大府市議会議員 たかばとくこ の日々

2007年、政治の素人が議会に飛び込んでみました。

議論できる議会へささやかな一歩「会派代表でなくても議案提出者に」

2012-02-20 22:34:34 | 議会改革
 議員提出議案の提案者は会派の代表者
 という申し合わせのあった大府市議会。議会運営委員会で見直し案が承認されました。これにより、会派代表者でなくとも提案者になることができるようになり、その提案にずっと携わりよく理解している議員、思いのある議員が提案者になれることになります。
 会派内の合意、会派間の合意があってこそ議案提出できるのだから会派代表が提案者になればよい、かのように見えますが、提案者は議案説明と質疑に対する答弁を行います。経過報告だけ受けて登壇する会派代表より、ずっと関わってきた議員のほうが的確に説明・答弁できるのは明白です。
 議員提案といっても、条例を作って提案したのは1回のみ、あとは意見書・決議・請願の紹介に留まる大府市議会ですが、活発に政策提案する時代のために、先んじて見直しがされたと歓迎しています。
 
 この見直しは特別委員会でされたものではなく、会派代表者会議で議長・事務局から提案の取り扱いについて議題に出され、全会派合意で議運提出→承認されたものです。会派代表者会議は非公開の調整の場という位置づけで、そこで諮りそのまま議会運営委員会に提出できるのは、フットワークが軽いといえばそうですが、無会派(一人会派)を経験してきた私としてはすこし違和感が残らなくもありません。会派に属さない一人会派議員は、議会運営委員会の委員になることもないので、議会全体のとりきめに関することであってもまったく意見を問われず決定事項になってから知ることになります。
 全員協議会(全議員参加・一般傍聴可)で意見を聞くか、せめて会派代表者会議でこう相談がまとまったので次回の議会運営委員会で議題にしますよ、と一人会派議員に予め伝えて欲しい、いうのが本音ではあります。
 現時点ではそのすこしの違和感より、一歩一歩改善される実を取ることを受容している、という感じではありますが、現在自分が会派所属であるからと、一人会派の不便に思い至らないようなことのないように捉えていきたいと思っています。

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