大府市議会議員 たかばとくこ の日々

2007年、政治の素人が議会に飛び込んでみました。

視察後の意見交換・建設消防委員会で電子黒板活用の試行

2014-10-29 15:32:38 | 議会

視察とは形式だけで、議員サマが税金使って物見遊山、と思い込まれ批判されがちな、議員の行政視察。
大府市議会の常任委員会では、2泊3日で、1日1か所は必ず視察すること(=移動だけで1日を使わないこと)、としていますが、行程上可能であれば1日に2か所組み立てることもしばしばです。
報告書も、参加した委員全員が書いて提出し、他の委員会に所属する議員に対しては、全員協議会での報告で共有することにしています。
と、ここまでが2年前までの状態ですが、昨年度からは更に、委員全員で視察の所感を共有し、大府市に反映すべきはどういう点か、の意見交換をすることにしています。

建設消防委員会では、委員間の協議の場で電子黒板を活用する試行にも取り組んでおり、視察後の意見交換もこの写真のようなスタイルで行いました。
各委員から提出された報告書を表示しながら、黒板横のマイクスタンドのマイクを使って、全員が順に報告をしました。マイクが必要なのは、音声記録を取るためです。議会における委員会の話し合いでは、自席に着席したまま、マイクシステムをオンにして発言しますから、黒板脇に立ってプレゼン形式で全員が発表すること自体、大府市議会初の試みでした。
報告書の中から、特にコメント残したい点をプレゼンし、表示された報告書にアンダーライン表示させていきました。

その後、全員が自席で、挙手によるランダムな意見交換を行いました。パワーポイントで記録用シートを用意してあり、それぞれの発言の要点を聞き書きしていきました。記録と表示の操作は、今回は事務局職員が行いました。

事前に紙資料で、全員の報告書は全員に配布されていましたので、それに加えて、記録したパワーポイントを印刷して、全委員に配布し、本日の議論の結果を紙資料としても共有しました。

神奈川県逗子市の下水道ビジョン、埼玉県三郷市の消防団活動、埼玉県上尾市と深谷市の近郊農業の活性化と耕作放棄地対策の取り組み、と4か所の視察でしたが、短時間に良い共有と意見交換ができたと思います。

こうした電子機器は、高齢の方が多い議会という場では馴染みにくいかなあという先入観もあるかもしれませんが、試行して2回目の委員協議会、今のところ諸先輩方にも概ね好評のようです。
税金で高額な機器を購入させていただいたのですから、活用していかないといけません。道具に振り回されるということでなく、本当に便利に使うということで。今後も試行を重ねていきます。


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