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7.30 アライグマ対策部会 解剖教室 その5 解剖の順序

2013年07月30日 | 日記
7月30日(火)

 解剖の手順

1 計測を行う。

2 毛皮をはがす。

3 腹部から切り、内容物を取り出す。

4 骨を関節部分で切り取る。

5 筋肉や結合組織をそぎ取る。

6 筋肉などはエタノールで保存する。

7 毛皮はなめして乾燥する。

8 片付け

 おおよそこのような手順で解剖を行いました。

7.30 アライグマ対策部会 解剖教室 その4 解剖をする理由

2013年07月30日 | 日記
7月30日(火)

 なごや生物多様性保全活動協議会アライグマ対策部会が解剖教室を

行っている理由を説明します。

なごや生物多様性センターでは、日本で生息している動植物の多様性を

守ることを目的としています。

そのためには、外来生物を駆除する必要があります。

センター長の矢部先生は、ミシシッピアカミミガメを少年時代から今でも

自宅で飼育していて、とてもかわいがっています。

しかし、ミシシッピアカミミガメの子どもは「ミドリガメ」として、

ペットショップで安価で購入できます。

そして、大きくなったペットは、「飼うのが大変だ」ということで、

日本の自然に放たれてきました。

ほ乳類も同様で、ペットとして飼われていた「アライグマ」や「ハクビシン」

などが、野生に放たれて名古屋市内にもたくさん生息しています。

放たれたペット自身は何も罪はありませんが、生態系を大きく崩してしまい、

日本古来のほ乳類が激減しているのです。

 そのために、「ミシシッピアカミミガメ部会」ではミシシッピアカミミガメを、

「アライグマ部会」では、アライグマやハクビシンを駆除しています。

捕獲した動物は、自然に帰すことができないため、殺処分の後、今後の研究のため、

なごや生物多様性センターで動物1匹ずつの計測、胃の内容物の確認、骨格標本作り、

毛皮作りなどを行っています。

その中で、広く学生に解剖の方法を教えています。

 私たち理科部も、命を粗末にしないという主旨に沿って、解剖学を

学びに行っているのです。

7.30 アライグマ対策部会 解剖教室 その2 マダニ

2013年07月30日 | 日記
7月30日(月)

 

 アカキツネのからだから出てきたマダニです。

 普通のサイズはこの10分の1くらいの大きさです。

 ダニは、吸血すると動物のからだから落ちて、動物の血液を卵から孵化した幼虫の

 エサにします。

 見ていると気持ち悪いものですが、なごや生物多様性センターの野呂先生は、

 とても貴重なサンプルなので、後で詳しく調べるそうです。

 

7.30 山崎川聞き取り調査に参加して

2013年07月30日 | 日記
7月30日(火)

 7月18日(木)に行われた、山崎川聞き取り調査の感想を紹介します。

 隼人池の昔の様子と今の様子を先祖代々隼人池の管理を任されていた方に

インタビューしてきました。

そのときの様子を紹介します。

 昔の隼人池は今よりも大きくて綺麗だったと聞きました。

戦時中から戦後は隼人池にもたくさんタニシやアメリカザリガニ、

ウシガエルなどが生息していて、周りの人たちはそれらを食べていたと

教えてもらいました。

その方は、とくにタニシが大好物でとても美味いそうです。

肉の部分だけを残して、串焼きにして食べたそうです。

私も一度食べてみたいと思いました。

 今の隼人池は少し前までは蓮(ハス)池と呼ばれるほど蓮(ハス)が池一面に生えていたそうです。

今は、蓮(ハス)がめっきり減ってしまい、外来種の生物も増えてしまって日本の在来種や

水生昆虫などはどんどん減ってきてしまっているそうです。

 私は、いろんな話を聞いて、やはり外来種の生物は環境への適応能力が高いので、

環境が変化しても、池の汚れが多少あっても問題なく生活していけるのではないか思いました。

適応力の高い外来種を減らしていかない限り、在来種は今後生き延びていけないと

感じました。

今ではいなくなってしまった水生昆虫、ゲンゴロウやタイコウチなどが昔の隼人池

にはたくさんいたと聞いてとても残念な気持ちになりました。

人が生き物の暮らす環境を変化させすぎてきた罪を今清算するべきだと

思います。
                     高2 男子