数コラム 2002年12月23日
27年
手賀沼の水質ワースト1の連続記録
毎年発表される環境省(旧環境庁)の湖沼の水質全国ランキングで、27年連続してワースト1だった手賀沼がはじめて汚名返上になるという(朝日新聞2002年11月6日夕刊)。しかしこれは、利根川から大量に水を引いて汚れを薄める「水増し作戦」の結果ということで、おもな汚濁原因である生活雑排水の対策は依然として進んでいないとのこと。
同記事によると、2000年度の全国ワースト5の湖沼は、2位以下が佐鳴湖(静岡県)、印旛沼(千葉県)、長沼(宮城県)、涸沼(茨城県)となっている。
ところで手賀沼とその周辺では我孫子野鳥を守る会が活動している。1994年には『手賀沼の鳥-20年の観察記録』という充実した記録集を刊行している。それによると1972年から1993年の22年間に201種の野鳥が記録された。同会はまた、77年から水鳥のカウントをしており、93年までの17年間におよぶ調査結果も掲載されている。個体数の月変化や年変化がグラフによって見やすくまとめられている。ワースト2の佐鳴湖でも浜松野鳥の会による観察記録があり、地に足のついた活動が続いている。
27年
手賀沼の水質ワースト1の連続記録
毎年発表される環境省(旧環境庁)の湖沼の水質全国ランキングで、27年連続してワースト1だった手賀沼がはじめて汚名返上になるという(朝日新聞2002年11月6日夕刊)。しかしこれは、利根川から大量に水を引いて汚れを薄める「水増し作戦」の結果ということで、おもな汚濁原因である生活雑排水の対策は依然として進んでいないとのこと。
同記事によると、2000年度の全国ワースト5の湖沼は、2位以下が佐鳴湖(静岡県)、印旛沼(千葉県)、長沼(宮城県)、涸沼(茨城県)となっている。
ところで手賀沼とその周辺では我孫子野鳥を守る会が活動している。1994年には『手賀沼の鳥-20年の観察記録』という充実した記録集を刊行している。それによると1972年から1993年の22年間に201種の野鳥が記録された。同会はまた、77年から水鳥のカウントをしており、93年までの17年間におよぶ調査結果も掲載されている。個体数の月変化や年変化がグラフによって見やすくまとめられている。ワースト2の佐鳴湖でも浜松野鳥の会による観察記録があり、地に足のついた活動が続いている。
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