goo blog サービス終了のお知らせ 

takakura-science

takakura-science blog

芽生え

2011年04月13日 | 日記
4月13日(水)

 先日、職員室の植物を植え替えました。ほとんどが多肉植物(葉が厚い植物)や着生ランです。


 これは、ショウジョウバカマです。
 今年花が咲くと思っていましたが、葉が出てきました。2つの株になったので、もうそろそろ植え替えの時期になります。


 オンシジウムです。洋ランの一種で、半日陰を好みます。職員室では、大きな植物の陰に置くようにしていました。
 植え替えをしてから2週間経ちました。


 葉のつけ根で膨らんだ部分をバルブと言います。
 一度花が咲いたバルブは、二度と花を咲かせることはありません。
 よく見ると、バルブの下の方から新しい葉が出てきています。これが去年のバルブから栄養分をもらってこの1年で成長していきます。上手くいくと来年花を咲かせることになります。


 コチョウランの葉の付け根から出ているのは新しい若い植物です。
 花芽が出てきたときに、元気が出ると思って肥料をあげてしまいました。
 それが原因で、花になる予定が若い植物になってしまいました。


 これも同じ鉢から出てきました。
 おそらく花にはなりません。


 花も弱っていて格安になっていたので購入しました。
 すぐにプラスチックの鉢から一回り大きな素焼きの鉢に植え替えました。
 すると、根元から新しい葉がたくさん出てきました。
 これが成長すると、来年の2月頃に花が咲くことになります。


 新芽の拡大写真です。斜めに出てきているので、もう少し成長してから針金でまっすぐ固定してあげる予定です。


 2年前から管理しているデンドロビウムです。
 見た目は葉が茶色になって、今にも枯れそうですね。
 しかし、これも、他の洋ランと同じで、一度花が咲いたバルブにはもう花が咲かないのです。
 新しく出てきた新芽の栄養になって、3年くらいすると茶色になって枯れていきます。


 ところが、今年は植え替えの時にその大切な新芽をうっかり2つも切ってしまったのです。
 新芽が出てこないと、来年は花が咲かないので心配をしていたのですが、よく見ると、2つも新芽が出てくれました。
 来年が期待できそうです。

カルメ焼き

2011年04月11日 | 日記
4月11日(月)

 今日は、新入生向けに自分たちだけで用意した「カルメ焼き」に挑戦します。

 【用意するもの】

  ザラメ(砂糖)、重曹(ベーキングパウダーまたは、炭酸水素ナトリウム)、割り箸、洗浄瓶、水、温度計、オタマ、薬さじ、卵1コ

 【作り方】

  1.オタマの上に薬さじでザラメを適量入れる。
  2.洗浄瓶で砂糖全体に水をかける。
  3.卵の白身を泡立てる。(これがふんわりとできるコツです)
  4.炭酸水素ナトリウム(重曹)と卵の白身を混ぜておく。 
  5.オタマごと火にかける。
  6.温度に注意しながら、弱火で加熱し続ける。
  7.砂糖が溶けて、アメ色になったら火からオタマを外して乾いた雑巾の上にのせる。
  8.割り箸で4を取り、7の砂糖の中に入れて激しくかき混ぜる。
  9.しばらく様子を見ると、膨らんでくるのでそっと割り箸を外す。
  10.温度が冷えてからもう一度オタマを加熱して表面の砂糖を溶かすと取り出しやすい。


 いざ、化学実験室へ


 卵を割っています。白身と黄身を分ける必要があります。
 黄身は今回の実験では使用しません。


 うまく分けることができました。


 まずは、高校生が見本を見せます。


 うまく膨らむでしょうか・・・


 アメ色とはこんな色です。


 重曹を混ぜた瞬間です。


 乾いた雑巾の上で変化をみます。


 10秒後です。


 1分後です。今回はなかなかうまくいかなかったようです。内田先生は何もアドバイスをくれません。
 「何事も自分で何回も失敗して身につける」ものだそうです。


 やり方が分かったので、中学生も挑戦します。


 次々とみんなでやってみます。


 高校生も一人ずつ挑戦です。


 何回かチャレンジする人もいます。


 今回の加熱は、このようにガスバーナーで行いました。本当は、普通のガスコンロの方がやりやすいです。


 このようにうまく膨らむと「やったー」という気持ちになります。


 これは、加熱しすぎです。少し焦げすぎたようです。しかし、責任を持って「食べます」


 加熱しすぎると、このように膨らまずに硬くなります。


 これは、とても上手にできたものです。


 みんなどんどん成功していきます。思わずVサインです。


 自分で成功することは、とてもうれしいものです。


 何回もやってみて成功したものです。


 この実験は、オタマを洗うことと実験台に溶けた砂糖がこびりつくので掃除がとても大変です。
 だからこそ、このように全員で手分けをして素早く掃除します。

【感想】一部抜粋

 ・カルメ焼きは今まで何回もやってきました。高校生になってコツをつかんだのか、すぐに成功することができました。また、自分が楽しむだけでなく、中学生や新入生が喜ぶように「コツを教える」楽しさを感じた実験でした。(高校生)

 ・1年ぶりにカルメ焼きをやりました。忘れていたせいか、なかなかうまくいきませんでした。しかし、何回目かに成功したときは感動しました。とてもおいしかったです。

 ・今時のお菓子になれている僕たちから見ると、素朴な「カルメ焼き」は「まあまあおいしかった」と感じます。
  しかし、みんなで作ったものだから「おいしい」のです。(中学生)

 ・初めて自分だけで成功しました。おいしいよりも「楽しかった」です。(高校生)

 ・皆様がとても楽しそうに活動している姿が印象的でした。カルメ焼きもうまくいったし、とても美味しかったです。有り難うございました。(高校1年生)
 
 ・まあまあ美味しかったです。(中学1年生)

こんなことも・・・

2011年04月11日 | 日記
4月8日(金)

 前回、コイルモーターを自作したときに強力な磁石を使いました。
 その磁力がどれだけ強いのか、言葉では伝わらないので、こんな「遊び」をしてみました。


 ドーナッツ型の磁石なので、メスシリンダーに重ねて入れてみました。
 ただし、同じ極が近くに来るようにしてあります。
 すると、このように磁石同士の反発する力で磁石同士が空中に浮くことが分かりました。
 弱い磁石ではなかなかこのようにはなりません。

 このように「当たり前かもしれないが、確認してみる」ことも、理科部としては大切なことだと考えています。



水素爆発

2011年04月11日 | 日記
4月8日(金)

 今日は新入生向けに安全な水素爆発を実験しました。


 準備するものは、酸素ボンベ、水素ボンベ、チャッカマン、ビニル袋の4点です。


 まずは水素ボンベの先にストローをつけて、ビニル袋の中に水素ガスを入れます。


 水素ガスを入れ終わりました。


 次に酸素ガスをビニル袋の中に入れます。


 チャッカマンで火をつけます。


 爆発した後のビニル袋は、このようにしわくちゃになります。


 中学生も同じように実験してみます。


 水素を入れます。


 酸素を入れます。


 チャッカマンで火をつけます。

 今日は、みんな1回で実験は成功しました。
 大きな音にびっくりしましたが、なかなか自分だけでは行えない実験なので、やってみてよかったです。
 新入生の皆さんも喜んでいました。

植物の変化を感じる・・・

2011年04月07日 | 日記
4月7日(金)

 4月になり、桜の花が満開になりました。


 桜の下に花びらがたくさん落ちています。このような状態を「満開」といいます。


 木全体の様子です。たくさんの花が咲いています。


 別の木もこんなかんじです。


 よく見てみると、桜の花の下から若葉が少しずつ出てきているのがわかります。
 桜(ソメイヨシノ)には、花が咲く頃に、その蜜をヒヨドリやメジロなどの野鳥が好んで食べに来ます。その時に受粉します。つまり、種子ができる準備が整うのです。この種子を成長させるために、葉の光合成によって作られる栄養分が必要になります。今、葉が出てきているのはこのような理由があると考えられます。植物も生きるためによく考えられていると思いました。


 ラッパスイセン(ニホンズイセン)です。2月~3月までは綺麗な花が咲いていましたが、今はこのように花も枯れかけています。葉の方は元気に光合成をしています。これも、球根を大きくするための知恵なのです。


 ツバキの花も終わりかけています。これから実が熟して種子ができる予定です。


 終わりかけのツバキの花です。