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カルメ焼き

2011年04月11日 | 日記
4月11日(月)

 今日は、新入生向けに自分たちだけで用意した「カルメ焼き」に挑戦します。

 【用意するもの】

  ザラメ(砂糖)、重曹(ベーキングパウダーまたは、炭酸水素ナトリウム)、割り箸、洗浄瓶、水、温度計、オタマ、薬さじ、卵1コ

 【作り方】

  1.オタマの上に薬さじでザラメを適量入れる。
  2.洗浄瓶で砂糖全体に水をかける。
  3.卵の白身を泡立てる。(これがふんわりとできるコツです)
  4.炭酸水素ナトリウム(重曹)と卵の白身を混ぜておく。 
  5.オタマごと火にかける。
  6.温度に注意しながら、弱火で加熱し続ける。
  7.砂糖が溶けて、アメ色になったら火からオタマを外して乾いた雑巾の上にのせる。
  8.割り箸で4を取り、7の砂糖の中に入れて激しくかき混ぜる。
  9.しばらく様子を見ると、膨らんでくるのでそっと割り箸を外す。
  10.温度が冷えてからもう一度オタマを加熱して表面の砂糖を溶かすと取り出しやすい。


 いざ、化学実験室へ


 卵を割っています。白身と黄身を分ける必要があります。
 黄身は今回の実験では使用しません。


 うまく分けることができました。


 まずは、高校生が見本を見せます。


 うまく膨らむでしょうか・・・


 アメ色とはこんな色です。


 重曹を混ぜた瞬間です。


 乾いた雑巾の上で変化をみます。


 10秒後です。


 1分後です。今回はなかなかうまくいかなかったようです。内田先生は何もアドバイスをくれません。
 「何事も自分で何回も失敗して身につける」ものだそうです。


 やり方が分かったので、中学生も挑戦します。


 次々とみんなでやってみます。


 高校生も一人ずつ挑戦です。


 何回かチャレンジする人もいます。


 今回の加熱は、このようにガスバーナーで行いました。本当は、普通のガスコンロの方がやりやすいです。


 このようにうまく膨らむと「やったー」という気持ちになります。


 これは、加熱しすぎです。少し焦げすぎたようです。しかし、責任を持って「食べます」


 加熱しすぎると、このように膨らまずに硬くなります。


 これは、とても上手にできたものです。


 みんなどんどん成功していきます。思わずVサインです。


 自分で成功することは、とてもうれしいものです。


 何回もやってみて成功したものです。


 この実験は、オタマを洗うことと実験台に溶けた砂糖がこびりつくので掃除がとても大変です。
 だからこそ、このように全員で手分けをして素早く掃除します。

【感想】一部抜粋

 ・カルメ焼きは今まで何回もやってきました。高校生になってコツをつかんだのか、すぐに成功することができました。また、自分が楽しむだけでなく、中学生や新入生が喜ぶように「コツを教える」楽しさを感じた実験でした。(高校生)

 ・1年ぶりにカルメ焼きをやりました。忘れていたせいか、なかなかうまくいきませんでした。しかし、何回目かに成功したときは感動しました。とてもおいしかったです。

 ・今時のお菓子になれている僕たちから見ると、素朴な「カルメ焼き」は「まあまあおいしかった」と感じます。
  しかし、みんなで作ったものだから「おいしい」のです。(中学生)

 ・初めて自分だけで成功しました。おいしいよりも「楽しかった」です。(高校生)

 ・皆様がとても楽しそうに活動している姿が印象的でした。カルメ焼きもうまくいったし、とても美味しかったです。有り難うございました。(高校1年生)
 
 ・まあまあ美味しかったです。(中学1年生)

こんなことも・・・

2011年04月11日 | 日記
4月8日(金)

 前回、コイルモーターを自作したときに強力な磁石を使いました。
 その磁力がどれだけ強いのか、言葉では伝わらないので、こんな「遊び」をしてみました。


 ドーナッツ型の磁石なので、メスシリンダーに重ねて入れてみました。
 ただし、同じ極が近くに来るようにしてあります。
 すると、このように磁石同士の反発する力で磁石同士が空中に浮くことが分かりました。
 弱い磁石ではなかなかこのようにはなりません。

 このように「当たり前かもしれないが、確認してみる」ことも、理科部としては大切なことだと考えています。



水素爆発

2011年04月11日 | 日記
4月8日(金)

 今日は新入生向けに安全な水素爆発を実験しました。


 準備するものは、酸素ボンベ、水素ボンベ、チャッカマン、ビニル袋の4点です。


 まずは水素ボンベの先にストローをつけて、ビニル袋の中に水素ガスを入れます。


 水素ガスを入れ終わりました。


 次に酸素ガスをビニル袋の中に入れます。


 チャッカマンで火をつけます。


 爆発した後のビニル袋は、このようにしわくちゃになります。


 中学生も同じように実験してみます。


 水素を入れます。


 酸素を入れます。


 チャッカマンで火をつけます。

 今日は、みんな1回で実験は成功しました。
 大きな音にびっくりしましたが、なかなか自分だけでは行えない実験なので、やってみてよかったです。
 新入生の皆さんも喜んでいました。