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気がつけば思い出Ⅱ

日々の忙しさの中でフッと気がついた時はもう
そのまま流れていってしまう思い出!
それを一瞬でも残せたらと...。

犬ふぐりを詠んだ母の句

2020年03月08日 | 伊代の俳句

土の香が似合ふ女よ犬ふぐり

これを読んだだけでは正直いって、母は何をこの句に詠んだのだろうか?と、

あまり読み解くことができなかったので、Wikipediaなどで 【犬ふぐり】 を調べてみた。

 春が待ち遠しい季節に路傍や畑の畦道などに咲く花。季語は初春。

※種の形が雄犬のフグリ(陰嚢)に似ているところからそう呼ばれている。

※別名に 【ひょうたん草】 【星の瞳】などがある。

 可憐な小さな花なので、私は 【星の瞳】 の呼び方がいいなあ~。

※日本の自生種は淡紅色(すでに絶滅危惧種で最近はあまり見かけることはない)

※今よく見かけるのは帰化種で空色 【オオイヌフグリ】 と呼ばれる。

※花言葉は 「忠実、信頼、清らか、神聖」 。

こうして調べて見るとなんだか解かるような気がした。

母が似合うと読んでいる。ふと思い出した小説があった。

それは山本有三の 『路傍の石』

2歳で父を亡くしている母は、あの小説の主人公のように、

学業成績は良かったのに、進学への道を経済的に閉ざされた

(私もその事は幼い頃よくに聞いている)。

その思いを畦道に咲いている犬ふぐりに重ねて詠んだのではないだろうか。

「小さくともいい、土の香りのする畦道でもいい、こんなに綺麗に咲いているんだから」

この思いは母の人生に(そして句にも)一貫として流れているような気がする。

母の詠んだ犬ふぐりは淡い紅色だったのか、空色だったのか?

ピンク色の絶滅危惧種が実家の近くにあったのだろうか?

できることならば、お空の母に聞いてみたい。

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ナラが居なくなってから~こんなものが増えた (*^ヮ^*)

2020年03月03日 | ナラ

抱き枕のくまさん

見つめるわんこ(ホームズ風)

ネックレスをしたアルパカ

背もたれくまさん

パンダ風足温器

以前、私はこのようなもの(お人形とかぬいぐるみの類)にあまり興味がなく、もちろん持っていなかった。

息子たちも車や機械的なおもちゃ類が多かったような気がする。あまり記憶がない。

唯一思い出すのは、次男が生まれた頃、長男がなかなか離さなかった緑色の恐竜のぬいぐるみくらいだろうか?。

あの恐竜は弟の世話に忙しい私をみていて、甘えることを控えていた兄の支えだったのかもしれない。

ペットロスの私はこれらに支えられているようだ

端からみると古稀近いばーばが 「なんだかねえ~」 でしょうけれど。

家族も何も言わない。優しい。

まあ現実的には、仕事があって孫たちが居るおかげだと思っているけれど。

ナラが居なくなって5年が過ぎた。

以前はお仕事中の盲導犬でさえ見るとだった私も、

この頃やっとラブラドールに擦れ違っても、涙せずに通り過ぎることができるようになった。

お友達だったゴールデンのサラちゃんと同じ名前のワンちゃんのブログをフォローをさせてもらった。

散歩の様子など見てナラを思い出しても微笑ましく見ることができるようになった。

キッチンで隣りの椅子に座っているナラ

見つめているのは食べ物です

ソファーで私を見ているナラ

早く散歩に行こうよとおねだり

今日は7月半ばで退職することになった私の有給休暇消化日。

(かなり残っているので毎週火曜日を休み、消化することになっている。)

そして、コロナウイルス関係(報道がされまくっているのでみな周知)で今日から休校になった小学生の孫たちも家にいて、先月半ばからリモートワークになっている息子と、4人在宅。

夫とママが仕事に出ている。外はぽかぽかと暖かい良いお天気。

なのに、籠りの1日が過ぎようとしています。

 

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