ケガレの起源と銅鐸の意味 岩戸神話の読み方と被差別民の起源 餅なし正月の意味と起源

ケガレの起源は射日・招日神話由来の余った危険な太陽であり、それを象徴するのが銅鐸です。銅鐸はアマテラスに置換わりました。

52種 日原川源流地域の豊富な樹種

2005年08月22日 15時40分24秒 | 数コラム
数コラム 2003年2月18日

52種
日原川源流地域の豊富な樹種
 植物の本をめくっていたら、奥多摩の森のことが出ていた。それも日原川の原生林。「なぜ奥多摩の森は複雑なのか?」という題で執筆者は森広信子さんという。調査したのは雲取山東面の標高1400mあたりの尾根と谷を含んだ約1ha。52種の中の代表的なものはウラジロモミ、ブナ、イヌブナ、リョウブ、ミズナラ、コハウチワカエデ、シオジ、サワグルミ、サワシバなど。調査面積を広げればもっと増えるのは確実という。
 森広さんの研究によると、日原原生林は非常に多様性の高い森だという。「尾根にはミズナラが目立つが、迷わずミズナラ林といえるほどではない」。このあたりはブナ帯といわれるが「たしかにブナも混じっているが、この森の中では少数派でしかない。ブナ林とは、とても呼べない」。「一見してそれとわかる優占種がな」く、「森を構成する樹木の種数も、やたらと多い」のだという。
 本は『植生環境学-植物の生育環境の謎を解く-』(2001年 古今書院)。ほかに「三頭山のブナ林は絶滅寸前なのか?」(増澤 直)という論文も収録されている。

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