1月16~17日 2日間の日程で、月山朝日ガイド協会主催の雪崩事故防止講習会が月山・弓張エリアで開かれた。7年前、北海道雪崩事故防止研究会の樋口和生氏と出会う機会に恵まれ、彼の指導の下、この月山の地で雪崩事故防止活動が始まって6年になる。
今年は、この講習会のテーマに相応しい風雪の中、参加者の真剣なまなざしのなか行なわれた。
イレギュラーなプログラムになってしまったが、國本健太医師指導の下、“埋没者の丁寧な掘り出しと移動”“埋没者の頚部、脊椎損傷を想定しての頭部確保”と新しい試みを時間の許す限り指導いただいたことは、来年に向けての大きな収穫のようなきがした。 今年も、6年目の“雪崩巡業”が本格的にスタート。
毎年の事ながら、2日間では伝えきれないことばかり、思わず『来週にでも、一緒に山へ入ツべ!』と言いたくなってしまった。参加された方からいただいたアンケートを読ませていただき、来シーズンへ向けての宿題をいただいたような思いで、2日間の講習を終えた。
2日午後 那須岳で発生した雪崩事故災害調査のサポートに出かけてきました。
週末に予定していた、八甲田スキーツアーが急遽中止になり、久しぶりに週末自宅で過ごせるなと思いながら、夕方のテレビをみていたら、那須岳の雪崩事故のニュースが飛び込んできました。
気がついたら、3日朝には山形県・新庄防災科学研究所の専門家の方々と現場へ向かうことになっていました。(自称:東北初“東北雪崩災害調査チーム” 結成)
4日は急遽駆けつけてくれた、東北マウンテンガイドネッワークのメンバーと合流、
お二人の研究者の安全確保に専念しながら、彼らの地道な調査を見守り帰ってきたところです。
詳細な、報告は以下のHPで後日公表されます。
新庄防災科学研究所のHPは
http://www.bosai.go.jp/seppyo/
ハンノキが芽吹きそうな、春、真近な 那須連山 茶臼岳山麓でした。
事故にあわれた方の早いケガの回復と社会復帰を願うとともに
亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。