マクダルが住む大角咀では、明るい未来のための都市再開発が進み
古い建物がどんどん壊され、マクダルの通う春田花花幼稚園も取り壊しの対象になっていた。
めまぐるしく変わる世の中で、母親のミセス・マク(呉君如)は将来のために保険に入り
米ドルと金とトイレットペーパーを買いだめする。
しかし、そんな彼女は新たな問題に直面していた。息子の”貧乏ゆすり”だ。
マクダルの貧乏ゆすり改善に努めるミセス・マクは、今はいない夫マクビン(劉徳華)
またの名を”パイナップルパン王子” の物語をマクダルに話し始める。
父親の話を聞いたマクダルは・・・。そして春田花花幼稚園の運命は・・・。
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香港でマクダルのグッズ専門店を見た時は「なんじゃ?このブサイクキャラは…」
と、「カワイイ」の基準が違いすぎて、半ば唖然。
香港のアニメを見るコトは絶対ないわ!なんて決めてかかっていたんですけど
『声の出演:アンディ・ラウ 』の文字に、あっさり、方針転換(笑)
香港版DVDを買っちゃいました
平面的な子ブタちゃんたちとは違い、街並などの背景は写真と見まがうほどリアル。
そして、香港では当たり前なんだろうけど、日本の価値観じゃ
子供向けアニメとは思えないほどシュール。
ママの買い物カゴからは「今夜のおかず」になるであろう
「生きたニワトリ」が首を出してるし。
風水のいい、将来建てる「お墓の場所」へママとピクニック。行くか?フツウ・・・><
そこでマクダルがおいしそうに食べる鶏はもちろん「頭付き」・・・
幼稚園で教えることも処世術というか、自分の主張を通す術で
「注文した料理はまだか!」「今、持っていきます!」
「ウソつくな!来ないならキャンセルだ!」「すぐです、すぐです!」などと
園児みんながかわいらしく、声をそろえて練習(笑)
香港人らしいバイタリティを見せつけられます。
ママが話し出したパイナップルパン王子の物語のラストも
「愚かな王子は、愚かなオヤジになりました」ですよ!
見終わって、なんだか切なくなるのです・・・
さらに広東語では、かなりエゲつない台詞を言ってるみたいなんですけど
字幕や吹き替えでは、そのへんか~な~り抑えられてるらしいです。
あまりの早口に、私の広東語理解力では半分も聴き取れず、
けっきょく字幕頼りになってしまったコトが悔やまれました・・・><
病院でのママ(呉君如)と医師(黄秋生)、茶餐廳でのママと食堂のオヤジ(黄秋生)の
早口の掛け合いを理解できたら、めちゃめちゃ面白そうなんですも~ん!
そして、忘れちゃいけないパパ役の華仔。
フツウの映画では声など意識せず、ひたすら美しいお顔に釘付けなんすけど
声だけでも、充分うっとりなのでした~