山岳ガイド 眞さんの山がいど日記

山岳ガイドが出あった自然、感動、日々の様子など綴ってみました。このブログで、のんびり"ねまらっしゃい"!

スキーツアー 森吉山 その2

2010年01月13日 | スキー登山

1月12日(火)
山スキー通勤最終日、今日もゴンドラを使って秋田県阿仁町の森吉山へ。

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平日なので今日はゲレンデも静か、山へ入る人は、我々のほかはいない、天気図は秋田県を低気圧が通過、気温もやや高めで好い天気ではない。スキーを履いて膝までのラッセルが続いたが、雪の下に埋もれているトレース跡や昨日、目印にシラビソの雪を落としていた跡などを頼りに小屋までは順調に行動。

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温かい空気のせいなのか濃いガスが小屋から上をおおっている、背負っていた旗サオもその為かたちまち氷のパイプが巻きついた。

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小屋前のプラトーで頂上への角度合わせを慎重に行い、シラビソの林に入る、昨日の痕跡をたよりにしばらくは順調に高度を稼ぐ。標高1400m付近であまりのガスの濃さと森林限界を超えたため上下の目印もなくなり、平行感覚も鈍くなりだした、下山にスキーを使えなくなると思い頂上を断念。

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頂上まではGPSを使えば簡単だったかもしれないが、無理をしないで引き返すことにした。(かきくけこガイド)

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昨日同様、ゴンドラ駅終点にある地元・樹氷ガイド皆様の案内所で、昼食をとり、温かいコーヒーをご馳走になり、濃いガスが立ち込めるゲレンデを下った。濃いガスのせいで山酔いしそうだったので、ブナ林へ逃げ込む。頂上は無理だったが、パウダー練習を3本みっちりできたので、〇。


スキーツアー 森吉山

2010年01月13日 | スキー登山

1月11日(月)
スキーツアー3日目、今日は秋田駒ケ岳エリアからクルマで2時間ほど北にある、阿仁町・森吉山へ。

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天気予報では10、11日に冬型が緩むという。リフト乗場で登山届けを提出、ゴンドラに乗り込む。誰も滑っていないノートラックゲレンデを横目に、ゴンドラ終点からシールを着け頂上を目指す。少しガスが薄くなり好天を期待をしながら高度稼ぐが、避難小屋からさらに視界が悪くなる。今日もコンパスと高度計を交互に睨みながらの牛歩。頂上の標柱は巨大なエビのシッポに変わっていた。

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帰りは、視界がわるく制動をかけながらゆっくりと下山。ゴンドラ終点駅にある地元・樹氷ガイド皆様の案内所で休ませていただき、昼食を食べていたら、ぱっと視界が開け青空が?冬型が緩んだ瞬間?。

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ため息が出たが、温かい場所で昼食、コーヒーをご馳走になり気分を変えて、ゲレンデわきの数キロあるブナ林のパウダーを存分に滑ることができた。ご飯のおかわりではないが思わず『もう一本!』と声が出てしまった。2本目はザックを車に置き身、一気にツリーランを楽しんだ。

明日も、森吉山へ。


スキーツアー 開始!

2010年01月13日 | スキー登山

1月10日(日)
昨日と同じ、秋田駒ケ岳エリアの乳頭山へスキーツアーに。

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昨日より雪も落ち着き、先行者のトレースに助けられ田代岱避難小屋まで調子よく高度が稼げた。

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小屋に着いた頃は、幾分ガスも晴れてきたので頂上へと向かったが、ごらんのようなホワイトアウト。

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コンパスワークで何とか頂上へ到着。

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午後になり気温もぐーんと下がり、先ほどのホワイト“地獄”から開放され、薄日さす“天国”のようなブナ林・ツリーランを1時間半楽しめた!

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明日は、森吉山。