山岳ガイド 眞さんの山がいど日記

山岳ガイドが出あった自然、感動、日々の様子など綴ってみました。このブログで、のんびり"ねまらっしゃい"!

九州旅 ③

2023年11月05日 | 旅行記

11/1~2日

九州旅最後の食事 なぜか「じゃこ天うどん」

北海道・九州の旅の疲れを癒しながら

四万十川

大分県竹田市・岡城

愛媛県宇和島市・宇和島城

高知県高知市・高知城

長年の夢??司馬遼太郎「竜馬がゆく」ゆかりの地にも

立ち寄り帰宅の途に着きました。


休養日

2015年06月16日 | 旅行記

6月12日

6月に入ってから、車の移動が多くさすがに疲れ気味です。

今日は、長野市で久しぶりに休養日。

仕事モードをリセットしようと思い

長野県信濃美術館 『東山魁夷館』を

訪ねてみました。

8年前ほど前、山の帰りにお客様と初めて

見学させていただき、

『自然は心のかがみ』この言葉に

惹かれ時々訪ねるようになりました。

四季を通じて見学しようと

昨年から、年間パスポートを購入してみたのですが、

なかなか、見学の機会がなく、昨年は一度だけ、

『今年こそは、、、』と思いまた購入してしまいました。

山で見かける風景と『東山魁夷』の絵と重なるときが時々あり、

ちょっと楽しみでもあります。

 

 


長野の春

2015年05月07日 | 旅行記

長野の春の様子です!

オオヤマサクラ

ミズバショウ

ミズバショウ

ミズバショウ

タチツボスミレ

キジムシロ

日本一の広さのミズバショウ群落。

戸隠連峰

里山から望んだ、後立連峰。

菜の花、平和を感じる景色です!

松本市遠望

穂高連峰遠望

朝焼け

上高地

オオヤマサクラと戸隠連峰

上田市のお酒 ”ひとごごち” 麹の香り漂う春バージョンです。


まさか、連日雨とは、、、北海道 その2

2014年08月28日 | 旅行記

7月22日~25日

後半は、幌尻岳です。
お盆過ぎから
北海道を低気圧が通過する
気圧配置に変わってしまい、
今日も雨

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22日
新千歳空港内のホテルで
半日休養をとり
お客様と平取町・ぬかびら山荘へ
夕方に、登山口までの
シャトルバスが大雨の為運休
停滞して、日程を1日延ばしてでも
登りたいという意見を
いただいたのですが、、、

23日
朝から、大雨注意報がでて
しばらく、シャトルバスも運休と
見込んで、
また、また観光です。
行き先は、富良野市内

富良野市のランドマークにも
なっている
「六花亭・カンパーナふらの」

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富良野市内と葡萄園を見渡せます、

 

「雪やこんこ」ソフト 絶品でした!

 

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そして、十勝岳山麓の
吹上温泉・白銀荘に宿泊。

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ここは、自炊宿で
ガイド3人で
美瑛豚の「常夜なべ」、
北海道産のスモークサーモンと
モッツァレラチーズの
「カルパッチョ」、「サラダ」
飲み物は
赤ワイン、サッポロクラシックを
用意して、残念会。

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24日
富良野スキー場のゴンドラを利用して
西富良野岳を登り、

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400キロ移動して
八雲温泉・おぼこ荘へ
野趣あふれる温泉、食事も美味しく
リーズナブラ宿泊費で何とか
満足いただきました。

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ハイシーズンの北海道で
温泉、食事がおいしく、
施設も新しく、お値段も安くて
15人宿泊できる宿を
急に探すのは至難ですね!

最終日は、
洞爺湖、昭和新山、

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有珠山、

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支笏湖、
苫小牧市内の回転すし、海の駅を回り
新千歳空港へ。

7日間の北海道で
登山靴を履いたのは1日だけ、、、
総走行距離1600キロ
マイクロバスの運転手でした。

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まあ~、
バスの運転もまた楽しいものです!













北海道 七日間 

2014年08月28日 | 旅行記

7月19日~21日

北海道の百名山
トムラウシ山・幌尻岳の予定で、
新千歳空港へ向ったのですが、、、
いきなり、ドシャ降り??

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最初はトムラウシ山
19日
東大雪山荘へと向いました。

前夜お客様には、
「ほぼ中止ですが、、、
あきらめないで天候の推移を見ます、
朝5時出発、、、」と
説明させていただきながら無理だろうな~と、、、

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20日
天気が気になり、
未明に起き、
いくつかの気象サイト情報を分析、
低気圧が北海道を通過する
速度が速まり、
千載一遇の好機かも?と判断。

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雨、風とも止むと思いながら
高度を稼いだのですが、、、
標高1700m前トム平付近で
断念して下山しました。

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この山の悪路覚悟していたのですが、
靴にも水がしみこみ、
スパッツ、靴ともに泥の勲章であふれてました!

21日

今日は、マイクロバスの運転手。

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観光に切り替え
富良野市まで移動
ファーム富田、

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昼食は玄米おにぎりと自然食の定食

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美瑛の丘などをめぐり

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新千歳空港へ
天候のためとはいえ、残念でした!




東北百名山地図帳 37番 霞露ヶ岳

2010年09月15日 | 旅行記

9月14~15日
ちょっと、仕事、諸々のことで疲れてしまい、気晴らしに山へと出かけきた。
天気が良くて、あまり行動時間の長くない山などと考えながら、「東北百名山地図帖」をめくっていたら、新しく紹介された『霞露ヶ岳』が目に止まった。早速、岩手県三陸リアス海岸の美しい船越半島へと車を走らせた。ガイドブックには「登山道のある山では本州最東端、赤平金剛の大絶壁で知られる船越半島の山」と紹介され興味をそそれれた。山名の由来は、アイヌ語乳房状を意味するの「カロー」から来たようだ。同じ名の由来持つ山に宮城県の鹿狼山(かろうさん)がある。

最近、仲の良いガイド仲間と「東北百名山ぐらい登ろうよ!」と話していて、数えてみたらこの山で61座目になる。だんだんと100座が気になりはじめる!!

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この山の紹介

陸 中海岸・山田湾と船越湾に挟まれて横たわる船越半島には、リアス式海岸の美しい浜あり、海水浴や釣りに人気の穴場だ。この半島の最高峰。山の名前はアイヌ語で、乳房状の山容を示す「カロー」という言葉から命名されたという説がある。山頂直下にある霞露岳神社は「お霞露さま」または 「御殿山」と呼ばれ、他所の人たちからは「櫛形山」や「亀山」などとも愛称されているという。山名の由来は、ほかに「カロ」が空洞や両岸絶壁の場所を表す ことからついたとの説もある。(小島俊一著「岩手の山名ものがたり」より)。

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一雨ごとに、秋らしくなった岩手県内。

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出発が遅くなり、前夜はこの近辺では高めの素泊4000円の山田温泉に泊まる。

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道路地図とGPSを頼りに何度か道を間違えながら、漉磯海岸登山口にようやくたどり着いた。

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道路にも秋が落ちていた。

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狭い山道を車で走り、どこかなと思っていたらいきなり道が消え、漉磯海岸に出た。

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この海岸に流れ込んでいる小川を越え海抜ゼロメートルから登り始める。

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ウミネコの鳴き声に、潮騒、時折”ドーン!”と波が岩に砕ける音を聞きながら標高差500mのを登る。

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松や巨木の続く稜線を登り、

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次々に変化する海岸線の様子、

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標高400mを過ぎるとミズナラやブナの林が続き、

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途中、リアス式海岸が目を楽しませてくれたので、さぞや頂上からの眺めは格別と、何も知らずに向かった先には、大きな頂上を示す看板が樹林の中に現れる。

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もう少し、先まで行けば展望がと歩いてみたが??目当ての海岸線は木々の間からかろうじてわかる程度そういえばガイドブックにも頂上の様子の写真が載ってなかった。ちょっとガッカリしたが、秋空の下で温かいコーヒーとパンを食べながらしばらくぼんやり過ごしてきた、たまにはこんな時間もいいもんだ。

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悩みは次々現れては消えるが、お陰様で、頭が空っぽになり、元気を取り戻せたようだ。

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早池峰山と賢治

2010年07月07日 | 旅行記

7月5日
早池峰山の仕事が早く終わり、5日前に見つけた早池峰山河原の坊登山口近くにあった宮沢賢治の詩碑の意味を確かめようと花巻市にある“宮沢賢治記念館をたずねてみた。

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入口にはタイムリーに特別展示の看板が掲げてあり、大いに期待して入場券を手に展示を見て回った。

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確かに早池峰山登山口で見かけた詩は『山の晨明(しんめい)に関する童話風の構想』という39行詩、最後の5行が碑文として掲載されていることがわかった。1972年全国で16番目の賢治詩碑として立てられた。「春と修羅」第二集の中にこの詩が納めれれ、宮沢賢治が1925年8月10日から11日にかけてこの早池峰山に登山したときのことを、この山を大きな菓子の塔に見立て表現したという。ここまではわかったが、詩の解説や現在どの本に掲載されているのか、その本が手に入るいるかは職員の方にも尋ねて見たが、わからなかった。
100円で購入した資料「早池峰山と賢治」には
他にも、「栗鼠と色鉛筆」「早池峰山嶺」「花鳥図譜、八月、早池峰山嶺」「東岩手火山」「白菜畑」「雲」「職員室に、こっちが一足はひるやいなや」「うすぐ濁った浅葱の水が」「川が南の風に逆らって流れているので」「暗い月明かりの雪の中に」「鈍い月明かりの雪の上に」「早池峰中腹」など早池峰山に関連した多くの詩が残されているようだ。
この詩はどのような内容なのだろうとまた興味が湧き出す。
“宮沢賢治と山登り”という???ミステリアスな世界へと引き込まれてゆきそうだ。
まずは、「どんぐりと山猫」という童話を読んでみた。


歴史の道 八十里越街道

2010年06月09日 | 旅行記

6月5日~7日
旧知のガイド・仁井田さんのサポートで八十里越えを歩いてきた。

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八十里越は新潟県三条市と福島県南会津郡只見町を結ぶ街道の名称、一応、国道289号線となっているが「点線国道」。歴史的にもふるい道、中でも有名なのは、幕末の長岡藩の家老河井継之助の終焉の地として知られ、「八十里 腰抜け武士の 越す峠」と自嘲の句を読んでいる。河井継之助の生涯を描いた司馬遼太郎の小説「峠」にも描写されている。

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3日の予定で、1日目に吉ヶ平をベースに番屋山を登り足を慣らし、翌日から1泊2日で30㌔の山道を往時をしのびながら歩いてきた。全日程テント泊の予定と聞いていたが、偶然出会った“吉ヶ平保存会”の方々のご厚意で分校の宿泊許可をいただき、1日目は快適な一夜を過ごす事ができた。吉ヶ平は、その昔交易の中心地であり最盛期には38戸、宿屋5軒があったと言う、

詳しくは吉ヶ平ブログをご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/yoshigahira2010

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歴史の道だけでなく、ブナの美林、

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守門岳、浅草岳、烏帽子山の圧巻、道端にはスミレロード、キクザキイチゲロード、ミズバショウロード、サンカヨウロードとロードと呼べるくらいの群落が次々に現れる。

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夕食のおかずは、旬の山菜を少しだけ山からわけていただきブナ林にこだまするドラミングをBGMに山中で一夜を過ごし、と魅力の尽きないコース。

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仁井田ガイドの魅力と会津の山懐の深さにただ感嘆するばかり。

今年の紅葉の頃、歩いてみよう思うのですが、一緒に歩いてみませんか?