縁薄き者にて修復
   するにはあたわず。より血の近い者において修復していかねば、
   道が遠のくゆえ。
   わらわが半生は、言葉の表現として、忍耐という二文字なれども
   なまなかな忍耐にはあたわず。
   そもじにも、わらわが万分の一なりとも、苦渋を、忍耐を・・
   ああ、心苦しき事なれども、背負ってもらわねばならぬ。
   
   決して、他が、見かけだけの幸福者をうらやむまい。
   そもじが、世の中で一番不幸なる者という心根から出発する
   忍耐であり、苦渋であれば、さほどの忍耐も苦渋も、なんのこと
   もなき。


<次つづく>

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