オリーブ油の成分が大動脈解離を抑える
https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/2007/22/news019.html
東京大学は2020年7月8日、血管内皮細胞から分泌する脂質分解酵素がオレイン酸を作り出し、大動脈解離を抑えることを明らかにしたと発表した。同大学大学院医学系研究科 教授の村上誠氏らと山梨大学の研究チーム
オレイン酸を主成分とするオリーブ油を使った地中海食が動脈疾患の予防に役立つといわれるが、その分子基盤は不明であった。また、大動脈解離には簡便な動物モデルが存在せず、発症機序はほとんど解明されていなかった。今回の研究成果は、大動脈解離の新規予防や治療法の開発につながることが期待される。