ちびもかの裏庭(乳がんとかヘルニアとか痔とか)

腰椎椎間板ヘルニアを手術。
その後、乳がん発覚。
非浸潤性乳がんの全摘&自家組織で同時再建。
痔の手術も経験。

手術当日

2016-04-02 18:13:05 | 乳がん手術と同時再建
朝6時。起床後まもなく、脱水予防の為のポカリ風味の保水液を渡され、紙パック×2飲む。ここから絶水。

8時には手術着に着替え、前日に渡されていた血栓予防の為の弾性ストッキングを履く。

この弾性ストッキング、事前に調べてて「どんなもんじゃろな~?」と思ってた。実物見た事無かったし。

ストッキングという名だが、実際履いたらメディ○ュットのような着圧ハイソックスでした。

それから、病院によってはT字帯を下着代わりに着用する所もあるそうだが、S大病院は自前のパンツでOKでした。

で、手術室に行く際の手荷物として「代えのパンツ、500mlペットの水&ストロー、腹帯、ブレストケアブラ、歯ブラシ、ティッシュ」などをひとまとめにして準備。

それを持って看護師さんと一緒に手術室まで歩いて移動です。

8時半にはダンナも到着。手術室に行くエレベーター前までのお見送り。

「んじゃ行ってくんね。待ち時間長いけど頑張ってね~、わりぃね!」「おぅ。頑張れ~!」とライトな会話(笑)

手術室に到着。手荷物を看護師さんに預け横になります。

背中に硬膜外麻酔のラインを入れる。横向きになり背中に針をブスリ・・・

「ちょっと痛みと変な感覚でしょうが頑張って下さいね~」

うは、確かに奇妙な感覚。背中の皮と骨の間を長い虫が上に向かって這っていくような。ちょっと痛いし

いででで、と思ったので、対抗すべく腹筋に力を入れてみた。背中を押し返すイメージでね。

すると、あらま。少しラク。ふんっ!と乗り切ります。

背中から細い管入れて首の下からビョンって出るんですよ~。奇妙(笑)

それから腕に注射&酸素マスクにて麻酔。覚えていられるのは3秒まで。・・・で、落ちました。



麻酔から目覚めて最初に聞こえて来たのはダンナの声。

「リンパ大丈夫だったってよ~」

・・・あぁ、センチネル結果でリンパ郭清は回避できたのか。良かった。・・・ぼんやり頭の中で理解する。

で、恐れていた吐き気が全く無い!!

・・・のは良かったのだが、その代わりに「とにかく寒い!!!!」

寒くて寒くて、震えが止まらんのです。


ベッドごとガックンガックン揺れて震える私を見て、ダンナは

「エクソシストみたいだなー。動画に撮っておきたいなー」と思ったそうです(笑)

うん、それは私も見たかったわ。

手術室から出てきて「無事に終わりましたよ」と医師から言われたダンナ。

目の前にはエクソシストな私。

「・・・・・・無事?・・・なんだぁ。これでねぇ」とも思ったらしい。

とにかく寒くて震えたけど、吐き気一切無しとは。麻酔科医すご腕です。


乳房切除に1時間半くらい?再建に12時間超。朝8時半に手術室に入り、出て来たのは夜10時だったそうです。

約14時間の長丁場、ひたすら待ち続けたダンナは、これにて帰宅。

手術してくれた医師&看護師さん達。大人数のチームで臨んでくれました。有難うございます。


ここからICU・・・というか術後管理室ですね。にて、まずは24時間は細かくチェック。

再建箇所の壊死の可能性が一番高いのは、術後24時間。

ここを乗り切らないといけないのです。

まだ飲水はできません。

両脚に弾性ストッキング。その上からエアーポンプを履かされ自動でマッサージされてます。

腹帯は、いつの間にか装着されている。

ブレストケアブラは・・着けてない。でっかいガーゼが当ててある。

下半身はゴワゴワしてる。いつの間にかの紙オムツ装着済。

仰向けのまま動けない為、後で確認したところ

・背中の硬膜外麻酔の管→そのまま痛み止め

・股間に導尿カテーテルの管

・左手首に点滴針&管

・再建した右胸にドレーンの管2本

・切り取って縫った腹にドレーン管2本

合計7本の管でお祭り状態だった模様。


とにかく眠くてひたすら眠り続ける私。数時間ごとかな?看護師さんが胸の血流チェック。

患部を見て色を確認。ドップラーという装置で血流音を聞いて確認。


夜中なのか昼なのか?ぼんやり夢うつつの中、昏々と眠り続けて手術当日を終えたのでした。