スバリストのラリーな毎日!

WRC「RALLY JAPAN」も行われた北海道で暮らすラリーバカなスバル乗りの独り言です!

PDが休刊

2007年04月01日 10時22分08秒 | モータースポーツ
「PD」とは「プレイドライブ」という雑誌のことです。
このプレイドライブ誌が、7月1日発行の8月号をもって休刊という報せが各方面で駆け巡っています。
F1やWRCなどの情報を伝える雑誌は数多くあれど、プレイドライブ誌は日本国内のモータースポーツの情報をメインとして伝える唯一の全国誌です。
このプレイドライブ誌の特徴は、モータースポーツ参加者側の視点での記事が多いこと。
他のモータースポーツ雑誌は、F1やWRCなどを見る側(ファン)への情報がメインですが、プレイドライブ誌の場合は、競技車両の作り方やメンテナンスの方法、ドライビングテクニックなど、モータースポーツ参加者にとってはありがたい情報が盛りだくさん。
その他にも、これからモータースポーツを始めようという人向けに、ローカルイベントの案内やショップ情報なども掲載してあったりして、モータースポーツへの玄関的な役割も大きかったのです。
オイラもダートラを始めようと思ってからは、特にこの雑誌を読みあさるようになりました。

プレイドライブがなくなってイチバン心配なのは、新たなモータースポーツ参加者の減少です。
すでに参加している人(ライセンス所持者)への情報誌としては「JAFスポーツ」がありますが、一般の人が簡単に購入できる全国誌がなくなるということは…、ライセンス未所持者はどこから情報を入手すればよいのでしょうか?
また、雑誌に載っている格好良い競技車に憧れて、モータースポーツに興味をもった人も多かったはず。

「今の時代、Webもあるぢゃん!」的な考えもありますが、Webというのは見る人が明確な意志をもって積極的にアクセスしないと見てもらえないものです。
つまり、モータースポーツ系のWebを見ている人は、すでに「参加したい」という意志をもっている人たちだと思います。
それに対して、雑誌は書店に並べられた表紙で不特定多数にもアピールできる媒体なのです。(書店にある雑誌の見出しを見て衝動買いしちゃうことありますよね?)

あと、モータースポーツ参加者としては、ローカルイベントの結果を報せるマス媒体がなくなるというのは寂しいですよね。
自分が入賞して誌面に掲載されたりすると、そりゃうれしいものです。
これって、「次も頑張るぞ!」的なモチベーションにつながっていたりするんですよね。

モータースポーツ関係のスポンサーにとっても、露出媒体が減るというのは大きなダメージ。
今後、スポンサーが減っていくことが懸念されます。
大会スポンサーなどが減ると大会自体少なくなり、モータースポーツ界が小さくなっていくことが懸念されます。

などといっても、プレイドライブ誌を発行している芸文社も民間企業。
採算のとれない事業から撤退するのは当然でしょう。

我々、モータースポーツに関わる人間のできることは、「PDを惜しむ」ことではなく、「周囲の多くの人にモータースポーツの魅力を伝えて、モータースポーツ参加者と注目度を増やすこと」です。
そして、プレイドライブ誌が復刊できるだけの環境を整えることです。
さぁ、今日から「モタスポ党」の一員となって、選挙活動でもするか!?


最新の画像もっと見る