8月20日日曜は「
第26回ラナウェイ悪路ポリスラリー」でした。
いつもの
芦別。いつものダンプ道が
SSです。
朝3時に起床。4時に出発して6時前には芦別市役所前に到着。
とかろが、ラリー車が1台もない!?不安になっていると、パラパラと参加者らしいマシンが到着。
参加は、わずかに22台。
しかし、チャンピオンAクラス以外は全クラス成立です。
6時半頃には車検終了。でも、
レッキは8時から。とってもヒマで、気分はダレダレです…。
コースは図の通り、T字路をいったり来たりするレイアウト。1本あたりの距離は約3km。
主催クラブが「しっかり整備して立派なコースになりました。」と言うだけあって、昨年までとは大違いの路面状況。
ただ、グレーダーを入れた部分は、前日までの雨でヌタヌタのドロドロ状態で、スタックしそうなくらい。
また、所々では大きな石が転がっており、「悪路ポリスラリー」の名にのとおりハードなラリーになりそうな予感が…。
レッキの路面状況から、タイヤの空気圧を低めにして、グリップ重視でラリーをスタート。
SS1は、ジュニアクラスは成績に関係なし。
SS2では#21古谷・吉村組に1秒差、SS3では5秒差で負けてしまった。
とにかく加速せずスピード感がない。パワーが喰われている感じがする。
同じヴィヴィオで、これだけ差をつけられるとショックだった。
サービスに戻り、タイヤの空気圧を上げてみる。
SS4は成績に関係ないものの、先ほどまでよりスピードののりが良く、マシンの挙動も安定して操作しやすい気が…。
イケル気がする…。
ジュニアクラスは、残すはSS5と6の2本。
逆転するためには、まずはSS5で3秒差を縮めたいと考えてスタート。
そして、#21に1秒差で勝った。
まだ、5秒差が残っている。
残すSSは、1本。わずか3kmほどの1本。
同じヴィヴィオ同士と考えると、3kmで5秒差の逆転は普通むずかしい。
でも、先ほどのSSでの感触は良く、なんとなく妙な自信があった。
マシンがコントロールできているような気がした。
「死ぬ気で(アクセルを)踏みますよ!」
#21の古谷さんに対する挑発の意味もあったが、自分に対する気合いの意味が大きかった。
なんか、今日は朝から時間運びが悪く(待ち時間が多く)、緊張感が保てず惰性で走っているような気する。
この1本だけは、集中して走らなければ意味がない。
「さっき5秒差つけられたんだから、こっちだって5秒差をひっくり返すこともできるはず。」
自分に言い聞かせながらスタート。
前半の高速セクションは、スムーズにクリアできた。
ジャンクションで突っ込みすぎてロスしたが、あまりスピードを殺すことなく登りセクションに入れた。
できるだけ良い路面&最短距離を選びながら登りタイトコーナーをクリアしていく。
とにかく、アクセルはゆるめない。
頂上から下りセクションに。マシンがバウンドする。
どこかに飛んでいきそうな怖さがこみ上げるが、リズムが小気味良く、自信をもってコーナーに突入できる。
冬の練習の効果だと思うが、とにかく荷重をのせて態勢をつくっていればヴィヴィオは曲がってくれる自信はある。
フィニッシュ!!3分25秒。
後続のタイムはまだわからないが、負けていないはず。自信はある。ただ、5秒差をひっくり返せたかはわからない。
TCを出て、少し広い場所で#21を待つ。
#21が来た。何か言っている。
「6秒差で負けた~」
やった!!大逆転勝利だ!!
我ながら会心の勝利!!
今回の優勝で、シリーズポイント20点を獲得して、2位と25点差となり、最終戦を残してシリーズチャンピオンも決定!!
ラリーをはじめて4年目。ようやくだ。
ダートラでインプレッサを横転させてヴィヴィオと出会い、スズマサ師匠のひとことでラリーに出るようになり…。
なにがキッカケかわからないが、とにかくひとつ結果を残すことができたのは素直にうれしい。
これで、来シーズンは、一つ上のステップにチャレンジすることが決まった。
マシンは、もちろんヴィヴィオだ。
たぶん現状では勝つことはできないだろう。
でも、背伸びをせず、自分のできる範囲で長く続けていくことを考えると、少なくとも来年はヴィヴィオなのである。
あと、ヴィヴィオの乗り方が少し分かってきた気がするのも理由だ。
これからも頑張るぞ!!