大府市議会議員 たかばとくこ の日々

2007年、政治の素人が議会に飛び込んでみました。

大府公民館まつり 地域のことを考える

2010-10-03 23:53:03 | 未分類
昨日10月2日、今日3日は、大府公民館まつりでした。

私はもともと、地域で何か活動していて「推されて」議員になったわけではありません。

地域で誰か議員がおらんと(注・「おらんと」ってのは方言で、「居ないと」と読んでください)地域のお願いごとを役所が聞いてくれんでね(標準語訳「聞いてくれんで」→「聞いてくれないから」)
誰か地域で議員さんになってもらわんと(訳:「もらわんと」→「もらわないと」)

という「市議会議員は地域代表」の感覚が強いのか、学校・保育園行事や公民館・地区の行事には、住所地の議員が招かれます。
私は大府公民館、大府小学校、大府中学校、大府保育園の行事のご案内を頂戴します。
冒頭に書いたように、もともと地域で何かと引き受けて地域の信頼があって推されて議員になる という経過を踏んでいない私は、
地域の行事に呼んでいただいても、どこか申し訳なさがありました。
私は何も地域に貢献するようなことをしていないのに、来賓として扱われることに恐縮してしまう。
かといって、「ぜひお越しください」とお声がけいただいているのに、相手にしないが如く出席しないのも失礼に思われて、「いつも地域のことは何もできていなくてお世話になるばかりですみません」と言いながら出席させていただいてきました。

この感覚は4年目になっても抱いているのですが、「他所からきたお客さん」状態で来賓としてお伺いしていても、だんだんにお顔がわかるようになってきました。
このところ、同業者やNPOなど社会事業系の方々と同席し、市域をとびこえていろいろな活動をするようになり、だんだんに、自分の住むまち、自分の住む地域でも、何かしたくなってきました。
あちこちの自治体を見て、いろいろな人と場所と関わって、自分のまちの魅力がわかってきた感じもします。

「時間があるようだったら、こういう活動を一緒にやってみませんか」
「今はまだ駆け足で余裕がないでしょう。もう少し年をとって落ち着いてからでも、追々(地域のことは)やってくれればいいんだよ」
「現役で走っているときは自分も地域のことは何もできなかった、これからだよ」
公民館まつりの会場で、だんだん声をかけてもらえるようになって、「地域のことがやれると思ったらいつでもおいで、待ってるよ」と大きな懐で待っていてくれるような暖かさを感じました。

票集めのためにやるのは楽しくない。
地域に顔を売るためにやるのは楽しくない。
当たり前に暮らす市民として、そこに住む一人として、こういう「地域を支える人たち」に敬意を持って、
いつか、お手伝いする側にまわろう、と思った今からなら、きっと楽しくできる。
今は、ちょっとこれ以上掛け持ちできないから、どれも中途半端にしないために、今乗りかかっていることをやるけど。
そう遠くないうちに、地域にも「自分から」一歩近づこう、と思いました。


さて、公民館まつりでは、
普段、公民館を活動場所としている市民サークル(社会教育団体)の作品発表とか、
子ども会単位で出展する子どもの絵の作品展示。
婦人会や子ども会、学校PTAのみなさんの、食品バザー。
地元の野菜の即売市。
鉄道模型をコレクションしている地域の方が、区役場の集会室に大きなレールを作って、鉄道模型の運転体験をさせてくれたり。
小学校PTAの焼き鳥テントでは、校長先生がエプロン姿で焼き鳥を焼いていました。エプロンがとってもお似合いでした^^
大府市内で一番人口が多く、都市化が進んでいる地域で、顔の見える交流の時間が流れていました。


大府市では、9つの公民館があります。
現在はコミュニティ会館ではなく、教育委員会所管の生涯学習施設として位置づけられています。
市内全域であちこちに公民館がある、児童老人福祉センターがある、というのは活動場所に恵まれているほうらしいです。ここまで整備されていない市町もあると聞いています。
(一方で、これでもかこれでもかとハコモノ行政で活動場所づくりと称し建てまくっている自治体もあるらしいです)
市内だけ見ていると、これが「恵まれた状況」だとなかなか認識されません。
生涯学習や社会教育についてはいろいろ議論のあるところで、私も思うところありますが、
地域のみなさんの活動ぶりを拝見するのは、とっても楽しく、みなさまを頼もしく感じる次第です。
せっかくある施設を、いかに有効に、みなさんのお役にたててもらうか。使いたおしていただくか。

そんな10月最初の週末でした。



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