※写真/photolibrary
『俳句生活』は「通販生活」の俳句投稿コーナーで、選者は夏井いつき先生です。
入選句は(天・地/人/佳作)に分かれています。
10月の兼題:季語【後の月(のちのつき)】秋/天文
傍題➜十三夜(じふさんや)・名残の月(なごりのつき)・豆名月(まめめいげつ)・栗名月
※俳句歳時記
旧暦九月十三日の夜の月。名月に対して後の月という。
吹く風ももう肌寒く感じられるころで、華やかな名月とは違い、もの寂びた趣きがある。
枝豆や栗などを供えて祀る。
🔶中秋の名月か後の月のどちらかしか見ないことを片見月(片月見)という。
例句:【川音の町へ出づるや後の月/千代女】
妹の句:【三人中一人は味方後の月】(人)選
妹に、句意を聞いてみました。
若い時、職場や対人関係の愚痴をこぼすと、母に「人はいろいろだけれど3人いれば、敵・無関心・味方…一人は味方がいるはずだから…」
とよく言われていたので…
後の月は十五夜の陰でかけた月、弱々しい月なので「味方はいるよ」って言いたかったらしい。
私の句:【過ぐる日を闇間に措いて後の月】(佳作)選
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私の句意
過去は暗闇の中に措いて(それはさておきの措く)今は月見しよう…ちょっと欠けているけれど…
次の兼題は【河豚(ふぐ)】(時候/三秋・分類/動物)です。