父が癌になって、父が癌と向き合う様を見て、感じたことがある。
癌が発覚したときは本当に衝撃を受けていた父。
それは事実。
なのに、それを乗り越えて
強い精神力で癌と闘ってきた。闘っている。
父のあの強さはどこから来るのだろうか?
ということ。
そして父との会話を重ね、感じたことは、
父はいつも「近い将来の夢や希望や目標を持っている」
ということ。
もちろん、これまでの生きざま、得てきた経験、
そういったものが土台にあってのことですが。
そんな父に支えられ、励まされてきたし、
実感をもって学んだ。
私は今、特別支援学校の教員をしている。
命と向き合う子と、日々、生活している。
その子が、今を生き、
その子の命を輝かせるために大切なことは何だろう。
そのことについて考え、行き着いたのが、
「近い将来に夢、目標、希望を持って生きること」
父の生き方そのものだった。
これまで、多くの子どもたちの死と向き合ってきた。
初めて死と出会ったときに感じたのは、
この職を目指し全うすることへの疑問。
それでもやはり、目指し続けたい私の夢だった。
でも、当時の、「今のまま」ではいけないんだ、
「では、何をどう?」
そのときの自分が行き着いたのは、
「今を精一杯生きる」こと。
それからさらに、
5年くらいの時が過ぎ、
「今を精一杯生きること」の意味を
父に学ぶ。
その子は今、自己の目標を持ち、
希望を持って生きている。
そんな彼女は輝いている。
父から学んだこと。
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