気がつけば思い出Ⅱ

日々の忙しさの中でフッと気がついた時はもう
そのまま流れていってしまう思い出!
それを一瞬でも残せたらと...。

そろりとろり俳句の道(19)~後の月

2023年12月12日 | そろりとろり俳句の道

※写真/photolibrary

『俳句生活』は「通販生活」の俳句投稿コーナーで、選者は夏井いつき先生です。

入選句は(天・地/人/佳作)に分かれています。

10月の兼題:季語【後の月(のちのつき)】秋/天文

傍題➜十三夜(じふさんや)・名残の月(なごりのつき)・豆名月(まめめいげつ)・栗名月

※俳句歳時記

旧暦九月十三日の夜の月。名月に対して後の月という。

吹く風ももう肌寒く感じられるころで、華やかな名月とは違い、もの寂びた趣きがある。

枝豆や栗などを供えて祀る。

🔶中秋の名月か後の月のどちらかしか見ないことを片見月(片月見)という。

例句:【川音の町へ出づるや後の月/千代女】

     

妹の句:【三人中一人は味方後の月】(人)選

妹に、句意を聞いてみました。

若い時、職場や対人関係の愚痴をこぼすと、母に「人はいろいろだけれど3人いれば、敵・無関心・味方…一人は味方がいるはずだから…

とよく言われていたので…

後の月は十五夜の陰でかけた月、弱々しい月なので「味方はいるよ」って言いたかったらしい。

私の句:【過ぐる日を闇間に措いて後の月】(佳作)選

※写真/photolibrary

私の句意

過去は暗闇の中に措いて(それはさておきの措く)今は月見しよう…ちょっと欠けているけれど…

次の兼題は【河豚(ふぐ)】(時候/三秋・分類/動物)です。

またしても難しいです。

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