ただのおじさんの「フルス フルス フルス」    ………フルス(葫芦絲)は中国雲南省生まれのひょうたん笛です………

まろやかな音色のフルスに一目(耳)惚れした「ただのおじ」さんが日本でフルスを普及させようと一念発起。はてさて………。

レコード大賞

2010年03月14日 | 日本フルス普及会
この記事の原本はずっと以前書いていたものだが、掲載が遅れてしまった。長崎演奏旅行の記事の途中であるが、これ以上伸ばすと時機を逸するので、差し挟むことにした。

学生時代以来の親友からメールが来た。教職員等をのぞいて音楽を専門とする職業に就いている唯一の友人だ。大手のレコード会社のCD制作のチーフディレクターをしている。彼には何かとお世話になるかもしれないと、日本フルス普及会の協力者になってもらっている。といっても、フルスの音色も知らないで協力者はなかろうと、東京に行った機会に当会会員で演奏家である珊さんにフルスを吹いてもらい、その音色を聴いてもらう会をしたことがある。彼はフルスの音色を聴き、なるほどいい音色だ。ときがくれば協力できるだろうと言ってくれた。私も今どうの、ということは言わない。必ず、そのときが来ると信じて、ただ、普及活動をしているだけである。
ところで、メールの内容は彼が企画した「CD集がレコード大賞企画賞に輝いた。うれしいよ。」というのである。ネットで調べてみるとレコード大賞企画賞は「独創的な企画意図をもって製作され、それによって成果を上げ、大衆音楽に大きな貢献をした『作品』(ミュージックビデオを含む)に贈る。」とある。そして、昨年末の企画賞として「生誕100年記念 国民的作曲家 古関裕而全集 -長崎の鐘・君の名は・栄冠は君に輝く-」が賞を受けたというのだ。
思えば、この賞はCD制作の仕事をしている人にとってはこれ以上の賞はないのではなかろうか。長年の努力の結果が実を結んだものだと思う。心から、祝意を表したい。また、フルス普及会が彼にお世話になる機会があることもまた心から願っているものである。