ケガレの起源と銅鐸の意味 岩戸神話の読み方と被差別民の起源 餅なし正月の意味と起源

ケガレの起源は射日・招日神話由来の余った危険な太陽であり、それを象徴するのが銅鐸です。銅鐸はアマテラスに置換わりました。

数コラム(№41)2007年5月  185首  長塚節の鳥の歌

2008年03月31日 09時10分44秒 | 数コラム
数コラム(№41)2007年5月
185首
長塚節の鳥の歌
長塚節の歌のなかにはかなり鳥を詠んだものがあるらしいので、『長塚節全歌集』(佐藤佐太郎編 宝文館 昭和26年)を読んでみた。その結果、185首あった。これには野鳥のほかに飼鳥も一部含む。また鳥網、引板など、歌に鳥は出てこないものの関連するものとして取り上げておいた。鳳凰、剥製の鳥というのもある。佐藤佐太郎の編集覚書によると、歌数は長歌を割愛し、本編、補遺合わせて1898首というので、鳥に関する歌はほぼ1割になる。『万葉集』では川口爽郎によると鳥の歌の割合は1割3分、西行の『山家集』(岩波文庫)でも1割なので、多いほうかもしれない。近現代の歌人については調べていないので比較できない。多く詠われている順では、スズメ16首、ホトトギス15首、メジロ12首、モズ9首、ウグイスとオオヨシキリがともに8首、ウソ7首、ニワトリとヒバリがともに6首、ムクドリ5首などとなっている。
伝統的和歌の世界では、春はウグイス、夏ホトトギス、秋はカリ、冬チドリといったところがよく詠まれるようだが、カリは3首、チドリはなし。変わりにスズメ、メジロ、モズなどのごく身近な鳥を詠んでいる。

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