枯れ蟷螂隠れきれずに居直りぬ
季語【蟷螂枯る/たうらうかる】(冬)
蟷螂を植物のように枯れると見立てた季語。
カマキリには最初から緑色と褐色のものがあって、色は変化しない。
したがって、「蟷螂枯る」という季語は事実には反するが、季節感を感じさせる言葉として、今も使われている。※俳句歳時記
茶色のカマキリが黄色い菊の葉の上にいた。
私の気配を感じたそのカマキリが「で…何か?」と言っているような感じがした。
母が「枯れ蟷螂」という季語で詠んでいたのを思い出し、私も詠んでみた。
🔗【枯れ蟷螂】を詠んだ母の句
こちらはユリウスの葉の上にいた緑色のカマキリで、保護色?
隠れていたわけではないのだろうけれどが、「あっ!こんなところに!」と、見つけた私もびっくりした。
実際は睨んだわけでもないのだろうけれど・・・ちょっと怖かった。
【蟷螂を怒らせまいとそのままに 喜代】
🔗【蟷螂】を詠った母の句
【蟷螂(たうらう): 鎌切・斧虫(をのむし)いぼむしり】は➡ 秋の季語
【蟷螂生る】は➡ 夏の季語