4月25日(月)
今日はスライムづくりを行います。
ただし、理科部です。すこし、スライムの化学を勉強します。
<材料>
洗濯糊(PVA配合)、ほう砂(四ホウ酸ナトリウム)、蒸留水、洗浄瓶、ビーカー(適当な大きさ)、わりばし
<作り方>
1.容器(コップなど)に適量の洗濯のりをとります。洗濯のりと同量の水を加えてよくかき混ぜます。(水が多いとやわらかく、少ないとかたくなります。自分たちで工夫します。)
2.あらかじめ、四ホウ酸ナトリウムをマグネティックスターラーでよく溶かし、飽和水溶液(これ以上溶けなくなる限界まで溶かした水溶液)を作っておきます。
3.四ホウ酸ナトリウムの飽和水溶液を、1の容器の中身の1/4程度の量を加え、よくかき混ぜます。このとき全体がよく混ざるようにするのがコツです。かき混ぜている棒に固まりがそれ以上つかなくなったらできあがりです。
【なぜスライムができるのか?】
PVA のりの中にはポリビニールアルコールが入っています。スライムは、ポリビニールアルコールの分子が四ホウ酸ナトリウム分子と水素結合という結合をして、立体的な構造をつくりまとまっています。この立体構造の中に水分子をかかえこむと水素結合が弱まってやわらかくなります。
まずは、実験の準備に取りかかります。上級生が声をかけて、部員を集め始めました。
スライムづくりに慣れていない新入生もいるので、班の中に上級生が入るようにします。
高校生は、スライムの作り方の本を読みます。読んだら、中学生や分からない人に説明します。
中学1年生です。真剣に話を聞いています。
四ホウ酸ナトリウムの飽和水溶液をマグネティックスターラーで作っています。ビーカーの中に磁石が入っていて、これがぐるぐる回るので、自然に四ホウ酸ナトリウムが水に溶けていきます。
高校生が準備します。実験の準備を陰で支えるのは上級生です。「理科部」ではこのように決まっています。
まずは四ホウ酸ナトリウムの飽和水溶液以外の材料を混ぜます。先輩が見守り、新入生が主に実験を行います。
中学生も同様に実験します。
高校の上級生がこのように回って確認します。
四ホウ酸ナトリウムの飽和水溶液の入れ方の説明を聞きます。
それぞれの班で四ホウ酸ナトリウムの飽和水溶液を洗濯ノリと水野混ざったものが入っているビーカーに一気に入れて割り箸でかき混ぜます。とにかく、激しくかき混ぜます。
左手(聞き手の反対の手)でしっかりとビーカーを押さえながら、しっかりと混ぜます。
混ぜている瞬間の様子です。
いい感じにできています。
あちこちで歓声が響きます。
この班もちょうどよい固さにできました。
手で触ると気持ちがよいので、思わず触りたくなります。
手でのばすとこんなに伸びます。
箸(はし)でのばすと、何だか美味しそうに見えます。しかし、四ホウ酸ナトリウムですから、口に入れてはいけません。
堅めに作るとこのようなボール状にもできます。柔らかく戻したければ、お湯を入れてもめば、柔らかいスライムになります。
このスライムに食塩を加えると、スーパーボールになります。
ちょうどよい堅さのスライムは、箸で触るとこんな感じになります。内田先生曰く、耳たぶの硬さよりも少し柔らかいのが一番よいそうです。
楽しそうでしょ? 楽しいのが実験です。
四ホウ酸ナトリウムの飽和水溶液を入れすぎると、このようにバリバリになります。固めてもボロボロと崩れます。
実験も成功し、思わずVサインです。
自分で作ったスライムを持って満足気です。
【感想】
・スライムづくりを初めて経験しました。スライムは空気に触れさせていると、中に含まれる水分が蒸発し、硬くなることが分かりました。この感触が気持ち良くてよかったです。[高1]
・スライムを作るときは、洗濯のりと純水を一気にかき混ぜるのですが、これがなかなか力が必要で、とても疲れました。
出来上がったスライムの触った感触がとても気持ち悪いというか、ムニュムニュしていた。初めて自分で触ったので、よい経験になりました。スライムづくり、とても楽しかったです。[中1]
・いろんな班で、いろんな堅さのスライムが完成しました。それぞれを見ていても、触ってみても楽しかったです。
固いスライムは、投げるとバウンドする(跳ね返ってくる)くらい固くて、ゴムボールのようでした。内田先生に聞くと、食塩を加えると、本当にスーパーボールのようになるそうです。是非、今度やってみたいです。入部してから、初めて理科部らしい実験ができたような気がします。(前回までは食べ物シリーズだったので・・・)[高1]
・今日の実験は、少しグダグダの感じがしました。手はべたべたになるし、正直「うわぁ・・・」と思ったのですが、やっているうちに、何だか楽しくなってきました。[高1]
・かき混ぜるのが大変でしたが、うまくできてよかったです。私の作ったスライムは、すごくネバネバしていました。[中2・中3]
・出来上がったスライムの感覚が「プニプニ」していて感動しました。[中2・中3]
・今回の実験としては固くなって失敗しましたが、お湯を加えると柔らかくなることを聞いたので次回はもっと工夫してみたいと思います。[高2]
・スライムの感覚がとてもよかった。混ぜるときがとにかく理屈抜きに楽しかったです。[中2]
・高校生の実験としては、無駄なほど簡単な実験でした。しかし、理科の仕組みに興味を持ったり、楽しさから入る勉強もあると思うので、そういう意味ではとても有意義だったと思います。[高2]
・今回のスライムづくりでは、それぞれの班で大量のスライムがうまく完成し、新入生も喜んでいたので、企画を進めていった高校生としては、それが一番うれしかったです。[高2]
・いろんなスライムができていた[高2]
・少し手についてしまったので、ちょっと失敗したような気もしますが、楽しくできたのでよかったです。[高1]
今日はスライムづくりを行います。
ただし、理科部です。すこし、スライムの化学を勉強します。
<材料>
洗濯糊(PVA配合)、ほう砂(四ホウ酸ナトリウム)、蒸留水、洗浄瓶、ビーカー(適当な大きさ)、わりばし
<作り方>
1.容器(コップなど)に適量の洗濯のりをとります。洗濯のりと同量の水を加えてよくかき混ぜます。(水が多いとやわらかく、少ないとかたくなります。自分たちで工夫します。)
2.あらかじめ、四ホウ酸ナトリウムをマグネティックスターラーでよく溶かし、飽和水溶液(これ以上溶けなくなる限界まで溶かした水溶液)を作っておきます。
3.四ホウ酸ナトリウムの飽和水溶液を、1の容器の中身の1/4程度の量を加え、よくかき混ぜます。このとき全体がよく混ざるようにするのがコツです。かき混ぜている棒に固まりがそれ以上つかなくなったらできあがりです。
【なぜスライムができるのか?】
PVA のりの中にはポリビニールアルコールが入っています。スライムは、ポリビニールアルコールの分子が四ホウ酸ナトリウム分子と水素結合という結合をして、立体的な構造をつくりまとまっています。この立体構造の中に水分子をかかえこむと水素結合が弱まってやわらかくなります。
まずは、実験の準備に取りかかります。上級生が声をかけて、部員を集め始めました。
スライムづくりに慣れていない新入生もいるので、班の中に上級生が入るようにします。
高校生は、スライムの作り方の本を読みます。読んだら、中学生や分からない人に説明します。
中学1年生です。真剣に話を聞いています。
四ホウ酸ナトリウムの飽和水溶液をマグネティックスターラーで作っています。ビーカーの中に磁石が入っていて、これがぐるぐる回るので、自然に四ホウ酸ナトリウムが水に溶けていきます。
高校生が準備します。実験の準備を陰で支えるのは上級生です。「理科部」ではこのように決まっています。
まずは四ホウ酸ナトリウムの飽和水溶液以外の材料を混ぜます。先輩が見守り、新入生が主に実験を行います。
中学生も同様に実験します。
高校の上級生がこのように回って確認します。
四ホウ酸ナトリウムの飽和水溶液の入れ方の説明を聞きます。
それぞれの班で四ホウ酸ナトリウムの飽和水溶液を洗濯ノリと水野混ざったものが入っているビーカーに一気に入れて割り箸でかき混ぜます。とにかく、激しくかき混ぜます。
左手(聞き手の反対の手)でしっかりとビーカーを押さえながら、しっかりと混ぜます。
混ぜている瞬間の様子です。
いい感じにできています。
あちこちで歓声が響きます。
この班もちょうどよい固さにできました。
手で触ると気持ちがよいので、思わず触りたくなります。
手でのばすとこんなに伸びます。
箸(はし)でのばすと、何だか美味しそうに見えます。しかし、四ホウ酸ナトリウムですから、口に入れてはいけません。
堅めに作るとこのようなボール状にもできます。柔らかく戻したければ、お湯を入れてもめば、柔らかいスライムになります。
このスライムに食塩を加えると、スーパーボールになります。
ちょうどよい堅さのスライムは、箸で触るとこんな感じになります。内田先生曰く、耳たぶの硬さよりも少し柔らかいのが一番よいそうです。
楽しそうでしょ? 楽しいのが実験です。
四ホウ酸ナトリウムの飽和水溶液を入れすぎると、このようにバリバリになります。固めてもボロボロと崩れます。
実験も成功し、思わずVサインです。
自分で作ったスライムを持って満足気です。
【感想】
・スライムづくりを初めて経験しました。スライムは空気に触れさせていると、中に含まれる水分が蒸発し、硬くなることが分かりました。この感触が気持ち良くてよかったです。[高1]
・スライムを作るときは、洗濯のりと純水を一気にかき混ぜるのですが、これがなかなか力が必要で、とても疲れました。
出来上がったスライムの触った感触がとても気持ち悪いというか、ムニュムニュしていた。初めて自分で触ったので、よい経験になりました。スライムづくり、とても楽しかったです。[中1]
・いろんな班で、いろんな堅さのスライムが完成しました。それぞれを見ていても、触ってみても楽しかったです。
固いスライムは、投げるとバウンドする(跳ね返ってくる)くらい固くて、ゴムボールのようでした。内田先生に聞くと、食塩を加えると、本当にスーパーボールのようになるそうです。是非、今度やってみたいです。入部してから、初めて理科部らしい実験ができたような気がします。(前回までは食べ物シリーズだったので・・・)[高1]
・今日の実験は、少しグダグダの感じがしました。手はべたべたになるし、正直「うわぁ・・・」と思ったのですが、やっているうちに、何だか楽しくなってきました。[高1]
・かき混ぜるのが大変でしたが、うまくできてよかったです。私の作ったスライムは、すごくネバネバしていました。[中2・中3]
・出来上がったスライムの感覚が「プニプニ」していて感動しました。[中2・中3]
・今回の実験としては固くなって失敗しましたが、お湯を加えると柔らかくなることを聞いたので次回はもっと工夫してみたいと思います。[高2]
・スライムの感覚がとてもよかった。混ぜるときがとにかく理屈抜きに楽しかったです。[中2]
・高校生の実験としては、無駄なほど簡単な実験でした。しかし、理科の仕組みに興味を持ったり、楽しさから入る勉強もあると思うので、そういう意味ではとても有意義だったと思います。[高2]
・今回のスライムづくりでは、それぞれの班で大量のスライムがうまく完成し、新入生も喜んでいたので、企画を進めていった高校生としては、それが一番うれしかったです。[高2]
・いろんなスライムができていた[高2]
・少し手についてしまったので、ちょっと失敗したような気もしますが、楽しくできたのでよかったです。[高1]