てのひらに程よく育った青梅
2月13日にはこんなにきれいな花盛り。庭に16年前に植えた南高梅の2本の木。5月24日には梅の実が鈴なり。毎年「梅干」つくりベテランのMasaちゃん、Makiさんがこの実でおいしい梅干しを作ってくださる。
(2月13日)
実が固くしまり果肉は厚く、粒もやや太め。傷もなく緑できれいな梅が鈴なりです。(5月24日)
以下はKatsuさんのこだわり
大切にしている参考文献は
婦人生活「梅干し・梅酒・梅クッキング」
ずいぶん古いものです
梅酒作りの秘訣
数年先のまろやかなおいしさを楽しみに、仕込みは慎重にすすめます。
青梅選びは慎重に
梅は実が固くしまり、傷のないものを選んでよく水洗いし、竹ぐしなどでへたをとり除き、お酒が痛まないように水分を充分にふき取ってから使います。
砂糖は好みに合わせて
好みによりますが砂糖は控え目にしたほうが、さらりとした飲み口のおいしいお酒になります。辛口派なら、梅1㎏に対して氷砂糖200~300㌘にしてもよいでしょう。
容器は口が密封できるもの
容器は熱湯で洗い、さかさにしてよく乾かしてから使います。ふたは口が密封できる、ねじぶた式のものが理想です。
成熟期間は長いほどいい
3ヶ月くらいから飲めますが、ほんとうのおいしさは1年以上たってからです。ねかせばねかすほど、丸みとコクが出てきておいしい梅酒になります。
梅は途中でピックアップ
梅を入れっぱなしにしておくと、お酒が濁ってしまうので、タイミングよく取り出すことが大切です。1年たったら取り出し、酒だけこして保存します。
材料
砂糖の分量は自分流にアレンジを。純度の高い氷砂糖が理想的
●梅は梅雨に入る前の、粒のそろった傷のない実の固くしまったもので、緑の鮮やかなものを用意します。悪い梅は苦みが出て風味がおちます、熟しすぎたものは果肉がくずれて酒が濁りやすくなります。
●砂糖は氷砂糖、白ザラメ、グラニュー糖、蜂蜜、と何種かありますが、特に氷砂糖がよいのは氷砂糖が液に溶けるテンポと梅の成分が液に浸透するテンポがよく合ってまろやかな味に仕上がるためです。
●砂糖の量は好みですが、果実酒に砂糖をまったくいれないと熟成しないので、最低200から300㌘の砂糖は加えるようにしてください。
●アルコール分は好みのもので構いませんがおなじみのホワイトリカー35度がいちばん手頃です。
●材料を入れたら蓋をきちんと閉めて温度変化の少ない冷暗所に保存します。
①青梅2kg
②ホワイトリカー(35度)1,8㍑×2本
③氷砂糖1kg×2袋(1~2kg)
丁寧に水洗い
梅のへたを竹ぐしで
①梅酒の梅はあく抜きの必要はありませんが、丁寧に水洗いして汚れを落とし、のこったへたの部分は竹ぐしの先でくりぬくようにしてとりのぞきます。
水気はしっかり拭きます
②ざるに並べて水気をきります。さらに水気が残っていると、お酒がいたみやすいので乾いたふきんで水気を充分に拭き取ります。
氷砂糖と梅を交互に入れて
③口の密封できるガラスの保存瓶(ねじぶた式のものが理想)の中をよく乾かしてから、梅、氷砂糖を交互に入れていきます。
ホワイトリカーを注ぎます
④梅と砂糖を全部いれおえたら、35度のホワイトリカーを静かに注いで、きちんと蓋をし、温度変化の少ない冷暗所の保存します。
この梅酒もすでに17日経過
katsuさんは保管庫の瓶をゆすっていた。
氷砂糖がほとんど溶けていたようです。