at randomで行こう!

手当たり次第に読んだ本、食べ物、旅行記など兎に角好き勝手に話します。

信長協奏曲

2011-05-28 23:57:03 | 
『信長協奏曲』 石井あけみ著 小学館四巻続刊

 これは、偶然、買った単行本の中にはさんであった今月の新刊のチラシに載っていた漫画なんです。
 時代物はあんまり読まないのですが、これは、タイトルもいいけれど、

 高橋留美子先生!!
 あだち充先生!!
 この小学館が誇る巨匠の推薦とくれば、読まないわけにはいかないのです!!

 これはもう、絶対面白いだろうなー、と。

 内容は、現代に住む勉強嫌いの高校生サブローが、タイムスリップして戦国時代にいってしまいます。
 そこで出会ったのが織田信長。
 実は二人は顔がそっくり!!
 しかし、織田信長は、虚弱体質のため自分には家を継ぐのは無理、と出奔中だったのです。
 これ幸いに、と織田信長はサブローに自分の身代わりとして生きてくれ、と出会ったばかりのサブローに頼み、そのまま逃げていきます(酷い・・・)
 一応サブローは日本史の教科書とともに戦国時代にくるので、織田信長が天下を取って(×。正解は天下を取る前に殺されます)、本能寺であいだくん(×。明智君)に殺されることはわかってはいます。
 で、サブローは歴史を変えて駄目だろうと、織田信長として生きるわけですが・・・

 出奔した織田信長は、数年後ある有名人物として再登場します。
 えー!こうきたか!と。うーん、どうなるのか??
 
 前田利家も、佐々成政も出てきます。
 利家の幼名が『犬千代』とは知らなかったよ(笑)
 やっぱりカブキ者ぽくなってますね。
 
 歴史上、織田信長は、炎のように気性の激しい人物として伝えられているのですが、このサブローは、ちょっと違う。

 現代っ子の感覚なので、風のように、雲のように、掴みどころのない淡々とした姿で描かれています。

 割と全ての目線がサブローの現代っ子の感覚でなされています。
 だから、傍から見るとうつけもの!と見えても、今だったら割とニュートラルなフットワークの軽い若者と同じ。

 視点を変えたらこうなるんだなぁ、とほぅ!と目から鱗でした。
 こういう信長像も、アリだな、と。
 
 これは本当に、面白い!!先が気になります
 巨匠の言葉に、間違いはなかったです。
 お奨めします。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お店のこと | トップ | 姉の結婚 ひとりで生きるモン »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事