気がつけば思い出Ⅱ

日々の忙しさの中でフッと気がついた時はもう
そのまま流れていってしまう思い出!
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俳句🖊10~三椏の花(山登り)

2022年04月09日 | 喜代の俳句

三椏の花を背にして登りけり

季語:三椏の花(春)

ジンチョウゲ科の落葉低木の花で、中国原産。高さは二メートルぐらい。

葉の出る前に黄色い花が三叉に別れた枝の先にびっしりと咲く。樹皮は和紙の原料として用いられる。

※俳句歳時記/角川学芸出版

3月中旬、伊勢原大山参りの途中で、三椏の花の咲いている場所を通った。

阿夫利神社下社までだったけれど、何十年ぶりかの山登りで、疲れて果てた頃に、その黄色い無数の花に出合った。

傍で写真を撮っていた人に「三椏は和紙の原料になるので、この辺りには多く植えられている」と教わった。

柔らかい黄色の三椏の花は、私にまた登り続ける力を与えてくれた…背を押してくれた…ように思えた。

そんな思いの一句

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